気になるバイクをピックアップ!vol.16【1/2】
みなさんこんにちは。カイザーベルクびわ湖の脇阪です。
これからの時期「熱を逃がさない」防寒ウェアが重宝しますが、今私が気になっているのは「自ら熱を発する」電熱ウェア、いずれ試してみたいものです。
それでは大変長らくお待たせしました。
「気になるバイクをピックアップ!」XSR900編です。
ご紹介するのは10月半ばごろにバーベキューをご利用いただいた、レッドバロン桑名のお客様のグループの方のXSR900で、カイザーベルクびわ湖にやって来た最初のXSR900でもあります。
今回は全2部構成を予定しており、第1回目は「外装編」と称してXSR900の全体的なデザイン像にスポットを当てようと思います。
まずは左側面です。
XSR900は「クロスプレーンコンセプト」に基づいて作られたヤマハのベストヒットモデル「MT-09」をベースに、外装のいたるところを専用のものに換装し、昨今流行の「ネオ・レトロ」デザインをふんだんに取り入れたモデルです。
フレームやエンジン、足回りといった主要部分以外はほぼ全て別物と言っていいくらい共通点を探すのが難しくなっております。
続いて右側面の写真です。
基のMT-09にくらべ、曲線基調でデザインされた「温故知新」な出で立ちが特徴のXSR900ですが、MT-09譲りの倒立フォークやラジアルマウントキャリパーのブレーキが走りのポテンシャルの高さを窺わせます。
次は正面です。
ヘッドライトはオーソドックスな丸目一灯ですが、XJR1300等よりも小径で、この車両はヘッドライトボディやリングが黒塗りにされております。
通常のXSR900のヘッドライトボディは車体と同色に塗られているのが特徴です。
タンクやマフラー、ヘッドライトを見ると、元となったMT-09が直線基調のデザインや異形ヘッドライトで、ビシッバシッとアグレッシブにきめられた佇まいだったのに対し、こちらのXSR900はどことなく往年のバイクのイメージを偲ばせる温かみのある曲線デザインをもっています。
リア周りです。
今回オーナーさんの荷物を積んだ状態で撮影させていただきましたが、リアシートはMT-09よりも幅が広めです。
MT-09はリアシート下のインナーフェンダーから直接伸びたようなスポーティなナンバープレート・ウインカーステーが特徴的でしたが、XSR900はリアシートから伸びたフェンダーにウインカーとナンバープレートが取り付けられるオーソドックスなタイプとなっております。
テールライトは同じくヤマハのカスタムスタイルアメリカンXVS950「ボルト」と同じものが取り付けられています。
最後に、タンクのアップ写真です。
こうして近づいて見てみると、一般的なネイキッドバイクのタンクに近い感じでデザインされているのがわかります。
燃料タンクの容量は14リッターとなっております。
このXSR900は、今年ヤマハが受注期間限定で生産していた「ヤマハ発動機創立60周年記念」モデルで、ヤマハのかつてのレーサーバイクに採用されていた[通称「スピードブロック」グラフィック]のイエロー/ブラックカラーが施されているのが特徴となっています。
さて、今回の「気になるバイクをピックアップvol.16」XSR900外装編はいかがでしたでしょうか。
次回はメーターやその他の細部を取り上げる「ディテール編」に参ろうと思います。
どうぞご期待ください!