伊豆の遺跡探訪! ―韮山反射炉・新篇―
みなさんこんにちは。
カイザーベルク城ヶ崎の脇阪です。
今日は、ごく最近「世界文化遺産」への登録が内定されて話題沸騰の、近代文明の遺構「韮山反射炉」に行ってきましたので、そのときの様子をご紹介しようと思います。
といっても、この韮山反射炉に足を運ぶのは実は2回目で、前回は2年前のおよそこの時期に来ていました。
そのときの様子を当時(2013年6月)のカイザーベルク城ヶ崎ブログに上げてますので、ぜひそちらもご覧ください。
カイザーベルク城ヶ崎からはバイクでおよそ45分、伊豆の国市の韮山に韮山反射炉はあります。
カイザーベルク城ヶ崎からの行き方としては、まずは伊豆スカイライン南詰の「天城峠」インターを目指してそこから1区間だけ伊豆スカイラインを走り、「冷川(ひえかわ)峠」で下ります。
そこから県道12号線を走って伊豆の国市方面に向かい、国道136号線に入ってさらに北上していけば、韮山反射炉のルート案内の看板が出てきますので、あとはそれに従って行けば到着できます。
到着!前回わたしが来た時よりだいぶにぎわっている様子がすでにうかがえます。
駐車場もかなり混んでます。なお、バイク駐輪の場所は、係員の方が指示しますのでそれに従ってください。
入場には入場料が必要です。
世界遺産効果で値上がりしているかと思ったら、今のところまだそんなことはありませんでした。100円で入れます。
というわけで敷地内に入りました。
やはり前回わたしが来た時よりも圧倒的にお客さんの数は多く、何やら係員の方がガイドされている姿まで見えます。聞いた話によると、ゴールデンウィーク中の混雑具合は、これの比ではなかったそうです。
ところで、そもそも「反射炉」って何ぞ?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、反射炉というのは江戸時代末期に作られた鋳鉄の溶鉱炉の一種です。
当時、韮山反射炉では国防用の大砲を作っており、韮山反射炉のあの特徴的な塔のような部分はその溶鉱炉の煙突で、その下に鋳鉄を作るスペースがあり、そしてその近くには金型が置かれていました。
反射炉本体の周りには金型で固めた鋳鉄を加工する施設が複数設けられて、この韮山反射炉の敷地一帯は製鉄所として機能していたといいます。
ちなみにこれらは、この韮山反射炉で作っていた大砲(のレプリカ)です。
これは後で知ったことですが、この大砲の穴は鋳造後開けられるものであり、物によっては開けるのに丸一月かかったそうです。
かつて製鉄所であった敷地内は、現在では庭然とした感じで整備され、趣のある空間となっております。
緑も多いので、晴れた日に来るとさぞ心地よいことでしょう。
近くにはおみやげ屋さんやお食事処もあります。
特製の地ビールも販売されていますので、おみやげにいかがでしょう。
さてここで突発的開催!伊豆グルメコーナー!今回は飲料ということで「番外篇」です。
静岡の名(迷?)物!「お茶コーラ」!その名の通り緑茶を連想させるグリーンなカラーで、緑茶も少量ですが含まれています。
…で、味は?というと、実をいうと見た目や名前から想像されるイメージほど奇抜ではありません。
何のことはない、普通のコーラです。少ーしですが、緑茶の風味があります。
でもそんなに目立ちません。
グラスに開けて、氷を入れるとさぞおいしいでしょう。
確かに味はいたってノーマルですが、見た目のインパクトは強いので、みなさんのご友人方への静岡土産としてぜひいかがでしょう。
さて今回は、栄えある「世界文化遺産」登録が内定した韮山反射炉をご紹介しました。
かつて伊豆にこういった施設が存在していたという事実も、江戸時代末期伊豆が日本の窓口として捉えられていたことを証明するものなのかも知れませんね。
カイザーベルク城ヶ崎では、皆さまのご来場をお待ちしています。