紅葉狩り 2024 ~京都御所~
こんにちは。カイザーベルクびわ湖の木上です。
今回は京都市内にある京都御苑に行ってきましたのでご紹介します。
「京都御苑」と「京都御所」。聞かれた事はあると思いますが、なにが違うの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
京都で生まれ育った私も実は今まで知らなかったのです...ざっくり言いますと、
赤線で囲った所が「京都御苑」。東西700m、南北1300mの国民公園です。
その敷地内に「京都御所」があります。明治維新の頃まで天皇が住まわれていた所です。
もし、京都で「京都御苑って何処ですか?」と聞いたら。
「ん?御所やったら知ってるけどな」と言われるかもしれません。
私も含めて慣れ親しんで「御所」と呼ぶ人が多いと思います。
京都市内中心部を走っていて、いきなり森が見えてきたら「京都御苑」と思ってください。
「京都御苑」には数ヶ所入口が有りますが西側の中立売御門(なかだちうりごもん)が駐輪場も近く便利です。
入ってすぐ左側に無料の駐輪場があります。
銀杏が色付いて良いタイミングでした。
今日は「京都御苑」内にあるもうひとつの御所、「仙洞御所」に行こうと思います。
「仙洞御所」は上皇(皇位を退いた天皇、今なら平成天皇)のお住まいとされていた場所です。
こちらの見学は時間制・人数制限がある為、予約が必要となります。
1日5回で各回50人(事前予約40人、当日受付10人)、事前予約をしていなかったので、当日受付整理券を手に入れる為に8時に受付場所に行きましたが、既に多くの方が並んでられました。
後で嫁と合流予定なので、なんとか2人分手に入れたいものです。
これはもしかしたら並ぶのが遅すぎたかと思ったのですが、11時開始枠をなんとか2人分入手。
すぐ後で当日受付分が完了となり、平日にもかかわらず大勢の方がいてびっくりしました
見学はツアー形式で、ガイドさんが案内をしてくれます。
仙洞御所内には北池と南池があり、まずは北池から。池の周りを紅葉が取り囲み、池面にも綺麗に映り込んでいます。
遠くに見える山は大文字山。
この景色は木々を植える位置や剪定の仕方等、すべて計算されての事だそうです。
また、仙洞御所からは人工の建物(ビルや電柱等)が見えない様にも木々が植えられています。北池から南池へ進んで行く途中でも見事な紅葉が見られます。
もう少し写真の腕が良ければ綺麗さをお伝えできるのですが、中々上手く撮らえきれません。
実際はこの写真の100倍位は綺麗でした。
南池に写る大銀杏。池には青空まで映る綺麗さです。
左下に敷き詰められた石が見えますが、この石は池の中まで約12万個を敷き詰めてありその為、池の表面も非常に綺麗に見えます。
楕円形で粒のそろった石は一粒につき米一升と引き換えに集めたとの伝承があり「一升石」と呼ばれています。仙洞御所を後にして御苑内を散策していくと敷き詰められた砂利の中に一筋の道跡が数か所見受けられます。
これは御苑内は自転車も通れるのですが砂利の所は走り難い為に皆が同じ所を通り自然にできた「御所の細道」とも言われています。御苑内にも仙洞御所よりもびっくりするくらい大きな銀杏の木があります。宮内庁管轄のため御苑や御所の入口の数か所には警察の方々が門番をされていて安心感と共に少し緊張もします。こちらはドラマや観光写真でよく見る、京都御所内の「承明門」から見える「紫宸殿」です。
京都御苑は春は桜、夏は大文字、秋は紅葉・銀杏、冬は雪景色と観光はもちろんのこと京都市民の憩いの場として親しまれています。これからも親しみを込めて「御所」と呼ばれていくと思います。
【観光情報】
●京都御苑
場所:京都市上京区京都御苑3
当施設からの距離/時間:50㎞/約90分