カイザーベルク びわ湖 BLOG

STAY HOME TOWN ~バイクをメンテナンスしよう!①~

こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
先日、多くの地域で緊急事態宣言が解除されましたね。
みなさんの地域は如何でしたか?
 
滋賀県も緊急事態宣言が解除されましたが、滋賀県は「STAY HOME TOWN 滋賀県にいよう。」ということで5/31(日)までは引き続き外出(県をまたぐ移動)の自粛要請が出ています。
 
まだもう少しツーリングには出かけられないですね。
 
長命寺川沿いのさざなみ街道にはオオキンケイギク(特定外来生物)が黄色い花をつけ、毎年恒例の風景になってきました。
 
今日は趣向を変えて、外出自粛期間中にご自身でできるバイクのメンテナンスをご紹介しようと思います。
 

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今年は、バイクを冬眠から解除して今からというところでコロナ禍で外出自粛が始まり乗れていない、という方がけっこういらっしゃるのではないでしょうか?
 
もしかしたらお仕事の関係でまだバイクが冬眠中のまま!なんて人もいらっしゃるかも(汗)
 
ここで気になるのは「バイクの冬眠をどのようにされていたか」です。
 
お住まいの環境によりモトガレージ・屋根付き駐車場・車体カバーのみと様々だと思います。
 
バイクは乗らなければ傷みやすい乗り物。
 
その一番の原因は、汚れ・サビ・紫外線…ということで、まずは洗車をしましょう!
 
汚れは放置すると落ちにくくなります。
 
この機会にしっかり洗車しましょうね。
 
まずは水洗いで、だいたいのホコリや大きな汚れを落としていきます。
 
特に綺麗にしたいところは、
 
①空冷エンジンのフィンの隙間(ホコリ・泥など)
 
②フェンダーの裏側(泥)
 
③ホイール(ブレーキダスト・チェーンオイル・泥)
 
④フロントフォーク(インナーチューブに付いた汚れ)
 
⑤リアサスペンション(ホコリ・泥)
 
⑥トップブリッジの下(汚れが溜りやすい)
 
⑦水冷・油冷車両のラジエターグリル(ホコリ・虫の死骸など)
 
水流は弱めで大丈夫です。(私は弱めに設定した高圧洗浄機を使います)
 

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電装まわり(スイッチ・メーター類・コネクター),ガソリンタンクキャップ付近,マフラー,エアクリーナー付近はあまり水をかけないようにするのが鉄則!
 
水流を強めで掃除するのは、フェンダーの裏側など水圧がかかっても傷がつきにくい場所だけに留めておきましょう。
 
※高圧洗浄機をご利用の方は特に気をつけないと、電装系のトラブル・デカールの剥がれに繋がりますのでご注意くださいね。
 
水洗いが終わったら、今度はシャンプー洗車です。
 
洗車の基本は、上から下への順で洗っていきます。
 

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ボディーはバイク用(車用でも代用可)シャンプーをスポンジや柔らかめのナイロンブラシなどを使いながら念入りに洗っていきます。
 
エンジンやホイール周りは、下回り用のスポンジや堅めのナイロンブラシを用いて水洗いで取れなかった汚れを落としていきます。
 
 
 
洗車が終わったら、次はワックスがけです。
 

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固形ワックスの場合は、塗ったあとに線上に伸ばしていくのが一般的。
 

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水に濡らしたスポンジにワックスを適量とって車体全体に塗り込み、乾いたら柔らかい布で拭き上げましょう。
 
美しい艶が出るはずです。
 
ただし、梨地のプラスチックや艶消し塗装部分に塗り込んだ場合はワックスが拭き取れず白くなったりシミになったりします。
 
また、研磨剤が配合されたワックスの場合は艶消し塗装に光沢が出てしまい取り返しのつかないことになるので注意が必要です。
 
液体ワックスの場合は固形に比べて取扱いが楽で短時間で仕上げられますが、固形ワックスより持ちが悪いので手軽にワックスがけしたい時におすすめです。
 
種類も汚れ落としや研磨剤配合のものがあるので、購入の際は目的に合ったものをチョイスしましょうね。
 
このタイプのワックスはスプレータイプが多いので、ブレーキ廻りやシート部分にかからにように施工するのと、拭き上げの際に力はいりませんが、柔らかい布を使い拭き上げないと小傷が付きやすいので注意が必要です。
 
最後に時間があるのであれば、ホイール・スポーク・メッキのリムにも固形ワックスをかけておくと次の洗車の際にブレーキダスト掃除が楽になります。
 
またメッキのスポークやリムの場合はブレーキダスト掃除が楽になるだけでなく、サビにくくなりメッキの美しさを維持できますのでお試しあれ。
 
ここまで来たら愛車も見違えるほど綺麗になっているのではないでしょうか?
 
 
 
次はゴム(ラバー)や梨地のプラスチックパーツのメンテナンスです。
 
バイクは金属・ゴム(ラバー)・プラスチックで構成された乗り物なので、寒暖差・紫外線により保管状況にもよりますが大なり小なりダメージを受けてしまいます。
 
ゴム(ラバー)やプラスチックは黒いパーツが多いので、艶がなくなりくすんだり白色化していきます。
 
ゴム(ラバー)やプラスチック部品は、ゴム専用の保護剤が市販されています。
 
私が利用して使い勝手の良かったものを一部ご紹介しますね。
 
ゴム(ラバー):WAKO'S ワコーズSLシリコーンルプリカント 【HTRC2.1】・KURE ラバープロテクタント【1036】
 
プラスチック部品:TANAX ガラスコートプロ艶【PG-273】(未塗装樹脂専用)・WAKO'S ワコーズSH-R スーパーハード未塗装樹脂用耐久コート剤 【HTRC3】・KURE クレポリメートクリア【1249】
 
これらの商品はレッドバロン店舗・ホームセンター・ネットでも簡単に手に入れられます。
 
施工すると黒々とした艶が蘇り、バイクのイメージが一新すると思いますよ♪
 
ただ、とっても綺麗になるのですが、タイヤやブレーキ廻りなどにかかってしまうと危険ですので取扱いには気をつけてくださいね。
 
 
 
そして最後の仕上げはブレーキレバー・クラッチレバー・ステップ。
 
アルマイト仕上げのカッコイイレバーにカスタムされているお客様もおられると思いますが、大半のみなさんはノーマルの銀色のアルミのレバーやステップが装着されていると思います。
 
アルミということもあり、斑点状のサビやくすみが出やすいパーツです。
 
実は、レバーやステップも輝きを取り戻せるんですよ。
 
まず素手でレバー・ステップを触り、ザラッとした感覚がある場合は耐水ペーパー(ホームセンターで購入可能)400番に水をつけてザラッと感がなくなる程度に磨いてください。
 
そのあと、少し細かい800番に水をつけて磨きキズが無くなる程度に磨き下地を作ります。
 
最後にメタルコンパウンド(ホームセンターで購入可能)をボロ布に適量とり磨きましょう。
 
そして柔らかい布でコンパウンドをふき取れば、新車時のようなピカピカのレバー・ステップの完成です。
 
ただし、やりすぎるとバフがけしたような鏡面仕上げになってしまうのでご注意くださいね。
 
これでバイクの外観はかなり蘇るのではないでしょうか?
 
今の時期は気候も穏やかですので、愛車のお手入れも捗ると思います。
 
 
 
今回はここまで!次回もお楽しみに。

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