原風景を求めて!お財布に優しいお散歩ツーリング ~畑の棚田・乙女ヶ池~
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
コロナ禍ということもあり、今日は人と極力接触せずお財布にも優しいツーリングに行ってきました♪
GW明けの5/6は快晴!
GWの疲れを取る為に例年なら自宅休養(引きこもり)からの温泉で休養するのが定番なのですが、天気の良さに負けてツーリングに出かけることに。
ただノープランかつGW中の食事代に散財してお財布の中も寂しい状況だったので、お金がかからず・人と極力接触しない自然豊かな場所に行くツーリングプランを朝から計画していたら11時スタートになってしまいました。
今回のルートは山に向かうということで、前回のツーリングで忘れてしまった防水仕様のJBL Bluetoothスピーカーも忘れずにジャケットの胸ポケットに入れて出発!
さざなみ街道を南下して琵琶湖大橋を渡り、湖西の下道を北上して高島市方面へ。
朝は肌寒かったのですが、日が昇るにつれて気温が上がり 5月らしい快適で爽やかな風が吹くツーリング日和となりました。
ナビの指示に従い対向車も来ない田舎道をどんどん山に向かい走ります。
やって来たのは高島市にある「畑地区」
今回の目的地は日本人なら誰しもが記憶の中に持っている原風景を求めて、棚田百選にも選ばれている「畑の棚田」にしました。
ちょうど田植えが始まるこの時期の水が張られた田んぼは、青空のリフレクションが映えるのです。
地区の入口には昭和レトロな木造のバス停があり、さながら「リアルなトトロの森のバス停」
目論見通り、田植え時期で田んぼには水が張られ 青空が反射する景色を見られました。
やはり棚田と言えば高台からの撮影が鉄板ということで、周辺を探索。
事前のリサーチでは「高台が無い棚田」とのことでしたが、Google Mapの航空写真を見ると棚田の頂上に向かう道を発見!
「あるじゃん!」ということで意気揚々と細い農道を登って行くと、徐々に坂がきつくなりクロスカブで2速に入れても失速し1速でしか登れないレベルに…
「あれ?」
頂上付近まで行くとフェンスがあり 先は林道になっています。
これ以上は危険と判断してここでストップ。
ブレーキを握っているにも関わらず自重でずりずり後に下がってしまう…(汗)
慌てて両足で踏ん張り止まりましたが、これはマズイ。
ハンドルフルロックターンができない道幅で方向転換には切り返しが必要。
かつ急斜面で片足が浮いている状態では間違いなく転倒してしまいます。
「左ならレバーは付いていないし倒しても大丈夫か」
という早々に諦める考えにもなりましたが、倒した際に引き起こしも大変そうなので足が付く右側から下車して踏ん張りながら方向転換をして事なきを得ました。(写真左上☓印の場所・バイクでの進入はオススメしません)
ちなみに高台と思われましたが棚田の全景は見えませんでした。
ということで中腹にある退避エリア的な場所(写真左上☆印の所)に移動。
こんなこともあろうかと今回はドローン参号機を積載していましたので、地元の方に許可(飛行可能エリア)を得てクロスカブの折りコンからドローンをテイクオフ!
今回は許可を得られた場所の上空から撮影させていただきました♪
空撮で撮れた写真がこちら。
傾斜に逆らわず幾何学模様に広がる棚田は美しい!
次は横から。
この急な傾斜地の等高線に沿って階段のように綺麗な段々に整備されている棚田を見ると、どんな場所であろうとお米を作れる環境を整備された先人の知恵と努力に頭が下がります。
ここでドローンの向きを下段方向へ。
こちらは朽木に接する集落で、15.4haの面積に民家と359枚の田が築かれており 標高300m~400mの山腹に棚田がすり鉢状に広がっています。
ちなみにここ「畑の棚田」は平成17年公開の「男たちの大和/YAMATO」のロケ地にもなっています。
ドローン撮影の後は通常のカメラ撮影!
幾何学模様の棚田と山・青空の反射する棚田をメインに写真撮影を楽しみました。
棚田の風景を思う存分楽しみ癒されたところで、次はお腹を満たすため元来た道を引き返して国道161号線(高島バイパス)を南下し「しらひげ食堂」へ。
こちらでは名物の「豚汁ラーメン(500円)」をいただきました。
豚肉・豆腐・ねぎ・ゴボウ・お揚げさんなど具材たっぷりのラーメンで、麺の量も多く食べごたえのあるお気に入りのメニュー♪
分類でいうと味噌ラーメンなのですが、スープが豚汁なのでサッパリしていて食べやすくペロッと完食♡
「ごちそうさまでした♪」
最後の一滴まで飲み干したとしても豚汁ですし具材もヘルシーなので、健康を気にされている方でも大丈夫なのでオススメです。
次の目的地は国道161号線(高島バイパス)から側道に降りる一方通行の先。
今回のツーリング計画ルートでは「しらひげ食堂」さんでUターンしないと行けない場所です。
※「畑の棚田」に行く際に前を通過しますので、先に立寄ることも可能
日吉神社御旅所の前に駐車スペースがありますのでそちらにバイクを停め、ここからは徒歩で奥に。
やって来たのは「乙女ヶ池」
国道161号線(高島バイパス)を走っていても全く見えない所にある「知る人ぞ知る池」で、当ブログでは初紹介となるツーリングスポットです。
乙女ヶ池は万葉の時代は「香取の海」と呼ばれていました。
一帯は山の麓までが琵琶湖の入江になっており、昭和30年代は淡水真珠の養殖場として利用されていました。
その際にイメージの良い名前を ということから「乙女ヶ池」に改名され、現在は県の園地公園になっています。
乙女ヶ池の名物と言えばアーチ状の橋が連なる素敵な木製の欄干をもつ橋です。
この素敵なロケーションも相まってNHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」のロケ地として使用され、主人公の2人が結婚を誓い合うシーンがこの橋の上で行われた関係で隠れた「縁結びスポット」となっています。
こちらの池は自然が豊かで、鳥の撮影をはじめ湖西線の電車や橋を構図に入れたインスタ映えする写真を撮影できるスポット。
さらに、ビワバス・鯉・フナ・マスなど淡水魚の宝庫で釣りがご趣味という方にもオススメですよ。
しばらく湖畔でゆっくりとした時間を過ごした後は、お気に入りの志賀の湖畔スポット経由で道の駅「びわ湖大橋米プラザ」へ。
こちらに来た目的は、先日のブログでスタッフの宇都宮が紹介し お問い合わせの多かった「びわ湖大橋下の撮影スポット」を紹介するため。
メインの道の駅建物を通過して琵琶湖大橋の高架を越えた一番奥にある駐車スペースまで行くと1ヵ所フェンスが途切れている場所があり、そこから砂浜に出られて下のような写真を撮影できます。
簡単に撮影ができる映えスポットですから、立寄られた際は撮影にチャレンジしてみてくださいね。
※こちらでの鉄板写真は縦構図です。組み写真の関係上 少し横幅が狭いですが参考にしてください
この後は琵琶湖大橋を渡り17:00ちょうどに帰着!
今回のツーリングでは、
ガソリン代:276円(燃費70km/L・149円計算)
食事代:600円(豚汁ラーメン・休憩の缶コーヒー100円)
接触人数:5名(しらひげ食堂の店員さん・ドローン撮影許可をいただいた地元の方・棚田に撮影にきていたカメラマン2名)
走行距離:130km
所要時間 :6時間
このような感じで「1,000円未満の費用でお財布に優しく」「人と極力接しない」「自然豊かな場所を堪能する」という当初の目的を全てクリアした楽しいツーリングでした。
ツーリングプランの参考にしてくださいね。
【観光情報】
●畑の棚田
場所:高島市畑856
当施設からの距離 / 時間:68km / 約90分
※琵琶湖大橋・県道を利用(湖西道路使用せず)
●しらひげ食堂
場所:高島市鵜川225-5
当施設からの距離 / 時間:55km / 約70分
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜日
●乙女ヶ池
場所:高島市
当施設からの距離 / 時間:46km / 約60分