気になるバイクをピックアップ!vol.17【2/2】
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日は先日からの続きで更にXJR1300Cの変更点を見ていきます。
見ていくポイントはエンジン。
こちらはノーマルと同じ空冷フィンの目立つヤマハ伝統の空冷DOHC4バルブの1250ccエンジンで、EXUPや環境性能の向上した排ガス浄化AIシステムにO2センサー付きの三元触媒採用した新世代の快速空冷エンジン。
エンジンのステーやブロックもブラックアウトされ精悍なイメージに!
今は水冷バイクに乗っていますが、実は空冷エンジンが好きな私…
このXJRに搭載されているエンジンは昔のFJ1200・XJR1200などと同様に低中速のトルクが分厚くてアクセル開度と共にジワ~っと穏やかにパワーが立ち上がる空冷らしいエンジン特性で、エンジンブレーキが良く効くのでアクセルワークで簡単に向きを変えられます。
そして乗りやすく、もちろんヤマハのエンジンですから高回転まで綺麗に吹け上がるので、思いのほかペースが上がってしまうというのが私の感想。
MT-10やZ1000などのストリートファイター系ネイキッドでアクセルをチョット開けたら「グンッ!」と出るクイックなレスポンスが楽しめるバイクも面白いのですが、こちらのバイクはどちらかというとCB1100などと同じ味のある空冷のエンジンのメカニカル音を楽しみながらのんびりとクルージングを楽しむことも可能なバイクになるのではないかと思います。
そして車体の中央のサイドカバーには70年代のレーサーを思わせるこのXJR1300Cのシンボルマークともいえるバフがけされアルマイト加工されたボルトオンのゼッケンプレート風が採用されており、フィルター風に加工された円形のアクセントがとてもお洒落♪
そして前回ご紹介した、DLCコーティングされた前足に組み合わされる後足には金色の靴…もといオーリンズ製のリアショックが採用されており、プリロード・伸圧側減衰力調整機能付きで走りの装備もバッチリ!
ブラックアウトされたエンジン・マフラー・タンデムステップの真ん中でピカリと光り存在感が半端ない(笑)
またΦ43mmのフロントフォークに組み合わされるフロントブレーキにはΦ298mmのダブルディスクに異形4ピストンキャリパーが採用され…
パイプフレーム・2本サスに組み合わされるのは角型のスイングアームとリアブレーキには267mmのシングルディスク…
なんだかクラシカルなレーサーっぽい組み合わせで良い雰囲気を醸し出していますね。
そして最後はメーター!
こちらのメーターケースはブラックアウトされたケースが採用された260㎞/hのフルスケールメーター。
文字盤のデザインはノーマルとは異なり、レッドゾーンの表示がカッコイイ!
インジケーターパネルは同じ形状でノーマルのアルミヘアライン仕上げからブラックになっており、トップブリッジと同色でまとまり感が出てスッキリとした印象になっていました。
ここで気になる性能はと言うと…
最高出力: 97.8PS/8,000rpm
最高トルク: 11.1kgf・m/rpm
ミッション: 5速
車両重量: 240kg ※ノーマルに比べ5㎏減
シート高: 829mm
燃料タンク容量: 14.5L
今回、この車両を見せて頂いて感じたのは、伝統のあるエンジンと車体にヨーロピアンなエッセンスをかけて出来上がった極上のカフェレーサーデザインで誰の目から見ても美しく、長く乗っても古さを感じないずっと乗れるバイクではないかと思いました。
ご興味を持たれた方はお近くのレッドバロンまで現車を見に行かれては如何でしょうか?
今回はここまで!次回もお楽しみに。