丑年なら行かねば!入口に難あり?牛の寺と呼ばれる園養寺
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日は滋賀県内の「丑年なら行かねば!」なお寺をお届けします。
お客様から教えていただいて今回向かったのは、湖南市にある「園養寺(オンヨウジ)」
「〇年なら行かねば!」シリーズ初のお寺さんです。
こちらは近江西国三十三ヶ所観音霊場第三十二番で平安時代に最澄が開いた天台宗の寺院です。
ナビに従いここまでやってきました。
「目的地に到着しました。お疲れさまでした♪」
確かに「園養寺」の看板が出ているようなので間違いないようですが…
皆さんお気づきでしょうか?
参道の入口にJR草津線(単線)の線路がありますよ(汗)
踏切もありませんし 何かの間違いかと思い、一度県道4号に出て周辺に道がないか確認しました。
しかし、他のルートは見当たらずこの場所以外からはお参りできないようです。
「ここを渡らないと参拝できないの?」
と迷っていたら…
「まっ、まさか!」
湖国を走る「SINOBI-TRAIN」通称 忍者電車が走ってきました。
慌ててカメラのシャッターを押しました。
この電車は、2017年2月から運行されているJR草津線と湖西線を走る運行予定が非公開の超レアな車両。
濃い茶色のボディーに金色の「忍」の文字とたくさんの忍者…カッコイイ♪
いやぁ~、日頃のお参りのおかげですかね。
新年そうそう良い被写体に出会えました❤
それにしても通過速度が速いなぁ(汗)
この写真のように止まってくれたらよいのですが。
実際は結構なスピードで目の前を通り過ぎていきます。
なぜこんな事になっているのかは不明ですが、単線なので行き来する電車の本数は少ないようです。
しばらく観察していると、左からくる時は先にある踏切の音・右からくる時は手前にある駅から出発する前に警笛を鳴らしてくれているので電車の接近がわかるのに気づきました。
ということで意を決して右見て左見て、念入りにもう一回右見て線路を渡り参道へ。
手入れが行き届いた参道の階段を登ると山門が見えてきました。
こちらが本堂。
園養寺が牛のお寺と呼ばれる由縁は、この地が野洲川を渡る渡しが設けられ伊賀に達する街道の分岐点という交通の要地で、最澄が延暦年間に延暦寺の造営にあたり木材や石材などの資材調達をこの地に求め、難祖と言われたこの地で牛車とともに難儀し、苦労した牛への供養のため大日如来を祀り牛馬の安全を祈願したからだそうです。
本堂の上にある向拝の中央には、その由縁から牛馬の彫物が施されていました。
鴨居の両端には象の彫刻が突き出しており迫力満点!
本堂の屋根瓦を見てみると、頂上部分には龍・そして屋根の上には対になった狛犬の飾り瓦が鎮座しており、とても立派な本堂です。
年をとったせいでしょうか?
最近こんなところにも目が届くようになりました。
本堂の造りを見たところでさっそくお参り。
こちらでは「施設の安全と当施設にお越しになられるお客様の安全」をお願いしてきました。
最後は「丑年なら行かねば!」ということで、本堂右側にある「牛堂」におられる蝸牛さんに参拝してきました。
今年の「丑年なら行かねば!」はお楽しみいただけましたか?
また来年に向けて干支に纏わる神社仏閣を探しておきたいと思います。
今回はここまで!次回もお楽しみに。
【観光情報】
場所:湖南市三雲11
当施設からの距離 / 時間:28km / 約50分
駐車場:参道入口前