お花見大作戦 ~2024~(南禅寺・哲学の道・鴨川)
こんにちは。カイザーベルクびわ湖の木上です。
前回、琵琶湖疏水を南禅寺境内の水路閣まで辿りました。
今回のブログ記事は水路閣からスタートです。
水路閣は現在も運用されており上部の水路には琵琶湖疏水からの水が流れています。
下側の写真が水路閣の上部を水が流れている様子です。
琵琶湖疏水には数本の分水があり、その中の一本は「哲学の道」へと流れていきます。
「哲学の道」は桜・蛍・紅葉など年間通じて四季を感じられる人気の観光スポット。
皆さまも一度はネットや本などを通じて「哲学の道」の写真などをご覧になられたことがあるのではないでしょうか。
下の写真のように琵琶湖疏水脇には一部散り初めてはいましたが、見応えのある桜を楽しむことができました。(写真は4月11日の様子)
水辺に桜の花というのは風情があって良いですよね。
わたしも今回調べるまで哲学の道の川が琵琶湖疏水から引かれていたとは知らなかったです。
哲学の道を歩いていると何か違和感を感じます。
京都市内の川は基本的に北から南へ流れて行くのですが哲学の道の川は南から北へ流れており、これは人の手によって意図的に高低差が造られているのでしょうか。
哲学の道を北へ向かって行く途中...
春を感じられるお花スポットをご紹介したく「霊鑑寺」へ寄ってきました。
霊鑑寺は「椿の寺」とも呼ばれている椿の花を楽しめるお花スポット。
通常は非公開のお寺で春と秋のみに特別公開されています。
わたし個人的には椿は冬のイメージの花だったのですが、ネットで調べてみると開花の時期は品種にもよりますが11月から4月に多いとの事で俳句の季語としては春になるそうです。
確かに漢字は「木へん」に「春」ですからね。
境内には様々な種類の「椿」が植えられており目を楽しませてくれます!
椿にもこんなにいろんな種類があるのを初めて知りました。
その中でもわたしが特に気になったのが...
「おそらく椿」という名前の椿。
最初これを見た時は「椿みたいな花」なのかなと思ったのですがお寺の方のお話によると「おそらくこれ以上の椿は無い」といった究極の椿を意味するそうです。
他の椿とは違い好き透るような薄紅色の花がひと際目立ち、今日の椿の中で強く印象に残りました。みなさんも機会があればぜひ一度ご覧になってください。
再び「哲学の道」に戻り、琵琶湖疏水沿いを行きます。
「哲学の道」を過ぎると道路下の水路に潜り、京都の風情ある住宅街の中に現れたり潜ったりしながら延々と西に向かい流れます。
このあと高野川と合流し、最後には京都で一番有名な鴨川へ流れて琵琶湖疏水の水の流れを追ったお花見の旅はここで終わり。
今回琵琶湖疏水に沿ってお花見を楽しみ京都まで帰ってきました。
水という自然のものを琵琶湖から遠く離れた京都まで、この長い水路を建築した先人の技術力・いまだ現役で使用されている疏水の完成度に感心した次第です。
このような感じで滋賀県大津から京都に繋がる琵琶湖疏水沿いの桜と椿を巡る春のお花見を満喫してきました。
みなさまのツーリングの参考にしていただければと思います。
【観光情報】
●哲学の道
場所:京都市左京区浄土寺石橋町
当施設からの距離 / 時間:50km / 約80分
●霊鑑寺
場所:京都市左京区鹿ヶ谷御所の段町12
当施設からの距離 / 時間:53km / 約90分
●高野川合流地
場所:京都市左京区高野竹屋町
当施設からの距離 / 時間:60km / 約110分