コハクチョウに会いに行こう!2019 ~湖北みずどり公園~
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日はこの時期の風物詩「白鳥」を見に行ってきましたのでご紹介します♪
昨年は雪が多くて「コハクチョウに会いに行こう!」は断念しましたが、2年ぶりの復活です!
やって来たのは、道の駅「湖北みずどりステーション」
湖北野鳥センターが隣にあり、目の前には湖北みずどり公園が広がっている場所。
毎年北極に近いシベリア北部で生まれたコハクチョウが、10月末頃から若鳥を引き連れて琵琶湖に飛来し始め、3月中旬から末にかけて滞在します。
こちらの公園はマコモや水草があり環境が良いので、琵琶湖に来るコハクチョウの大半が見れるスポットなんです。
また、年中 野鳥が集まる場所なのでカモ・ヒシクイ・サギなど他の野鳥も一緒に観察できます。
白鳥は生涯パートナーを変えないと言われますが、コハクチョウは家族単位で行動する鳥なんですよ。
よく観察すると4羽・6羽と小さなコミュニティーが形成されて塊となって移動してます。
※下の写真では右に向かう3羽家族と左に向かう4羽家族
当日はパッと見た感じでは80羽ぐらいいました。
今回は湖北野鳥センターの展望台からではなく、さざなみ街道沿いの歩道から芦や木を避けて撮影することに…
やはり「白鳥といえば飛ぶ姿が美しい」という事で今年は飛んでいる白鳥をお届けしようと思います。
とは言え、白鳥が飛ぶタイミングはいつ?
と考えている傍から「バサバサバサ…」
「あっ!しまった」
なかなか飛んでいるタイミングで写真を撮れずに肩を落としている私に、近くにおられたカメラマンさんから白鳥の飛ぶタイミングを計るコツを教えて下さいました。
ありがとうございます♪
白鳥は翼の大きさに比べて体重が重い鳥で普通の鳥のようにその場からすぐに飛び立てないそうです。
なので飛ぶ前には以下の手順を踏むそうなので、そこを注意しておけば飛ぶタイミングが判りやすいとの事。
①そこそこ風が吹いている
②白鳥が風下に移動(向かい風を利用して飛びやすくする)
③助走距離を確保できる位置に白鳥が溜まりだす(助走に10m近く必要なため)
④親白鳥「コォー」と大きく鳴くと周りの一緒に移動していた白鳥も「コォー」「コォーコォー」と鳴きだす。
※関西弁翻訳「おぃ!みんな。そろそろ飛べそうやから、いこか」「わかった準備するわ」「えぇで。いつでもどうぞ」
⑤羽をバタバタさせだす(準備体操?)
⑥他の白鳥がいないところに並びだす
⑦助走してテイクオフ!
なるほど!ちゃんとした写真を撮るには生態も勉強しないといけないのですね。
奥が深い…という事で寒空の中、白鳥の動きをじっと観察…
風が南から北に向き吹きだしてきました。(写真の左から右)
しばらくすると白鳥が少しづつ北側に移動し、ほとんどいなくなりました。
「コォー」「コォー」「コォーコォー」
と騒がしくなり羽をばたつかせる音も聞こえてきました…
これはチャンス!
「バサバサバサ…」←水面の助走音
4羽が助走し始めたところで「パチリ☆」
白鳥の助走は速く、助走区間は迫力満点なのですが速すぎて撮れず…テイクオフした瞬間になりましたが迫力満点♪
そして旋回して進路を北に変えたところを雪山バックで、もう1枚!
やっぱり白鳥は飛んでいると青空に映えて絵になりますね♪
例年通りで行くと3月中旬くらいまでは滞在してます。
生で見るともっと迫力がありますのでオススメですよ!
今年は暖冬で湖北に雪はありませんのでバイクで琵琶湖の冬の風物詩、白鳥を見る「コハクチョウツーリング」なんて如何でしょうか?
ツーリングプランの参考にして下さいね。
みなさまのご来場をスタッフ一同こころよりお待ちしています。
【観光情報】
場所:長浜市湖北町今西1731-1
当施設からの距離 / 時間:47km / 約70分