気になるバイクをピックアップ!vol.2
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
前回ご好評を頂きましたER-5から早くも2回目!
今回も、なかなかお目にかかれないバイクに乗ってお客様が遊びに来てくださいましたのでご紹介します。
【カワサキ・KR250/レッドバロン京都北のお客様】
こちらのバイクは2スト250のニンジャ!
キャッチフレーズは「脈動するレーシングスピリット、待望のオン・ロードチャンプ」
このバイクの乗り味の特徴は、カワサキが採用していたロータリーバルブにリードバルブを組み合わせたRRIS(ロータリー&リードバルブインテークシステム)のおかげで、2ストなのに低速の粘りがあり、中高速回転域でのシャープな吹け上がりが特徴。
この当時のホンダはV3、ヤマハ・スズキはパラレルツインを選んでいました。
そんな中、カワサキはストリートモデルでは世界初の前後直列2気筒(二つのシリンダーを前後に配置するエンジン設計)を採用し、こうすることで単気筒なみのエンジン幅にでき、上の写真のように空気抵抗が少ないスマートな車体になっています。
そして理論上は一次振動がゼロという独創的な設計が魅力♪
そしてなんとなくGPZ900Rの臭いがするなぁと思われる方もいらっしゃるかと思います。
ちょうど84年は同じ開発時期なので当然なのです。
なので普通のバイクと違い、キャブもこんな配置だったり...
プリロード調整のダイヤルがこんなとこにあったり...
カウルの右側にはこんなメンテナンスハッチ(冷却水用)があったりします(笑)
メーター周りはというと180kmのフルスケールメーターに、10500rpmからレッドゾーンというタコメーターが奢られており、とてもレーシー!
ホイールは当時流行の前16インチ・後18インチで、フロントフォークにはアンチノーズダイブ機構を備え...
リアはスタビライザー付きのアルミスイングアームや、ボトムリンク式水冷ユニトラックサスペンションなども採用!
KR250の後ろ周りの特徴は、特徴的な右側に上下離れたマフラーが非対称に配置されているフォルムと...
丸一灯のテールランプ。
と、80年代に細部に渡り強烈な個性を放ったスポーツバイクです。
【スペック】
最高出力:45PS/10000rpm
最大トルク:3.7kgm/8000rpm
乾燥重量:133kg
今回取材させて頂いたレベルのKR250はあまり見る事が出来なくなってしまいましたが、スペックを見てもらえれば判る通り、軽量でパワフルなとても楽しいバイクです。
もしお近くのレッドバロンの店頭で見かけることがあればぜひ跨ってみて下さいね。
きっと欲しくなりますよ(笑)
今回はここまで!次回もお楽しみに。