気になるバイクをピックアップ!番外編【2/3】~近江八幡自動車教習所~
みなさんこんにちは。カイザーベルクびわ湖の脇阪です。
今日は、先日の白バイ編の後編となる「ディテール編」に参ろうと思います。
前回は「外装編」と称して、白バイ「VFR800P」の外観とその特徴をご紹介しましたが、今回の「ディテール編」では、主にメーター周りやスイッチ周りをご紹介していこうと思います。
まずはメーター周りです。
外観こそかつて市販されていたホンダVFR800とわかるものですが、メーターに関しては市販車とは全く別物の、フルデジタル・フル液晶な白バイ専用のものが装備されております。
こういう機会が無ければ、まじまじと見る事ができない箇所ですね。
市販のものはアナログのスピードメーターとタコメーター、そして走行距離や燃料残量などを表示する液晶パネルが付いているものでしたが、白バイ仕様だと、それらの項目が全て液晶で表示されるほか(オドメーターはアナログ)、パトランプの作動状態などを示す専用のインジケーターも設けられております(左上の黄色い部分)。
ちなみに、液晶パネル中央の赤い枠で囲われた部分は、取り締まり対象車の走行速度を表示する箇所で、白バイ自身のスピードメーター(赤枠の左側)とは別に設けられています。
なお、このメーターは公安の取り締まりのための大切な道具であるため、市販車のメーターよりとても精密に作られており、現在ではその正確さを維持するためおよそ月に1回メーターの検査が行われているそうです。
また、メーター下のウイングマークの付いたフタを開けると、計測した速度などが記載されるプリンターが出てきます。
次はハンドルのスイッチボックスです。
まずは左側からです。
スイッチボックスにもわれわれが見慣れないスイッチがたくさんありました。
ウインカーなどが付いたいつものスイッチボックスの左下にあるスイッチは、無線とスピーカーを操作するものです。
白バイ隊員のヘルメットにはマイクが付いていますが、その音声を警察署などに無線で飛ばすのか、走行中の車両等を呼び止めるスピーカーで出力するのかを切り替えるためのものだそうです。
続いては右側です。
こちらは左側のスイッチボックスとは違い、スイッチボックスそのものが市販車とは
全く違うパーツになっており、マイクやサイレンのスイッチが増設されています。
ちなみにこの車両には、われわれにとってもなじみの深いグリップヒーターも設けられております。
見慣れた操作ダイヤルがいいですね。
季節・昼夜を問わず任務にあたる白バイにはそれこそ必須の装備と言えるかもしれません(導入していない車両もあるそうです)。
これは左サイレンとスピーカーを撮った写真ですが、
スピーカーの裏側についている黒いスイッチはサイレンの鳴る時間を切り換えるためのもので、ダイヤル式になっています。
ここで前回のブログでお知らせした「スピーカーのトリビア」の発表です!
実は白バイの左右に設けられたスピーカーにはそれぞれ独立した役割があって、左側スピーカーはヘルメットのマイクの拡声器として、右側スピーカーはサイレンのスピーカーとして機能するそうです。
左右一緒かと思ったら、実はそうではなかったのですね。
その他白バイに設けられた装備をさらにご紹介しようと思いましたが、まだまだご紹介したいことがありますので、予定を変更してもう1回延長したいと思います。
次回、完結予定です。
お楽しみに!