長浜盆梅展に行ってきました♪〈~3/10(月)〉
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日は毎年恒例となりました長浜盆梅展に行ってきましたのでご紹介します。
今年は最強寒波明けで雪が心配でしたが、長浜の雪はほとんど解けており屋根に少し雪が残るのみ。
ですが近江八幡に比べて3℃以上気温が低く寒い!
趣のある慶雲館の門を中をくぐると通路脇には盆梅が飾られており盆梅展らしい雰囲気で今年の展示も楽しみです。
受付でチケットを購入して一番最初に出迎えてくれたのは昨年に続いて「阿分保乃」で樹齢100年の立派な枝ぶりが特徴の盆梅です。
こちらの長浜盆梅展は約300鉢の中から開花時期に合わせて常時90鉢が展示されています。
今回は来週用事がある関係で2週間近く早い2月13日の定休日に来ましたが、寒波の影響で盆梅の咲き具合が気になるところ・・・入ってすぐ右の部屋にある故 瀬戸内寂聴さんが昭和末期に盆梅展を訪れた際に詠んだ自筆の句「梅匂ふ 湖北のをみな(女性)美しき」の掛け軸とともに可憐な白い梅の花を咲かす盆梅と一緒に展示されていました。
こちらの部屋を抜けてメイン会場である慶雲館のお座敷へ。
いつもなら梅の花の匂いが充満しているのですが・・・
「おや?今年は梅の花の匂いがほんのりとしか香ってないな」
確かに梅の花は咲いているのですが今年はやはり来場した時期が早かったためか咲いている梅の花の数が少ないようです。
お座敷に入ってすぐに目に入ったのは、枝ぶりが中国の篆書体のようにねじれながら伸びる「香篆梅(コウテンバイ)」というなんとも言えない形をした盆梅がお出迎えしてくれました。
何年も通っているのに300鉢も用意されていると見た事の無い盆梅に出会え、新しい発見があるのも「長浜盆梅展」の良いところですね。この他にも様々な種類の梅盆梅がありますので白・ピンク・紅色で可憐な梅の花を咲かせる盆梅をじっくり楽しむことができました。
今回のお座敷展示の中でのお気に入りはこちらの「しだれ梅の盆梅」
なんとも言えない雰囲気を醸し出しており良い感じでした。また長浜盆梅展でも有名な巨木の盆梅である推定樹齢250年の「瑞光(ズイコウ)」と推定樹齢400年の「不老(フロウ)」も展示されていました。
しかし「瑞光」は下の枝の一部で花が咲いているのみ、「不老」に至っては未開花でした。
こちらの2本の盆梅は咲いているところ見たかったのですが最強寒波の影響で寒い日が続いたのでしょうがないですね(涙)
蕾はかなり大きくなっていたので、皆さまが見に行かれるころには見頃を迎えるのではないでしょうか。このあとは慶雲館の日本庭園をバックに盆梅をじっくり観賞。
訪れた時間帯(15:30)は私以外に一組しか見学者がいなかったこともあり、ゆっくり写真撮影を楽しむことができました。そして最後は・・・
昨年から床の間の4面がすべて「黒光板」に囲まれた中に展示されているお座敷のメイン展示「蓬莱(ホウライ)」
黒い世界の中に竹ひご玉が配置されていることで盆梅が宙に浮いているような世界が再現されているのですが撮影が難しい展示。
綺麗に反射してリフレクションするのは良いのですが写真撮影している本人と見学者まで見えてしまうんです。
昨年は見学者がいなくなるまで40分も待ったのですが今回は見学者が少なかったことで絶好の撮影チャンス!
しかし「蓬莱」も先の「瑞光」「不老」と同様に梅の花は咲いておらず残念!お座敷展示を楽しんだあとは接続通路のミニ盆梅展示を楽しんで新館展示へ。
ここ数年は切絵コラボでしたが、今年は写心作家 片岡 司氏の森羅万象「水」を題材にした屏風作品と華麗な盆梅とのコラボ展示。さっそく会場に入ると少し照明が落とされた幻想的な空間に仕立てられており、独特な雰囲気が漂います。
なかでも会場前にあった水辺の屏風に枝垂れ梅の巨木が配置された作品は見入ってしまうほどの存在感があり水辺の青に梅の紅色が映えて見応え抜群!
後ろに描かれる屏風は湖北の琵琶湖風景が表現されており水辺には白鳥、空には野鳥が飛んでいる幻想的なもの。
こちらには白梅の他に見頃を迎えた紅梅や可憐な黄色い蝋梅が展示されており早春の雰囲気を味わえる盆梅が組み合わされて、春を感じられる素晴らしいコラボ展示になっていました。新館展示を楽しんだあとは新館2階へ。
盆梅カフェにも「水」を題材にした屏風作品が飾られており、青いテーブルクロスとテーブル毎に配置されたミニ盆梅で今年のコラボに相応しい模様替えがされていました。そして壁面に見慣れない新コーナーを発見!
なんと以前に当支配人ブログでご紹介したことのあるおみくじの創始者 元三大師(ガンサンダイシ)がご生誕の玉泉寺(ギョクセンジ)の「玉泉寺開眼 梅みくじ(100円)」なるものがあるではありませんか!
これはやっておかねばいけませんね。
元日の日牟礼八幡宮「平 下降運」・1月30日の白光大神「末大吉」と順調に良い結果になっていますからここは「3度目の正直」を願いおみくじ箱から出て来たおみくじは・・・
「満開(大吉)」
花開き香り満ち溢れ前途に幸せが約束されています。
この幸せを逃すことなく慈愛と和敬の心を保ちましょう。
願い事:必ず叶う。盆梅「林光」のごとく、輝く未来が待つ
旅行:北国街道を歩くが吉。素敵な出会いがあるだろう。
学問:盆梅「昇竜梅」咲く。安心して勉学せよ。
金運:金の花 大輪咲かす 時来る
健康:樹齢四百年の盆梅「不老」のように健康長寿の兆し。ということで新年から神社仏閣のお参りをしてきた成果でしょうか。
やっと大吉をゲットすることができました。
「梅みくじ」ということもあって盆梅と絡めたメッセージが良いですね。
またこの「梅みくじ」コーナーには玉泉寺に行かなければ手に入らない「元三大師護符※」がありましたのでコロナ・インフルエンザが流行っていますのでスタッフ全員分と施設用に「元三大師護符」を5枚頂いてきました。
※元三大師さまが自ら鬼の姿(角大師)になって疫病神を退散させた逸話から角大師の姿を書いたお札を家の戸口に貼ると疫病はもとより一切の厄災が寄りつかないと言われるお札とこのような感じで今年の長浜盆梅展を楽しんできました。
ツーリングプランの参考にしてください。
今回はここまで!次回もお楽しみに。
【観光情報】
●慶雲館
場所:長浜市港町2-5
当施設からの距離/時間:35km / 約55分
開催期間:3/10(月)まで
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
入場料:800円
定休日:会期中は無休
駐車場:四輪は長浜駅西駐車場が利用可能(慶雲館の向かい側)
二輪は豊公園駐車場が利用可能(無料・さざなみ街道沿い)