気になるバイクをピックアップ!vol.10
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日はホンダのバイクを豪華二本立てでお送りします!
まず1台目はこちらのカスタム車から...
【ホンダ・CB1300スーパーボルドール/レッドバロン滋賀のお客様】
この色のCB1300スーパーボルドールを見ると身構えてしまう方も多いと思いますが、こちらは白バイカスタム。
こちらの車両は2011年に受注生産の限定車(スペシャルエディション)をベースにバンパーやボックスを取り付けたもの。
※車体・ホイール共にパールサンビーム塗装・フューエルタンク立体エンブレム・クランクケースカバーとブレーキキャリパーとチェーン(当時)がゴールドに変更されています。
他にも白ベースの車両はありますがステッカーの面積が大きいので、この車両が一番、白バイ風カスタムのベース車両に向いているかと思います。
トップケース(無線機入れ)などはついていませんが、白バイの社外キットパーツのバンパーやサイドボックスなどが装着されているだけで雰囲気が抜群!
ちなみにこの車両の場合は横からみるとラインと金色のカバーが見えるのでカスタム車と判りますが…
後ろ姿を見る分には絶対に追い抜きたくない雰囲気ですよね。(笑)
そして次にご紹介するバイクは...
【ホンダ・VT750S/レッドバロン城陽店のお客様】
こちらのバイクは2011年に発売されたスポーツスターを意識して作られたアメリカンモデル!(米国名:シャドウRS)
新車価格は749,700円と高額なアメリカンが多くリリースされる中、排気量1㏄/1,000円というコストパフォーマンスで販売されたロードスター。
現在のアメリカンは高級化と大排気量化が進み、ローロングな車両が多い中、このようなロードスターモデルというのは少なく今回は取り上げてみました。
最初に発表された時の私の印象は「VRX400が大きくなった感じ?いや初期型のスティード?」というのが素直な印象。
※VRX400ロードスター・・・1995年~1999年に発売されたスティードのエンジンを搭載したバイク。
エンジンも30PSから3PS向上して33PSにしており「ロードスポーツ・ルネッサンス」と銘打ち「乗って楽しく・操って楽しく・見て楽しく」をコンセプトに販売されたモデルネイキッドのように乗りやすくアメリカンのような高級感のある外観が特徴。(ハンドルにはインチバ―を採用・アルミリム・砲弾メーターカバー・マフラーなどにメッキ処理やバフがけを多用)
車高も高く通常のアメリカンよりもバンク角が深く、なめらかなシートラインからリアフェンダーに繋がる流麗なデザインに10Lの燃料タンクを配したコンパクトな造りでフロントには19インチのスポークホイールという車体構成はまさにスポーツスターと同じ。
違うのはエンジンがシャドウ750と同じ水冷Vツインエンジンでフロントには細長いラジエターが配置されており、シリンダーにはダミーフィンが採用されており雰囲気が出てます。
マフラーは私の世代にはドストライクな形状!
今でいうドラックスターのようにアメリカンで大流行し、一時代を築いたスティードと同じデュアルテーパードマフラータイプが採用されており…
水冷を思わせるラジエターキャップはネックの裏側に…
またクーラントのリザーバータンクはラジエターの裏側下部に配置されていて目立たないようになっていました。
正面から見るととてもスマートでタイヤサイズは前後共にスポーツスターと同サイズでクラッシックモデルの太いタイヤを見慣れている昨今では非常に新鮮なイメージを受けます。
※この車両は社外品でスクリーンが装着されています。
テールはというと幅広なテールランプと相まって細いボディーですがメリハリの利いたスポーティーなシルエットになっていました。
お帰りの際に排気音を聞かせて頂きましたが空冷モデルに比べると静かで、おとなしい印象を受けますがエンジンの特性か歯切れの良いシャープな拭け上がりをする排気音が楽しめました。
気になるスペックはというと…
最高出力:42PS/5500rpm
最高トルク:6kgf・m/3500rpm
車両重量:232㎏
ホイールベース:1525㎜
シート高:750㎜
と、スポーツバイクに乗っているお客様は数字だけで見ると「750㏄なのに馬力ないなぁ」とパワー不足に思われるかもしれませんが、シャドウに採用されているこのOHC3バルブのVツインはなめらかな回転フィールとフラットなトルク特性でとても乗りやすいエンジン。(VT750Sはシャドウファントムに比べて中高速寄りのセッティングになっているようです)
そして車体重量がスポーツスターより30㎏軽い(また同じホンダのシャドウファントムより18㎏軽い)ので取り回しもしやすく、短いホイールベースと相まってネイキッドとアメリカンの中間のような構成…私が峠道で見たVT750Sは重心が低い上にエンジンのレスポンスが良いのかアメリカンらしからぬペースでコーナーを駆け抜けていました。
本家のスポーツスターは広大なアメリカ大陸の直線を走るのに対し、日本では市街地や山坂道が多いので日本の道路事情や使用用途に合わせたホンダ伝統の「ナナハン」という日本にマッチした排気量のエンジンをオールマイティーな特性に仕上げ、スポーツ走行・クルーズ・街乗りを自然体で楽しめる和製スポーツスターに仕上がっており、長く乗れる1台ではないかと思います。
ご興味を持たれた方はお近くのレッドバロンまで!
余談ですがこちらの車両は取材させて頂いたお客様の奥様のバイクだそうで色々カスタムされていました。
まずはメーター周りには上記でご紹介させて頂いたスクリーンの他にイメージを崩さないお洒落なメッキのアナログ時計とETCアンテナ…
レバーは万が一の転倒に備えて可倒式レバーに変更されていました。
目立たない色のレバーをチョイスされているので一瞬気づきませんでした…
そしてETCの本体は綺麗にサイドバックに収納されていました。
ハンドルに一体型取付・シートやサイドカバー内に収納する他にこのような方法もあります。
参考にして下さいね。
今回はここまで!次回もお楽しみに。