郷土料理を求めて！ 長浜観光ツーリング（グルメ探訪 第37回）
こんにちは。カイザーベルクびわ湖の高木です。
春は温かくて気持ちの良いツーリングシーズンですが、花粉や気圧の乱れで何かと体調を崩しやすい季節でもあります。
今回は新しい相棒の初ツーリングを兼ねて、健康の為に栄養たっぷりな長浜市の郷土料理を食べに行きました。
お昼時まで時間があるので最初に愛車映えするスポットへ向かいましょう。
向かったのは、お客様からのお問い合わせも多い人気映えスポット「あの桟橋」
支配人のVFRはこの桟橋に頭から進入していましたが、斜面は緩やかなれどバックで登るのは危険と判断し、バイクがこちらを向くように停めました。
風景を入れる為にやや引きからの構図で分かりづらいかもしれませんが、こちらが新しい相棒のFZ750です。
今から35年くらい前に製造された旧車ど真ん中の車両ですが、バッチリ整備されていて元気に走ります。
私は以前にもFZ8に乗っていたりFZ750のグッズを買い求めていたりとFZが大好きなので、所有していた999Sからの乗り換えで惜しかったですが、FZシリーズ始まりの1台を手に入れられて感無量です。
大切に乗っていこうと思います！
愛車撮影を完了したら、ちょうど正午になりました。
長浜駅の西側にある豊公園にバイクを停めて、ここからは黒壁スクエアへ向けて歩いていきます。
レトロな街並みが残る駅前通りをそれて北国街道へ。
ここまできたら目的地はすぐ近く…大きな垂れ幕が見えてきましたよ。
旧家の雰囲気漂う鯖そうめんの人気店「翼果楼(よかろう)」へとやってきました。
お店に入ると雰囲気満点♪
築200年を誇る日本家屋で、当時物のレトロな電話機や写真機が飾られています。
そして黒壁スクエアならではのガラス細工もたくさんありました。
特に花の形をしたこのランプ、温かみがあって落ち着きますね。
お店の雰囲気に少しだけふけりましたが、やはり空腹を前にいい匂いがすればガマンできません！
今回は少し奮発して、焼鯖そうめんに焼鯖寿司を加えた「鯖街道焼鯖寿司付」セット(1850円)を注文しました。
盛り付け良し、鯖も照りが良く輝いて美味しそうです。
ゴクリ…
まずは甘辛く炊き込んだ焼鯖と、その出汁を良く吸い込んだそうめんを一緒にいただきます。
鯖と言えば青物。
鮮度が落ちやすく独特の臭みがあり それが苦手という方も少なくないですが、これは…う、うまい！
濃い味付けで誤魔化してるのではなく、見た目に反して薄味。
肉の芯，骨の髄まで優しい味わいがしみ込んでいて、臭みではなく鯖の旨みだけがじわ～っと口に広がります。
そうめんは汁を吸っていて伸びているかと思いきや、3年熟成させた麺は味がしみ込んでもモチモチ・ツルツルでベストチョイス！
お次は焼鯖寿司を。
香ばしく焼けた皮目からジュワッとにじみ出た鯖の脂が、口の中を幸せにしてくれます。
噛んでいくと、お米と焼鯖に挟まれた大葉と生姜がさっぱりさせてくれて しつこくありません。
さらにワサビと備え付けの山椒・ゆず七味で味の変化も楽しめて、気付いた頃には完食していました。
鯖には疲労時に不足しがちな鉄分やビタミンが豊富に含まれ、特に女性やお子さんにぴったりな栄養素が詰まった食材です。
焼鯖の誕生は、かつて繁農期の忙しい農家へ嫁いだ娘を応援する為に実家から焼鯖を送った「五月見舞い」という素敵な風習が元になっているそうです。
焼鯖にそうめんなのも、田植え期に米の備蓄がない農家の保存食としてそうめんが食べられていたからとのこと。
これが転じて長浜の郷土料理として現在も楽しまれているのですね。
季節の変わり目で何かと忙しく、疲れやすくなるこの時期。
家族の思いやりが詰まった焼鯖を食べて元気いっぱいになりました！
3月27日にガラス館もリニューアルオープンし、ますます楽しくなる長浜の黒壁スクエア。
滋賀の美しく優しい文化が集うこの街へツーリングはいかがでしょうか？
それでは次回もお楽しみに！
【観光情報】
あの桟橋
場所：場所非公表の為、当施設の観光情報マップにてご紹介しています
翼果楼(よかろう)
場所：長浜市元浜町7-8
当施設からの距離 / 時間：36km / 60分(さざなみ街道使用)
営業時間：10:30～17:00
定休日：月曜日(祭日の場合は営業。翌日休み)
駐車場：豊公園に二輪・四輪駐車場がありますので、そちらをご利用ください。(徒歩10分)
※JR長浜駅前の駐車場は四輪専用駐車場となりました。オートバイでご利用の際はご注意ください。
