近江八幡ぶらり散策 ~八幡山に登ろう!~(ご朱印めぐり 第36回・ご城印めぐり 第1回)
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
ぶらり散策シリーズ2回目となる今回は、当施設からほど近い場所にある八幡山に登ってきました。
今回は山頂にある村雲御所瑞龍寺門跡で行われているイベントを見る為に、八幡山にやって来ました。
日牟礼八幡宮の境内では鯉のぼりが飾られ、5月らしい雰囲気♪
タイトルで「八幡山に登ろう!」と言いましたが、もちろん八幡山ロープウェーで山頂に向かいます。
毎年 初日の出取材で乗っていたのですが、ここ最近は年末年始がお休みになった関係で久しぶりのロープウェー乗車。
ご当地キャラクター「豊郷あかねちゃん」のラッピングがされた可愛らしいゴンドラで山頂まで4分。
山頂駅からは近江八幡中心部を見渡せます。
山頂駅から展望台に向かう階段を上がり恋人の聖地「LOVEモニュメント」横の階段をさらに登ると、村雲御所瑞龍寺門跡の山門が現れます。
こちらの村雲御所瑞龍寺門跡は、八幡城本丸跡にある日蓮宗の門跡寺院として格式高い寺院。
安土・桃山時代に豊臣秀次の母(秀吉の姉)である瑞龍院日秀尼公が、秀吉に自害させられた秀次の菩提のために京都の村雲に創建。
村雲御所と呼ばれたそうですが、昭和36年に現在の位置に移されたそうです。
今回の目的は「村雲御所瑞龍寺門跡あかり展~雲の間に咲く虹色の花~」という5月30日まで行われているイベント。
社務所で入場料300円を支払い、参拝をする前にご朱印をいただくだけの予定が…
こちらはまた後でお話するとして、社務所の方から「今は誰もいないから貸切よ♡」とのアドバイスをいただきましたので、これは急いで撮影しなくては!
本殿では一礼して「後でお参りに来ます!」と先を急いであかり展会場の「村雲の間」へ。
「おおっ!」と声を上げてしまうほど華やかな風景が広がります。
滋賀県初展示となるこちらのイベントは植物や花をモチーフにした50個の灯りが展示されており、会場となった「村雲の間」の壁面や襖には狩野派によって描かれたという金とプラチナの雲の絵で覆われた この時代の建物としてはとても前衛的なデザインでお洒落な和室。
柔らかな光を発する灯りが襖に反射して雲の絵が浮かび上がる幻想的な空間に仕上がっていて、見物です。
虹色の花というイベントタイトル通り、複雑な形状に織り込まれた色鮮やかな花を模した灯りにより 何処を切り取っても華やかで優雅な雰囲気。
これだけ色とりどりの灯りがあるにも関わらず、優しい光で落ち着いて眺められます。
この優しい包まれるような光の正体は、紙でできており提灯のような灯りになっているから。
折り紙のように紙が組み合わされた複雑な形に灯りが組まれたことで独特の陰影と優しい光の反射が生まれ、それが金やプラチナで描かれた雲の襖絵に反射して幻想的な空間を作り出しているという素敵な灯りイベントでした。
とっても素敵な灯りイベントを見学した後は、順路とは逆方向で見学。
今上天皇様(令和)がご成婚時に記念にいただかれた天皇陛下のお人形や立派な五月人形、そして豊臣秀次公の銅像などを見られました。
本殿でお参りをして村雲御所瑞龍寺門跡の見学が終わり、外に出てみるとクローバーの絵と♡が2つ?
こちらは縁結びのパワースポット「誓いのよつ葉」
ハートの上に立って祈願すると良いそうです。
振り返ると境内の右に「金生稲荷⇒」の看板があり奥に進んでみると…
「!」
全てが金色に輝くおいなりさんが現れました。
おいなりさんと言えば普通は赤い鳥居をイメージするのですが、金色とは珍しい。
さっそく当施設の商売繁盛をお願いしてきました。
本殿の右側にはご朱印の張り紙があります。
先程お願いした社務所には無かったような…
社務所にもう一度戻りご朱印がいただけるのかお伺いしたら「ありますよ♡」とのご回答をいただき、ご朱印をもう1枚追加でいただきました。
こちらが今回いただいたご朱印と、冒頭でお話しなかった新しく始めることになりましたご城印です(汗)
実は「あかり展」を見学の前にご朱印をいただこうと社務所に伺ったところ、ご朱印ではない「八幡山」と書かれた置き紙を見つけました。
「これは何ですか?」とお聞きしたらご城印とのこと。
これが噂の…
「それではそちらもいただいてもよろしいでしょうか?」
「他にも色々な種類がありますが、どちらになさいますか?」
「えっ?それでは全部いただきます」
ということで左上から順に「村雲御所瑞龍寺門跡 襖絵」「金生稲荷大明神」「ご城印 想像画」「ご城印 秀次」「ご城印 さくら」「ご城印 標準」です。
標準のご城印に押してあるハンコをみると「157」という番号があり、気になって後で確認してみたところ ご城印は全国で710ヵ所もあるそうです。
こ、これは…これから先ネタには困りませんね(大汗)
ロープウェイの最終便が発車するまで時間がありましたので、本丸跡の石垣を見ながら山頂の周りを歩くことに。
多少の高低差はありますが、山頂部を周るだけなので15分ほどで北の丸跡・西の丸跡展望台からの風景を楽しめました。
先程みたロープウェー山頂駅から見る街並み(八幡ドルの夜景)とは違い、山の裏手ということで長命寺から南側の田園地帯を見られます。
この後は最終便のゴンドラで山を下りて帰路につきました。
滋賀県内にお住まいの方は5月30日まで「あかり展」を楽しめますので、行かれてみては如何でしょうか。
ツーリングプランの参考にしてくださいね。
今回はここまで!次回もお楽しみに。
PS
社務所の方にお話しをお伺いすると12月~1月にかけて「陶あかり展」も行なわれているそうですので、また八幡山を登りご紹介したいと思います。
【観光情報】
●八幡山城跡(瑞龍寺・金生稲荷)
場所:近江八幡市宮内町19-9(八幡山山頂)
当施設からの距離 / 時間:7.6km / 約15分
営業時間:9:00~17:00
あかり展入場料:300円
八幡山ロープウェー往復代金:890円
ご朱印・ご城印場所:境内左側の社務所
ご朱印代:各300円
ご城印代:各300円