コハクチョウに会いに行こう!~水鳥公園~
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
最近トリと雪推しになっている当施設の支配人ブログですが、今日もトリ推しです(笑)
今回は勝鳥神社参拝の後にコハクチョウに出会うことが出来ましたのでご紹介します。
勝鳥神社参拝の後、お客様から仕入れた情報では降雪の余呉湖で、ウユニ湖写真が撮りやすいとの情報を教えて頂いたので、湖北の雪事情も確認しようと車に乗り換えて進路を北へ…
雨予報だったハズなのですが、青空が見える天気で風もなく「こりゃツイてるね。良い写真が撮れるかも♪」とウキウキ気分。
と思ったのも束の間。
「ん?」
黒い雲とともにポツポツ…
今回は私のスポット雨男パワーではなく、お天気お姉さんの忠告が正しかったようです(笑)
風も強くなってきたのでどうしようかと悩みながらさざなみ街道を北上していると、
「!」
空にはトリの大編隊が…
急いで、こんな緊急時用に用意したすぐに取り出せるレンズカメラでパシャリ!(今年の冬に導入した新機材の超小型カメラ)
急いで撮ったのでボケボケですが、あのシルエットは間違いなくコハクチョウ♪
時間は17時を過ぎていましたが、どうやらコハクチョウの”寝床にご帰宅編隊”のようです。
急遽、余呉湖へのウユニ湖チャレンジを中止してコハクチョウを追跡!
実は、昨年12月の中旬にバイク走り納めで来年用のトリネタ取材に出掛けていたのですが、コハクチョウに会えず敢え無くボツ記事にしていたものの、勝鳥神社の必勝祈願のご利益でしょうか?チャンスがやってきました。
ちなみに前回は湖北の3大女王と呼ばれるオオワシ・オオヒシクイ・コハクチョウのうち山本山のおばあちゃん(※1)と呼ばれるオオワシと…
天然記念物のヒシクイ(※2)にしか会えませんでした。
追跡をしていくと、やはりいつもお世話になっている湖北野鳥センター前に…
高台にある湖北野鳥センター(入城料:200円・営業時間:9:00~16:30・定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始)の展望スペースから撮影させてもらおうと訪ねるも閉館時間を過ぎており利用出来ず。
やむ得ず、さざなみ街道の歩道からヨシを避けながら撮影にチャレンジ!
※雨と風が強くなり日が暮れかけ、傘を持ちながらの撮影ですので、ちょっと写真のクオリィティーは低いですがご勘弁を(汗)
この後も続々とコハクチョウの群が帰宅して一面真っ白になりました。
いままで静かだった湖畔が、甲高い「コォーコォー」という鳴き声で賑やかに…
コハクチョウ(※3)とコハクチョウの幼鳥(グレーぽいもの)がたくさん!
迫力満点です。
またカメラのズームレンズで観察していると…
なんと!コハクチョウの群の中に渡来数が少ないオオハクチョウ(※4)もいました。
滅多に見れないものまで見られるなんて、勝鳥神社のご利益恐るべし(笑)
と、現在は水鳥公園内にある「湖北みずどりステーション」「湖北野鳥センター」周辺ではコハクチョウやたくさんの越冬で渡来している水鳥を見ることができます。
ちなみに、コハクチョウを見れる時間帯は午前中と夕方(時間は不定期)になります。(昼から夕方にかけては2~3km南の田んぼにお食事に出かけています)
湖北の冬の風物詩であるコハクチョウの群は見物です。
ツーリングの際にさざなみ街道を使われる際に休憩ポイントとして立ち寄られてみては如何でしょうか?
次回は青空バックで羽ばたくコハクチョウをご紹介できるように引き続きチャレンジしていきますね。
今回はここまで!次回もお楽しみに。
※1 山本山のおばあちゃん…19年連続で毎年一羽のオオワシ(メス)が越冬の為に湖北に渡り、山本山をねぐらにしている人気のオオワシ。
※2 ヒシクイ(菱喰)…夏季にシベリアで繁殖して冬季になると日本に渡来する鳥網カモ目カモ科マガン属に分類される冬鳥で、1971年に国の天然記念物に指定されている。
※3 コハクチョウ…昔は和名で白鳥と呼ばれていたが他種との識別の為、学名がコハクチョウに変更された鳥網カモ目カモ科白鳥属に分類される鳥で、ユーラシア大陸で繁殖し、日本に南下して越冬する。
※4 オオハクチョウ…こちらもコハクチョウと同じ分類の鳥で琵琶湖には飛来数は少ないものの見ることができる。オオハクチョウという名前で長距離を飛ぶ鳥としては最大級の大きさですが見比べないとコハクチョウとの見分けがつきにくい。見分け方はクチバシの黄色の部分が鼻孔部分まである。(黄色い部分が多く尖っているのがオオハクチョウ)