気になるバイクをピックアップ!vol.24【2/2】
みなさんこんにちは。カイザーベルクびわ湖の脇阪です。
それでは今回は、「気になるバイクをピックアップ!」vol.24の後編をお送りします。
前編では「外装編」と称してデザイン的な特徴について触れましたが、後編となる今回は「機構編」ということで、メーターやエンジン周りに注目して行こうと思います。
それでは最初はメーターからです。
このクラスではめずらしい、フル液晶のメーターパネルです。
表示はモノクロ・セグメント表示です。
というのも、実は同じスズキの新型250ロードスポーツバイク「GSX250R」と共通のアイテムであり、スピード・タコメーター・燃料計・距離計といった標準の項目のほか、ツイントリップメーター・時計・平均燃費計、さらにはギアポジションインジケーター・メンテナンス告知表示・シフトタイミングインジケーターまで装備されています。
他車種と同じ装備とはいえ、機能的には大型高級バイクと遜色無いものです。
また、メーターユニットの左下には12ボルトのアクセサリーソケットが設けられており、例えば電熱グローブやジャケット、またはナビゲ―ションの電源を取ったりするのがとても楽チンになります。
後付け電装アイテムが増えてきた昨今では、こういう装備はとてもありがたいですね。
続いてはエンジンです。
スズキの250ロードスポーツモデルである「GSR250」をはじめとしたスズキの車種に搭載されているものと同じ、信頼性に富む248ccの並列2気筒OHC2バルブエンジンです。
性能は、最高出力24ps/8000rpm、最大トルク2.2kg-m/6500rpmとなっております。
もともと搭載していたGSR250がライバルとしていたヤマハのMT-25やカワサキZ250が搭載している並列2気筒エンジンがDOHC4バルブで高回転型なのに対し、こちらはOHC2バルブでどちらかというと低中回転域が得意なエンジンですが、それが逆にVストローム250のキャラクターにマッチし、快適な巡航・力強い走りをライダーに提供します。
続いてはフロント周りです。
他の同クラス250アドベンチャーバイクと違い、前後にスポークホイールではなくロードスポーツと同じ17インチのキャストホイールを装備しています。
ホイールの違いはそのバイクのキャラクターの違いを表しているといっても過言ではなく、同じくハーフカウル装備でホイールはフロント19インチのカワサキヴェルシスX250に比べて、どちらかというとオンロードでの安定性と操舵性を重視しているといえます。
しかし、普通のオンロード車に比べてサスペンションが長く最低地上高が高いため、起伏が少なくてよく踏み固められたダートくらいであれば走ろうという気にさせてくれます。
続いてリヤ周りです。
Vストローム250はフロントに110/80-17、リヤに140/70-17のタイヤを履いております。
また、前後のブレーキディスクは放熱性に優れる、端が波打った形状のいわゆる「ペータルディスク」を採用しております。
最後に、純正オプションのパニアケースの写真です。
左側のパニアケースを見せていただきましたが、大型バイク用と同じくらい堅牢で本格的な作りとなっており、大変驚きました。
万が一の時用のレインウェアも、旅先で増えたおみやげ類も気兼ねなく放り込めます。
さて「気になるバイクをピックアップ!」vol.24のスズキVストローム250編は以上でございます。
Vストロームは高速を使い楽に目的地に向かい、大排気量アドベンチャーよりもっと深くまで踏み込めそうな冒険バイクでした。
それではここまでです。お付き合いどうもありがとうございました。