時は金なり!近江神宮ツーリング(後編)
こんにちは。カイザーベルクびわ湖の宇都宮です!
前回、近江神宮を紹介しきれなかったので、引き続き紹介したいと思います。
内拝殿でお参りしたところからスタートさせていただきます。
奥にはお祓いをしていただく時にだけ入れるようで、この日はご家族連れがお祓いをされていました。
この分けられているところに神聖さを感じますね。
ところで、境内に時計がたくさんあるのがずっと気になっていました。
参拝を終えてから理由を神社の方にお伺いすると、日本において時刻制度が始まったのは下の画像の漏刻(水時計)を天智天皇がお造りになられたのが起源とされ、近江神宮は時を司る神社とのこと。
なんでも、「鐘鼓を鳴らして時を知ら」(日本書紀)された事績に始まるそうです。
この漏刻は昭和39年頃にオメガ社総代理店のシイベルヘグナー社より奉納されたものだそうです!
実は私も時計が大好きなので、漏刻の解説を読んで知った時には背中がゾワゾワッとしました(笑)
…ん?待てよ?オメガ社から奉納されたという事は、もしかしたら他の時計メーカーのものもあるのかも…と、周りを探索してみると、、、
発見!
お話を聞いていなければ、危うく見過ごすところでした。
こちらがロレックス社から奉納されたという古代の火時計の復元模型!
とってもカッコイイ❤
この時計は、昭和54年に設置された4000年前の中国で主に夜間に用いられていた時計です。
龍の背に14個の鉄球が等間隔に吊り下げられていて、糸の下にはせんこうが設置されているそうです。
どのように作動するのか調べてみたところ、使用する際には線香に火をつけ、糸の下を燃え進む線香の火が糸を焼き切ることで鉄球が下にあるドラへ落下して鳴ることで時刻を告げるという凝った時計だそうです。
オメガやロレックスという有名ブランドから奉納されたということも驚きましたが、まさか神社でこのような珍しい時計にお目にかかれるとは思っていませんでした。
この二つの時計以外にも、こちらの「時計館 宝物館」にも現代から昔の時計までが紹介されています。
他にもご紹介できなかった珍しい時計がたくさんあり「昔はこんな仕組みで時間を計っていたのか!?」と新しい発見がありました。
近江神宮に立寄られた際は、是非こちらも見学されてみると面白いと思います。
このあと、帰路につくため楼門を抜け駐車場に向かうと右側に石碑を見つけました。
「何だろう?」と思い読んでみると、かるたの詩が刻まれています。
実は、近江神宮は「かるたの殿堂」でもあるのです。
最近では「ちはやふる」の舞台としても話題になりましたよね。
「秋の田の 仮庵(かりほ)の庵(いほ)の 苫(とま)をあらみ わが衣手(ころもで)は 露に濡れつつ」という小倉百人一首の1番目に登場する句は、ここの御祭神である天智天皇が詠んだものだそうです。
この句が一番古いという事で、ここでは競技かるた大会等が開催されいるのです。
ご存知でしたか?
境内にもこの様に額縁で詩が飾られており、かるたを楽しめました。
今回訪れた近江神宮は「ちはやふる」で知っていたのですが、かるた以外にも時を司る神社だったとは知りませんでした。
やはり、現地に行くことで新しい発見があるからこそツーリングは面白い!
このあとは帰路につこうと思っていましたが、無理をして帰って何かあってはいけません。
「急がばまわれ」です。
今日は外にいる時間が長く身体が冷えていたので、時間もまだ早かった為 以前にお客様から勧められていた「草津湯元 水春」に寄り道することにしました。
こちらの施設の中には、露天風呂だけでなく岩盤浴やホットヨガスタジオなどもあり、ゆっくり過ごすにはもってこいの場所です!
源泉は「ナトリウム-炭酸水素温泉」で、皮膚の表面を軟化させる作用(乳化作用)があり、皮膚の脂肪や分泌物を洗い流してくれます。
このような乳化作用により、昔から美肌・美人の湯と言われている温泉なのです!
温泉でまったりして身体も温まったところで、ちょっと早めの夕食タイムです。
館内にあるお食事処の水春亭で「水春弁当」をいただきました。
天ぷら・おつくり・揚げ豆腐・牛の煮物・きくらげの和え物・ポテトサラダ・チキン・茶碗蒸しなどボリューム満点で、とっても豪華な内容♪
そのうえ、ごはんがおかわり無料でお値段は1,400円(税込)
※館内は撮影禁止につき、特別に許可を頂いております
お腹が空いていたので美味しくいただき、完食!
特に私が気に入ったのは茶碗蒸し。
柚子が入っており、とろっとした卵に柚子の香りがよく絡んで最高でした。
身も心も満たされ、この後は風邪もひかず帰路につきました。
今回は新しい機材のレンズを使って映える写真も撮れ、また思いもよらない形で「時に纏わる滋賀スポット」をめぐり、暖かいお風呂と美味しい食事にありつけ、ゆっくりと休憩を挟みながらツーリングを楽しめました。
みなさんもツーリングに行かれる際は、
「急がばまわれ」
心に余裕を持ったツーリングプランを立てることが大事です!
休憩を怠ったばかりに思いがけないトラブルが起きて帰る時間が遅くなったり、余計なお金がかかってしまう事があるかもしれません。
今回のツーリングは、意図せず時に纏わるツーリングとなりました。
「時は金なり」
昔の人は上手くいったものですね。
限られた貴重な晴れのお休みに充実したツーリングをするには、時間もお金と同様に大切です。
無理のないツーリングプランで、楽しい充実したツーリングライフを送りましょう!
今回はここまで。また次回もお楽しみに!
【観光情報】
場所
瀬田唐橋:滋賀県大津市瀬田
近江神宮:滋賀県大津市神宮町1-1-1
草津湯元水春:滋賀県草津市新浜町300
当施設からの距離・時間
瀬田唐橋:35km・57分
近江神宮:36km・48分
草津湯元:36km・48分