カイザーベルク びわ湖 BLOG

気になるバイクをピックアップ!vol.8

こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
先日、発売されたばかりの新型ニンジャのご紹介です!
 
いつも通りお客様がBBQをされている間に二輪駐車場に停まっているバイクを物色していると...
 
「?」
 
とってもスマートなテールに軽二輪のナンバープレートが!
 
今回ご紹介するのは250ccのレプリカクラスに新しく仲間入りしたニンジャ250SLです!
 
早速、オーナーさんを探し取材をお願いに伺うとなんと女性ライダーさんでした。
 
なんでもレッドバロン寝屋川の第1号のニンジャ250SLだそうです。
 
これでカイザーベルクご来場第1号の栄冠も手に入れられましたので二冠達成ですね♪
 
【カワサキ・ニンジャ250SL/レッドバロン寝屋川のお客様】
 
SL(=スーパーライトと読み、超軽量という意味)と銘打たれたこのニンジャは通常のニンジャ250Rと全くコンセプトが違うモデル。
 
いままでSLと名のつくバイクと言えば、ドゥカティの900SLや新しいところで言えば1199SUPERLEGGERA(=スーパーレッジェーラと読み、超軽量という意味)などの特別なイタリアンバイクの代名詞だったのですが、今回は国内メーカーのカワサキが出した世界戦略モデル。
 
 

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スーパーライトというからにはどの位の車両重量?
 
と思い、引き起こすと軽すぎてビックリ!
 
押し引きさせて頂くとカウルモデルとは思えない軽さ。
 
それもそのはず。
 
この車両の車両重量ニンジャ250Rより21㎏も軽い149㎏!
 
現行のモタードバイクの車両重量が138㎏~145㎏ですから燃料タンクの差を考えるとほぼ同じ重さなのです。
 
スリムで軽量かつコンパクトなトレリスフレームに搭載されるエンジンは水冷DOHC4バルブ4ストローク単気筒のエンジンは単気筒ならではのミッドレンジで力強いエンジン特性でオーバーレブ特性(トップエンドを超えても急激にパワーが落ちない)に優れるスポーツエンジン!
 
 

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またこの車両にはヒートマネージメントテクノロジー(特許)というラジエターファンカバーがラジエターを通過した熱気をエンジン下部に逃がしてライダーがいる上部の温度上昇を防止する仕組みまでついているそうです。
 
これは夏場、ファンの熱風に苦しめられているライダーにとってはうれしい機能ですね♪
 
次に足回りですが、フロントには24°のキャスター角と90㎜のトレールで軽いハンドリングにセッティングされた37Φのフロントフォークに2ピストンキャリパーに290㎜ペタルディスクが装備されており、ホイールもニンジャシリーズ共通のデザイン。
 
そしてステアリング切れ角は36°確保されており最小回転半径も2.9mと日常使いでも全く問題ない味付け。
 
 

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リアホイールには220㎜のペタルディスクになんと!
 
こちらにも2ピストンキャリパー!
 
なんだかとても贅沢な気がするのは私だけでしょうか?
 
ちなみにこのリアホイールはニンジャ250Rに比べて500gも軽いらしくバネ下重量削減に一役買っているそうです。
 
最近ご紹介する車両のホイールは純正ホイールでも肉薄で強度の高い社外品のようなクオリティーのものが多く、技術革新が進んだのかそれとも過去の技術が安価で製造できるようになったのかは判りませんが驚かされますね...
 
 

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リアにはプリロード5段階調整付きのユニトラックサスペンションが採用され、サイレンサーは六角形のような最近のカワサキ車で流行のデザインが採用されており、スパルタンなイメージの車体にとっても似合っていました♪
 
 

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また、このバイクで気になったのはお顔。
 
最近のニンジャシリーズはH2のモノアイ仕様を除き、2眼が多いのですが、こちらのSLは1眼仕様。
 
そして一瞬スズキっぽいと思ってしまうほどクチバシのようなシャープな横顔でなかなかの男前なお顔ですよね(笑)
 
 

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正面から見るとこのような感じでとてもスリム!
 
 

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後ろから見るとテールが跳ね上がっておりとてもスパルタンな印象を受けます。
 
※ちなみにテールはブレーキで輝度があがるタイプでした。
 
 

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ウィンカーもスポーツタイプのクリアレンズ。
 
そして上部から見るとかなりスレンダーな腰つき...いや絞りでシート高780㎜と組み合わさることでかなり足付きも良さそうでした。
 
 

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ハンドル周りのトップブリッジには大胆な肉抜きが施されておりここでも軽量化されていました。
 
アッパーカウルもシャープな顔つきに合わせてコンパクトなのですがハンドルの絞り角もあってか車幅も685㎜でスマート。
 
ハンドル周りもやけにすっきり...
 
 

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「あっ!」
 
理由が判りました。
 
各メーカーの250㏄レプリカはトップブリッジの上にハンドルが取り付けられているのですが、SLはトップブリッジ下についておりニンジャ250Rよりも前傾のポジションになっていました。
 
思わず「ニヤリ」としてしまうぐらいスポーツに特化してます!
 
 

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メーターはカウルに合わせてコンパクトなオールデジタルでバーコード式回転計が上部に配置された視認性の高いメーターが採用されており、デザインも外観に合わせてシャープなデザインでとても一体感のあるものでした。
 
 

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気になるスペックはというと...
 
最高出力:29PS/9700rpm
 
最高トルク:2.2kgf・m/8200rpm
 
タンク容量:11L
 
燃料消費率:43.0㎞/L(60㎞定地走行・2名乗車)
 
      31.3Km/L(WMTCモード値・1名乗車)
 
これだけ盛りだくさんな内容だと「お高いんでしょ」と思い調べてみると...
 
本体のメーカー希望小売価格が税込459,000円!
 
思わず二度見してしまいました。(笑)
 
つい先日、WR250Xから大型に乗り換えた私でもこれは久々に「欲しいっ!」と思ってしまうバイクでした。
 
このパッケージングならワィンディングは軽快できっと楽しいでしょうし、タンク容量もあるのでツーリングも余裕、また軽く小回りもきくのでストリートユースも問題なさそうです。
 
つい最近、ヤマハのYZF-R25が発売されてフルカウルの250㏄スポーツが4社出揃ったなぁと思っていたら、まさかの別の一手を打ってこられたカワサキに拍手!
 
もしかしたら今度は各メーカーさんがシングルのスポーツモデルを出すかもしれませんね。
 
ご興味を持たれた方はお近くのレッドバロンまで!
 
私も見に行って跨って、試乗車があれば乗ってきます。(笑)
 
余談ですが、SLのタンクにあるコーションラベルを見ると「KAWASAKI HEAVY INDUSTRIES,LTD」の文字が...
 
カワサキと川崎重工のダブルネームになっています!流石はアジア市場やUKで販売されている世界戦略車ですね。
 
 

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