気になるバイクをピックアップ!番外編 ~防衛省 自衛隊広報センター「自衛館」~
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日は「気になるバイクをピックアップ!番外編」ツーリングに出かけてきましたのでご紹介します。
当支配人ブログをご覧になっている方はご存知だと思いますが、私は乗り物大好き人間で特に戦闘機が大好物。
更に「自衛館」のことを調べていくと偵察バイクの実車が展示されていることを発見してしまい、思い立ったらなんとやら...急遽公休日の月曜日に予定を組みクロスカブ号で行くことにしました。
お天気は最高なのですが午前中から暑い...
ということでさざなみ街道⇒国道8号⇒国道21号を使用し、岐阜の中心部「名鉄 岐阜駅」前にある黄色外壁が特徴の防衛省 自衛隊広報センター 「自衛館」に到着!
外には私のお目当てのF-4ファントムⅡ393号機(通称ミクさん)のコクピット部分が見えます。
中に入ると担当の自衛隊職員の方が出迎えてくださいました。
今回は私の趣味でF-4模擬コクピット搭乗体験とバイク屋さんなので働くバイクの取材に来たことを伝えて取材許可を頂きました。
ちなみに私のクロスカブは航空自衛隊岐阜基地仕様ということで自衛隊職員の方からは好評でした(笑)
ということでまずはお目当ての「偵察バイクXLR250」から...
こちらは排ガス基準がクリアできなくなったことから生産が終了してしまい、現在は後継機種のKLX250に更新されており、なかなか現在では実車をみることがなくなりました。
昔は偵察バイクと言えばXLRだったんですよ。
陸上自衛隊では師団(旅団)偵察隊で第7師団を除いてオフロードバイクならではの軽快な機動性を活かして敵陣深くに進出して情報収集する事を目的としています。
また偵察隊だけでなく、普通科・特科の情報小隊・戦車中隊の偵察小隊・偵察隊のコア部隊でも運用されています。
基本的な構造は市販車と同じですが、偵察バイクならではの特徴を見ていきたいと思います。
まず目に付くのは網状のヘッドランプガード。
その名の通り飛び石や障害物からヘッドランプを守るために取付けられており、オートバイを倒して身を隠す盾として使ったりする関係で取付け部は非常に頑丈に取り付けられています。
メーター周りは市販車と全く同じでメーターは11,064.7kmでした。
しっかり整備されている自衛隊装備品ですから、もしかしたらメーターが1周して111,064.7kmかもしれませんね。
こちらの展示車両にはキーが刺さっており、現役時のナンバー(11-1400)が打刻された金属プレートがついていました。
ちなみに自衛隊のナンバーは市販車とは違い、前2ケタが種別を示し01~03なら小型トラック、中型トラックなら05~08といった具合で11はオートバイに振り分けられる番号で自衛隊の車両はナンバーの種別番号だけで種別や所属までわかってしまうんです。
またスイッチ周りは色以外は全く市販車と同じです。
ちなみに現役偵察バイクのKLX250にはセルがありますが、偵察バイクXLR250は市販車同様にセルはついていません。
次は正面。
現役偵察バイクのKLX250とは違ってガード類が大きいので迫力があります。
市販車とのわかりやすい違いはフロントディスクガードが装着されていること。
そして偵察隊員の両足を飛び石や障害物から守るレッグガードが装着されています。
エンジンガードのようなパイプフレームのバイブの中には鉄板がボルト止めされており、少々のことでは壊れ無さそう...
このような大型のガード類が多数装備されているので市販車より余計な負荷がかかることからフレーム中央部には補強材パーツが溶接されていました。
そして側面には防衛庁装備品の銘板があり、こちらのモデルは1990年11月に製造されたようです。
後面はこのような感じで、市販車に比べてスーパーカブのものとソックリな大型キャリアが取付けられており、左サイドにはツールボックス、右サイドには無線機ラックが取付けられています。ちなみに無線機ラックは前回ご紹介した偵察バイクKLX250より年代が違うためか大きいものが装着されていました。
とこのような感じで偵察バイクXLR250を隅々までみて楽しんだ後は...
私の趣味の時間!
いよいよF-4模擬コクピット搭乗体験です♡
こちらはF-4ファントムⅡ393号機の実機を使用して岐阜基地の第2補給処整備部が1年4カ月かけて改造し、実物を使用しているので実際の操作感が体験できるというもの。
戦闘機好きとしてはたまりません!
乗り込み口からみた雰囲気は体験ゲームの筐体のように見えますがシート実物ということもあり映画トップガンでおなじみの緊急脱出時に使用する射出座席(ベイルアウト)になっていました。体験搭乗できるコクピットの前には戦闘機用のヘルメットまで...
コクピットのシートに座らせてもらうと、自衛隊職員の方が「足を上げてください」と言われたので足を上げるとシートを前に押し出してくださり、実機と同じポジションになるようになっていました!
実際の戦闘機はシートに足を置いて中に入り足を入れなければならないほど狭いんです。
自衛隊職員の方にお願いして写真を撮ってもらいました♪
中から見る景色はパイロット気分♪
実機を使っているということだけあって、操縦桿・スラストレバー・ラダーペダル・スイッチなど操作できるものや触れるものの感触がリアルでたまりません。
私のように戦闘機好きでない方でも世の中の男の子はメーターがたくさんついているメカメカしいものは大好物のハズ...きっとご満足いただけると思いますよ。
F-4模擬コクピット搭乗体験を思う存分楽しんだあとは防衛省 自衛隊広報センター 「自衛館」の中を見学させていただきました。
ちなみに偵察バイクXLR250のリアキャリアから私の行動を監視していたこちらのキャラクターは岐阜基地を舞台にしたアニメ「ひそねとそまたん」のキャラクター。
その他には陸海空の自衛隊の制服やファントムにまつわるアイテム・模型などが展示されており見応えがあります。
最後にF-4模擬コクピット搭乗体験された人にはプレゼントが貰えるらしく、ファントムの絵葉書をいただきました♪
ということで当初の目的を達成して大満足...と言いたいところですが、テンションが上がってしまい岐阜に来ているならと更に足を延ばして岐阜基地へ戦闘機撮影に行くことにしました。
本来は新しい撮影スポットからの戦闘機撮影に挑戦する予定でしたが、離陸時間に間に合わなかったので、いつもの空の森運動公園へ。
いつもの撮影スポットは駐車場ができるということで立ち入れなくなっており、公園内の道路脇からF-15&F-2・F-2・T-7初頭練習機...
F-15の着陸写真を撮影!
とこのような感じで気になるバイクをピックアップ!番外編ツーリングを楽しんできました。
後半は、ほぼ趣味全開!シリーズでしたけどね(笑)
岐阜方面にツーリングに行かれた際に立ち寄られてみてはいかがでしょうか?
ツーリングプランの参考にしてくださいね。
今回はここまで!次回もお楽しみに。
【観光情報】
●防衛省 自衛隊広報センター 「自衛館」
場所:岐阜市神田町9丁目4
当施設からの距離 / 時間:79km / 約125分
営業時間:10:00~13:00・14:00~18:45(月~金)
13:00~18:00(土日)
F-4ファントム体験搭乗可能時間:10:00~11:00・16:00~17:00
駐車場:無し(近隣の駐車場をご利用ください)
●空の森運動公園
場所:各務原市鵜沼朝日町1丁目107
当施設からの距離 / 時間:91km / 約140分