名水紀行 第4回「金剛寺町の水」
みなさんこんにちは。カイザーベルクびわ湖の脇阪です。
今回は、ひさびさとなるシリーズもの「名水紀行」の第4回をお送りしようと思います。
これまでの「名水紀行」シリーズでは、それぞれの回で「湖東三名水」を取り上げてきましたが、ひさびさの名水紀行となる今回は湖東三名水から離れた湧水をご紹介します。
今回ご紹介するのは「金剛寺町の水」と称されているものですが、実はカイザーベルクびわ湖からかなり近い所にあるスポットだったりします。
距離でいえば10km程で、カイザーベルクびわ湖から行っても25分ほどの場所です。
かの有名なお菓子屋さん「ラ・コリーナ」さんの前を通る県道26号線からさらに国道8号線方面に向かって走って行くと「金剛寺町」の信号が出てきます。
その1つ先の押しボタン信号でこのような看板を見つける事ができます。
「湧水」と書かれた看板の差す方向へ行くと細い道に入ると、すぐに金剛寺町の湧水スポットに到着します。
ちなみに「湧水」看板の左にある看板には、この金剛寺町の町名の由来となった事柄が書かれており、600年ほど前に存在した「金剛禅寺」という建物から取られた町名だそうです。
金剛寺町の湧水の周辺は公園として整備されており、地元の人々の憩いのスポットとして活躍しています。
また、敷地内には無人の小さなものではありますが「大将軍神社」という神社も設置されております。
で、湧水スポットはどちらにあるかというと、この公園の奥にあります。
こちらの池で金剛寺町の湧水が貯められております。
湖東三名水の水は各々消毒の必要の有無があるとはいえいずれも飲む事はできましたが、この金剛寺用の湧水は飲む事はできません。
しかし湧水が貯められた池にはコイが放たれており、十分きれいな水といえるものと思われます。
また、この池の端には水路とこのような小さな水車が設けられており、この水路はこの先広がる田んぼの方に向かって伸びております。
今回は雨が少ない時期で湧水の吐出量も少なかったためか残念ながら回転しておりませんでしたが、台風や大雨で水が大きく増水した時はこの水車もフルスロットルで回っていたりするのでしょうか。
公園の敷地内にある花壇には、この金剛寺町の湧水の歴史が書かれたプレートが置かれております。
この金剛寺町の湧水は1400年近く昔に発見されて以来、地元民の農耕・生活用水として活用され続けているとのことです。
前述のような湧水用の用水路を見るあたり、今も同様に農地用に活用されているということがうかがい知れます。
さて、今回の「名水紀行 第4回」金剛寺町の水篇はいかがでしたでしょうか。
湖東三名水に比べていささか地味かもしれませんが、目立たずとも古くから地元の人々の生活の支えとして存在してきた、いうなれば「縁の下の力持ち」的な印象を受けました。
また湧水スポットを発見しましたら、こちらでご紹介差し上げようと思います。
ご閲覧ありがとうございました。