長浜の盆梅展に行ってきました!【2/2】
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日は先日からの続きで、更に他の展示物も見ていきます。
盆栽といってもこれだけたくさんの盆栽を見る事が無いので見比べてみると、どの盆梅も個性的。
いままで梅というと梅林で鑑賞したことしかありませんが、梅は桜と違い花もちが良くて枝振りも直線的。
そして花びらは丸くこじんまりとした雰囲気で、香りが魅力という認識でした。
ただ、盆梅を見ていると花だけでなく木の部分の表情や存在感も違うのだなぁと思いました。
私と同じく梅の花の撮影をされていた方とお話をしていると、盆梅は盆栽のジャンルのひとつで、基本的に盆栽というのは鉢の中に自然の中の景色をつくる芸術作品・自然を再現した生けるジオラマで今では海外でも高く評価され「BONSAI」と世界共通の言葉なんだとか…
私のイメージではお年寄の趣味で育てるのが難しいという認識でしたが、近頃では10cm~20cmサイズのミニ盆栽を趣味にする若い人も多いのだそうです。
確かに犬や猫などのペットは飼うには住まいやエサやりなど制限があるので、良い趣味かも…
通路脇に置いてあるミニ盆梅はこんな感じ…
カ、カッコイイ…(笑)
これは趣味としてありかも…と思っていると「会場の出口に良いものがあるからあとで寄ってごらん」とアドバイスを受けました。
さて良いものってなんだろう?
アドバイスを下さった方にお礼を言って別れ、奥に進むとこちらにも大きな巨木の盆梅がたくさん!
天井近くまで高さがある盆梅がたくさんあり絵に描かれていそうな幹ぶりの盆梅(写真右上)やしだれ桜のような枝垂れした盆梅(写真左下)などどれも見応え抜群!
こちらのエリアで一際目立ち、私オススメの梅盆(写真右下)は【芙蓉峰 ふようほう】と呼ばれるもので樹齢350年・勇壮な幹と紅梅の花が赤富士を連想させることから命名された高さ245cm・直径60cm・重さ800kgという長浜盆梅の横綱梅盆。
一流の目が養えるのでは?などと思いながらこの盆梅展に来ましたが、現物を見ると三流な目の私でも威圧感に近いオーラで判るぐらい存在感がありました。
そして順路に従い2階に上がると…
こちらにはお茶を楽しめるスペースがあり(写真右上)、このエリアには信楽焼きで飾られた盆梅や巨大なミニ盆梅で作られたジオラマのような盆梅・中国から来たという珍しい品種の盆梅・1本の木から白梅と紅梅が咲く盆梅(まだ白梅が5輪ほどしか咲いていませんでしたが、これから見頃になるかと思います)など楽しめるものがたくさん。
またおもしろいところではミニ盆梅のひな壇までありました。
こちらの2階からは慶雲館の日本庭園も見ることができました。
今回の会場となっている慶雲館は今年で130周年を迎える歴史ある建物で、明治20年2月の明治天皇昭憲皇太后の京都行幸啓に際し、長浜での休憩所として当時の豪商浅見又蔵翁によって建てられた建物。
命名は当時の総理大臣、伊藤博文と言われているそうです。
庭園は明治45年に行幸啓25周年を記念して作られた池水回遊式庭園は平成18年に国の名勝に指定されている立派なものです。
ちなみに余談ですが…
後で新聞を読んで判ったのですが、私が訪れた2月21日は慶雲館完成130周年の日だったそうで、なにげなく入口で頂いたポストカードは記念日限定のレアポストカード(写真左)だったそうです(汗)
まぁそんなこんなで一通りの見物を終え、長浜の美味しそうな地元お土産コーナーに後ろ髪をひかれながらもスルー(笑)し…
「会場の出口に良いものがあるからあとで寄ってごらん」ってなんだろうと思いながら出口を出ると…
「ああっ、なるほど!」
テントの中にたくさんの盆梅を売っている販売所がありました。
お値段は5,000円と手ごろなものから樹齢80年もので160,000円もするものまであり、ちょっと当施設のホール内に欲しいなぁと手をかけましたが、脳内の天使さまが「あなたは枯れさせるのが難しいといわれるサボテンを無残に枯らしたことを忘れたの?」というお告げが舞い降りまして購入を断念(笑)
そして最後は慶雲館敷地内にある学問の神様「菅原道真」を祀っている祠(写真右下)がありましたので参拝して帰路に着きました。
と、このように全てはお伝えできませんでしたが知識のない私でもとっても楽しめました。
きっと盆栽や盆梅にご興味のない方でも楽しめるイベントかと思いますのでオススメですよ。
こちらの長浜盆梅展は長浜の中心部で3月12日(日)まで開催されており、近くには黒壁スクエア(海洋堂フィギュアミュージアム・黒壁ガラス館)・長浜鉄道スクエアなどがありますので長浜駅前の二輪駐車場にバイクを停め、他の観光スポットと一緒に立寄られてみては如何でしょうか?
ツーリングプランの参考にして下さいね。
今回はここまで!次回もお楽しみに。