京都の風鈴寺「正壽院の風鈴まつり」【後編】(ご朱印めぐり 第38回)
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日の後編は正壽院で話題のSNS映えスポットに向かいます。
特設入場テントの専用出口から外に出て、駐車場から一番最初に見えた建物の客殿へ。
客殿の入口には空の青色とマッチした水色と青色の風鈴が飾られており、陽に照らされた風鈴の青い影が参道に映り独特の雰囲気。
中に入り、係の方に入場券代わりとなるパンフレットにデート印を押してもらい中へ。
入口には鯉の絵が描かれた立派な衝立がお出迎え♪
貴重な江戸時代の猪目(イノメ)装飾品などが展示されていました。
お目当ての客殿の部屋(則天の間)に入ると、天井には端から端までびっしりと描かれた160枚の絵が!
角には守護4神の青龍(東)・白虎(西)・朱雀(南)・玄武(北)、そして舞妓さん・季節の花・日本の風景・文様など可憐で美しい絵を楽しめます。
このスケールと量は圧巻。
こちらの天井画は本堂の内陣に描かれた88枚の天井画(こちらも凄かったですよ)から着想を得て、100人弱の絵師と美大生によって描かれているもの。
本当は寝っ転がってみたいところですが、客殿で横になることは禁止されていますのでご注意くださいね。
ずっと上を見上げて絵を鑑賞していたら首が痛くなってしまいました(汗)
客殿のお庭には向日葵の花手水と虹色の風鈴が。
見るもの全てがお洒落で可愛らしく、若い方にも人気というのもうなずけます。
花手水も楽しんだところで、お目当てのSNS映えスポットの本命はこちら!
ハート型のこちらは「猪目窓(イノメマド)」
猪目はその文字通り、猪の目・お釈迦様に縁のある菩提樹の葉がモチーフという諸説がありますが、この形は魔除けや福を招くと言われている 寺院でよく使われる建築装飾。
パッと見た感じでは灯籠と青もみじの絵が飾ってあるように見えるのですが、これは窓の外に広がる風景。
鳥も横切ったりするのですが、4Kテレビの画面をみているような錯覚に陥るほど一体感があります。
春夏秋冬で桜(ピンク)・紅葉(赤)・雪(白)とハート(猪目窓)の風景が変わる仕組みとなっています。
地元の方にお話しを伺うと、日の差し込む角度で光と影のリフレクションも楽しめるそうです。(正午に近い時間でしたので写真には収められませんでした)
色華やかな天井画・センスの良い花手水・キャッチ―で四季の移ろいを感じられるハート型の窓。
SNS映え・写真映えするということで人気があるのも納得です。
客殿を存分に楽しんだ後は、本堂にある社務所に戻りご朱印を頂戴しました。
今回は風鈴が描かれた【観世音】(写真右側)と【御詠歌】(写真左側)の2種類お願いしたのですが、文月ということで桔梗が両方のご朱印にあしらわれていたので、見開き1ページで書いていただきました。
季節感を感じられるお洒落なご朱印ですね。
このような感じで涼を求めて正壽院の風鈴まつりを楽しんできました。
あまりに見所が多すぎてご紹介できなかった場所がたくさんありましたので、次は秋の紅葉狩りの時期に紅葉に染まった赤い猪目窓と今回ご紹介できなかった地蔵尊やお地蔵さんをご紹介したいと思います。
「風鈴まつり」は9/18(土)まで開催されていますので、ツーリングプランに組み入れられてみてはいかがでしょうか?
ツーリングプランの参考にしてくださいね。
今回はここまで!次回もお楽しみに。
PS
ちょうど取材撮影をしている最中に小道具を使ってお洒落写真を撮影されているカメラマンさんがいらっしゃいましたので、小道具をお借りしてSNS映え写真にも挑戦してみました。
その写真がこちら!
初挑戦の水晶玉でリフレクションです。
水晶玉を撮らせてくださったカメラマンさん、ご協力ありがとうございました。
ちょっと映えには程遠いような…
水晶玉のリフレクションの撮影は難しいですね。
また機会がありましたら、もっと映える写真をご紹介できるように腕を磨きたいと思います。
【観光情報】
場所:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
当施設からの距離 / 時間:50Km / 約80分
拝観料:700円(パンフレット・お菓子つき)
※駐車場協力金100円が別途必要です
営業時間:9:00~16:00
風鈴まつり開催期間:~9/18(土)
ご朱印の場所:本堂右側
ご朱印代:300円