気になるバイクをピックアップ!vol.7
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日はお色気たっぷり♥イタリアのべっぴんさんなバイクをご紹介します!
ご紹介するバイクの名前はMVアグスタの「ドラッグスター」
この名前の由来は諸説ありますが、アメリカ発祥のドラッグレースが発祥でオープンホイールカーの規格の名前にも使われています。
ドラッグという言葉には引っ張るという意味があり、そこから引っ張られるように加速していく感覚を言葉にしたものだそうです。
ヤマハのドラッグスター(アメリカン)や倒産してしまったイタルジェット社のドラッグスター(スクーター)の名前にもなっており、どちらのバイクも華麗で美人なバイクですよね。
ヤマハの場合はロー&ロングな車体のイメージを、イタルジェット社の場合は加速感のイメージで名づけられていると思うのですが、今回のMVアグスタのドラッグスターは果たして...
【MVアグスタ・DRAGSTER800RR/レッドバロン知立 ツーリングチームのお客様】
この車両はMVアグスタがリリースしたブルターレ800のメーカーカスタムされた派生モデル。
F3 800と同じく1気筒につきツインインジェクターを採用し、今回はヴァージョンアップしたMVICS2.0(MOTOR&VEHICLE INTEGRATED CONTROL SYSTEM)やスリッパ―クラッチに8段階に調整可能なトラクションコントロールが搭載されたTRE PISTONI(3気筒)エンジンのネイキッドモデル。
【日本仕様スペック】
最高出力:105PS/9000rpm
最高トルク:8.3㎏-m
タンク容量:16.6L
装備重量:184㎏(乾燥重量:164㎏)
足回りは赤いアウターチューブが特徴的なDLC(ダイアモンドライクカーボン)コーティングされたマルゾッキ製のフロントフォークが装着されており、驚くべきはインナーチューブ!
なんとアルミ製だそうです。
一部のトライアル車やレーサーで採用されているのは聞いたことはありますが、市販ロードモデルでは聞いたことがない贅沢なフォークが採用されていました。
そしてブレーキング時の後輪のリフトを緩和するRLM(リアホイールリフトアップミディゲーション)機能がついたボッシュ製ABSとラジアルマウントされたブレンボ4ピストンキャリパーが装備され、流石はイタリア車!
走りの装備に抜かりはありません。
リアサスペンションはフルアジャスタブル仕様のザックス製が奢られ...
足元には圧倒的な存在感を示すホイールは専用設計の片持ちスポークホイール!
通常のブルターレ800が180幅のタイヤを履いているのに対し、200サイズを装着するために6.00インチ幅のワイドリム仕様!
スポークとリムの接合部も非常に凝っており、スポークですがチューブが必要のないチューブレスとなっていました。
そして皆さんお気づきでしょうか?
テールランプはブルターレの1灯テールと異なり2灯テールに、ウィンカーはなんとナンバープレート下の泥除け部についています。
ホイールベースは1380㎜あるそうですが、もっと長く見えますよね。(笑)
ここまで豪華な装備がついていると、当然クイックアップシフター(EAS2.0)も採用されており、クラッチ操作無しでアップシフトだけでなく、ダウンシフトまで可能な優れもの!
「RR」の称号に恥じないスポーツ装備が満載です♪
また、少し前に目をやると純正のエンジンスライダ―が装着されています。
よくスタイリッシュなエンジンガードのように思われているお客様もおられますが、実はレースパーツでサーキット走行中に転倒した際にコース外に車両を滑らせて後続車の二次災害を防ぐことが目的のアイテム。
機能性を損なわず美観を損ねないサイズでとってもスタイリッシュ!
テールは、左右各LED4個のスモールから輝度が高くなるタイプでした。
最後にハンドル周り。
ミラーはバーエンドから前方にステーで延長されて取り付けられており、オフロード車のハンドガードのような感じ。
最近のバイクで言えば、ドゥカティのハイパーモタードやSPORT1000なんかもこのタイプを採用していますよね。
車両前部が低くなり、外観がスタイリッシュになるだけではなくて少し前傾姿勢のバイクだとこの位置の方が確認しやすかったりします。
弱点は立ちゴケでミラーが割れやすいのと車両の幅が広くなるので保管場所に少々スペースがいることぐらいでしょうか。(笑)
肉抜きされてとてもスパルタンなイメージのハンドル中央にはダイヤル調整がついたCRC製のステアリングダンパーが鎮座♪
ちなみに余談ですが、MVアグスタの車両にはよくCRCの文字がついていますよね。
こちらはMVアグスタがカジバ傘下のブランドということを示すものでCenttro Ricerche Cagivaの頭文字でCRCと表記されています。(日本語で言うとカジバリサーチセンターになります)
そしてメーターはコンパクトなバイザーに収まるサイズで新しいメーターデザインが採用されたもの。
上部にタコグラフ・中段にシフトインジゲーターと速度表示を配置したとっても見やすいフルデジタル仕様となっていました。
ドラックスターという名前に名前負けないくらいの華麗なフォルムと軽快な加速と共にスポーツ走行が楽しめそうなイタリアンスポーツネイキッドでした。
このバイクの在庫状況や入荷予定などはお近くのレッドバロンで確認してみて下さいね。
今回はここまで!次回もお楽しみに。