趣味全開!スタッフ戦闘機撮影研修【前編】
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日はスタッフ全員がカメラを購入したということで、カメラ撮影技術の向上を目的に「趣味全開!スタッフ戦闘機撮影研修」と題してお届けします。
本来は春に好評だった戦闘機撮影ツーリングの続編として、宇都宮が購入したハンターカブと私のクロスカブで「趣味全開!戦闘機撮影ツーリングⅡ(岐阜)」というブログ企画を考えていました。
しかし、この企画構想をメンバーに話したらカメラを購入したばかりの岡森・長島より「動くものを撮影したことがないので撮影してみたい」との声がありましたので、定休日を利用してメンバー全員で岐阜基地に戦闘機の撮影に行くことになりました。
きっと今回の撮影でメンバーも私の大好きな乗りもの撮影の沼に引きづり込めるハズです(笑)
今回は前回の反省から撮影機会を増やすため、9時前後(8:45~9:30ぐらい)に行なわれる1st(訓練時間)に間に合うよう朝5時半起きで6時に出発!
~撮影研修スケジュール~
・朝は移動中に朝昼飯としてコンビニで軽く済ませる
・朝から昼にかけて1st・2nd(訓練時間)で着陸する戦闘機の撮影(訓練内容が良ければ3rdで夕方の戦闘機着陸撮影)
・2nd撮影終了後は大人の社会見学として「かかみがはら航空宇宙博物館」に行く
※見学の合間に展望台から3rd(訓練時間)で離陸する戦闘機の撮影
・夕食はいつもお世話になっている「二十麺創」さんで夕食と新メンバー紹介のご挨拶
・ツーリングタイムを超えない20:00までに帰宅
今日は天気も良いのできっと良い撮影ができそうです♪
途中渋滞に巻き込まれて当初の予定よりだいぶん遅れましたが、「空の森運動公園」へ1stと呼ばれる訓練終了時間前に現地に到着できました。
各務原は快晴でとっても気持ちの良い撮影日和。
もうすでに戦闘機撮影の諸先輩方が待機しておられたので、現在の状況をお伺いすると朝一に行なわれる1stは実施されていないとのこと(汗)
通常のジェット旅客機撮影ならフライトレーダーというアプリ・PCを見て飛行状況を確認し準備万全で撮影に挑めるのですが、戦闘機の場合はフライトレーダーには公開されておらず航空無線(安いものでも2万円ほどします)を手配して管制官の無線を聞かないと飛行しているかわからないのです。
とはいえ、こちらの岐阜基地には修理工場やヘリポートなどもありますので、ヘリやその他の航空機も降りてきますので12時前後(11:45~12:30くらい)に行なわれる2ndまではヘリや前回撮影に失敗した川崎重工の小型ジェット「Cesna 525 Citation Jet」を撮影して肩慣らし。
前回のブログ記事でもご紹介したように、航空機の撮影は慣れないと非常に難しいのです。
こちらのヘリや小型ジェット機でもカメラ経験者の宇都宮を除いて、岡森・長島は初心者ということもあり動く被写体撮影には苦労しておりました。
撮影の練習をしていたら訓練時間ではないのに航空機のジェット音…。
戦闘機撮影の諸先輩方の航空無線情報で「浜松基地からのT-4が来るよ!」と教えていただき、メンバー全員で撮影ポイントに立ちカメラを空に構えて待機!
12:00頃ぐらいまで待機しないと撮影できないと思っていたのですが、着陸アプローチ速度が遅いT-4なら戦闘機撮影の練習にはバッチリです。
さっそく尾翼の部隊マークが岐阜基地とは違うT-4(第32飛行教育隊で部隊マークの黄色と黒のチェッカーの下に赤いラインがあるのが特徴です)が降りてきました。
※T-4とは川崎重工が製作した中等練習機でブルーインパルスでも使用されている機体
私は連写ではなくワンショットで「パチリ☆」
今回はメンバー全員で撮影しているので、横では連続シャッター音(笑)
浜松基地のパイロットさんは上空から私たちがよく見えているのでしょうね。
手を振りながら着陸してくれました。
下の写真でもパイロットさんがこっちを向いているのがわかりますか?
とっても近いところを降りてくるのでこんな写真も撮れてしまいます。
※こちらのT-4は第31飛行教育隊で、部隊マークの黄色と黒のチェッカーの下に青いラインがあるのが特徴です。
何回か飛んできたT-4の撮影でスタッフ皆満足のいくレベルの写真が撮影できるようになってきました。
本番は更に着陸速度が速いF-15戦闘機やF-2戦闘機の撮影に挑みます。
お昼の2nd(訓練時間)の帰投時間…
今回の訓練で離陸している戦闘機は少なくT-4中等練習機がメイン。
しかし、今回はとってもレアな岐阜基地でしか見られないというF-2の102号機(試作4号機)が飛んでくるかもしれないとのこと。
F-2戦闘機好きの私はテンションが上がってしまいます。
102号機(試作4号機)は青/白に塗り分けられた機体で、上面の青色は洋上迷彩のテストをするために塗られたもので現在の量産機の青濃淡2色迷彩が生まれたそうです。
ちなみに下部が白いのは試作機だから。
戦闘機好きからはドラえもんカラーと呼ばれ親しまれている機体なのです。
そうこうしているうちに聞きなれたジェットエンジンの音が聞こえてきます。
戦闘機撮影の諸先輩方の航空無線情報ではタッチアンドゴーをせずにそのまま着陸するとのことでチャンスは1回だけ。
まずは着陸する基地を確認をするため上空を通過していきます。
※今回はメンバー全員で撮影しているのでベストショットを選びご紹介します
白いカラーに青い増槽タンクが映えますね。
【宇都宮撮影】
そして旋回して着陸態勢をとり 降りてきました!
いつも見るカラーのF-2も良いですが、青空に映える青と白の機体は絵になります。
見るだけなら良いのですが写真に収めようとすると、T-4とは違い着陸態勢に入るスピードが速く油断するとあっと言う間にカメラの画角からいなくなってしまうので緊張感が漂います。
【岡森撮影】
そして横っ腹は私の担当です。
ワンショットで上手く撮れました。
前回の撮影では逆光で暗い写真でしたので、この1枚が撮れただけでも大満足!
ここで宇都宮はどうしても外せないハンターカブカスタムの都合でお別れ(後日、ブログで紹介予定)して、私は岡森・長島と「かかみがはら航空宇宙博物館」へ大人の社会見学に向かいます。
今回はここまで!次回「趣味全開!スタッフ戦闘機撮影研修【後編】」もお楽しみに。
【観光情報】
・空の森運動公園
場所:岐阜県各務原市鵜沼朝日町1丁目107-1
当施設からの距離 / 時間:97km / 約90分
~岐阜基地撮影情報~
【空の森運動公園】
平日のみ撮影可能で日曜日・祝祭日・雨天は飛行がなく飛行時間は朝・昼・夕方で離陸後、約1時間で戻ってきます。
大抵の場合はタッチアンドゴー(着陸したらすぐ飛び立つ)を行ないますので1つの機体を数回撮影できます
・1st 9時前後(8:45~9:00ぐらい)
・2nd 12時前後(11:45~12:30ぐらい)
・3rd 15時前後(14:45~15:30ぐらい)
※必ず訓練が実施されるとは限りません(情報は非公開)。
※基本的に空の森運動公園は初心者向けで着陸を撮影できる撮影スポットですが、稀に気象条件や訓練内容によっては離陸側になることがあります。
【かかみがはら航空宇宙博物館】
こちらは駐車場・博物館内にある展望台から離陸する航空機を撮影できます。
但し岐阜基地は見えず山や森から急に飛び出してくるので音で判断をしなければならず、戦闘機まで距離がありますのでかなりの望遠機材を用意しなければならず難易度は高めです。
アフターバーナーを使用した迫力のある離陸や旋回する戦闘機を撮影できますので、機材と腕に覚えのある方は挑戦されてみられては如何でしょうか。