気になるバイクをピックアップ!vol.16【2/2】
みなさんこんにちは。カイザーベルクびわ湖の脇阪です。
それでは「気になるバイクをピックアップ!vol.16」XSR900の後編となる「ディテール編」に参ります。
XSR900といえばBMW・RnineTやドゥカティ・スクランブラ―のような昨今のバイクのデザイントレンドともいえる「ネオ・レトロ」を基軸に、ヤマハがベストヒットモデルMT-09をベースにして作りだしたニューモデルですが、「ヤマハは細部に宿る」という文言に表されるように、このXSR900にもデザインや機能上で目を見張るものが多く存在します。
今回はその一部をご紹介しましょう。
まずはハンドル周りです。
オーナーさんのカスタムで、スマホホルダーなどが取り付けられていますが、基本的にはベースマシンのMT-09とほぼ同じで、デザインに合わせてテーパーハンドルも艶消し黒で仕上げられているのが特徴です。
左右スイッチボックスも同形状で、MT-09と同じくエンジン出力特性を切り替えるスイッチも付けられています。
メーターは、黒い部分が多い、いわゆる反転液晶タイプの表示パネルがカッコ良い専用デザインのものを使用しています。
フル液晶表示のメーターパネルには小さくてもスピード・タコ・オド・ツイントリップ・燃料残量といった基本的な内容のほか、水温・外気温・トラクションコントロールとエンジン出力モードの状態など、様々な情報を表示してくれる優れものです。
個人的にはぜひともアメリカンの「ボルト」にも採用してほしいくらいです。
こちらはマフラーです。
エンジンこそMT-09と同じですが、車体デザインに合わせて丸型の出口が採用された専用デザインのものが装備されており、抜かりはありません。
なお、エンジンの性能自体はMT-09と同一となっております。
(110ps/9000rpm・9.0kg-m/8500rpm)
これはタンクのカバー上部の写真です。
XSRのロゴのほか、限定モデルとなるこの車両には当記事の第1回目でご説明した「ヤマハ発動機創立60周年記念」モデルであることを示す特製エンブレムが取り付けられています。
リアシートにもXSR900のロゴが打たれていたりと、車体のいたるところにXSR900のロゴが散りばめられています。
※リアシートのロゴはオーナーさんのご友人から教えていただきました。
このようにベースとなったMT-09とはさまざまなポイントが異なるXSR900ですが、今回紹介した目に見えるようなところだけでなく、例えば前後サスペンションがMT-09に比べて、やや硬めにセッティングされていたり、ライディングポジションも変更されていたりと、目に見えないところまで手が加えられており、実際はデザイン以上にMT-09とは別物であるそうです。
とはいえ、高性能な走りは紛れもなくMT-09譲りで、デザインでも走りでも乗っている人を楽しませてくれるのは間違いないでしょう。
2回に分けてお送りした「気になるバイクをピックアップ!vol.16」XSR900篇はいかがでしたでしょうか。
お付き合いどうもありがとうございました。
最後に、車両撮影にご協力いただいたオーナーさん、どうもありがとうございました。