気になるバイクをピックアップ!vol.23【1/2】
みなさんこんにちは。カイザーベルクびわ湖の脇阪です。
今回は話題のニューマシンから有名な旧車まで、様々なバイクにスポットを当ててご紹介する「気になるバイクをピックアップ!」のコーナーをお送りします。
さて、今回取り上げるバイクは、ホンダがひさびさに送り出した250クラスのアメリカン「レブル250(CMT250)」です。
「レブル」の名を冠したアメリカンはホンダにとってはこれが2代目になります。
初代レブル(CA250/CMX250C)はオーソドックスなクラシックスタイルのアメリカンでした。
今回の新型レブル250の特集、前編は主に外装やデザインにスポットを当てる「外装編」です。
なお、今回撮影させていただいた車両はレッドバロン大阪城東のお客様のものです。
ご協力ありがとうございます。
それでは、まずは右サイドからです。
前述の通り、初代レブルはいわゆるティアドロップタンクやメッキパーツなどで固めたオーソドックスなスタイルのアメリカンでしたが、この新型レブルは極力メッキを排して黒やその他の単色でシブく仕上げたシックなスタイルが特徴です。
しかしそれ以上に、「アメリカン」というカテゴリーのバイクのイメージを覆すアグレッシブなデザインが目を引きます。
カワサキの「バルカンS」やヤマハの「XVS950 ボルト」のように、どことなくスポーティさも持ち合わせているように思えます。
続いて左サイドです。
リア周りのシーシーバーやサドルバッグはオーナーさんの手による後付けのものです。
車体は兄貴分のレブル500とほぼ同等の車格を持っております。
通常のアメリカンよりもフレームネックが持ち上がったデザインになっており、それによりタンクもだいぶ上の方にマウントされています。
このタンクが持ち上がったデザインの副産物ともいえるものか、オーナーさん曰く、「高速走行しても思いのほか体に風が当たらない」とのことでした。
ちなみに、見た目はタンクが持ち上がったようになっていますが、実際のライディングポジションはいたって標準的な、ミッドステップのアメリカンのポジションです。
次に正面からの写真です。
サイドビューからでも目を引くファットなフロントのタイヤですが、前から見てもやはり目を引きます。ちなみにタイヤサイズはフロントが130/90-16、リアは150/80-16です。
余談ですが、ヘッドライトは、今となってはめずらしいガラス製のカットレンズタイプです。
現在では光源からの光をより効率的に前方に放つことができる樹脂製マルチリフレクタータイプのものが主流ですが、よりよい「質感」を求めた結果、ガラス製のヘッドライトを採用したとのことです。
最後はバックビューです。
テールまわりはいたってシンプルなデザインですが、シーシーバーやバッグを付ける事で、また違った迫力をを持たせることも可能です。
しかしやはり、排気量の割に太いタイヤが目立ちますね。
ちなみに余談ですが、マフラーのデザインは250/500で共通です。
それでは「気になるバイクをピックアップ!」第23回「レブル250」編の前編となる外装編はここまでです。
クラシック&トラディショナルだけがアメリカンではないということを、このレブルやバルカンSやボルトは物語っているようです。
では次回はメーターやその他細部にスポットを当てる「機構編」です。乞うご期待!