回れ720度!河津七滝ループ橋
こんにちは。カイザーベルク城ヶ崎の森本です。
伊豆半島にお住いの方やお仕事で南伊豆に行かれる事が多い方はご存じかもしれません。
今年の3月19日に伊豆半島の交通網活性化の為の自動車専用道路の伊豆縦貫道の新しい道、「河津下田道路」の一部が開通しました!
開通してしばらくは地図アプリに表示されておらず中々紹介しにくかったのですが、先日ようやく反映されたので今回のメインテーマの前に軽くご紹介します。
画像中央の南北にまっすぐな道が今回開通した「河津下田道路」の一部です。
今後も時間をかけて下田方面へ延線していきますが、河津七滝IC河津逆川IC間のみ先駆けて解放されました。
開通前は右のグネグネとした道から遠回りする形で下田方面に降りていましたが、開通後はまっすぐショートカットでき天城峠から下田までの時間ががおおよそ10分ほど短縮されるそうです。
ただもちろん自動車専用道路ですので原付や自転車、歩行者は通行不可です。
全長も3kmで殆どがトンネルというシンプルな道ですが伊豆半島ツーリングの手助けにはなる道です。
通行料は現在は無料となっていますので下田天城峠間を走られる方は是非一度通ってみてくださいね。
しかしながら、今回のメインテーマは河津下田道路ではありません。
今回のメインテーマはずばり「河津七滝ループ橋」です!
伊豆半島の名所中の名所です。七滝は「ななだる」と読みます。
先程紹介した河津下田道路からもう少し北に進んだところにあり、生まれたばかりの河津下田道路とは真逆で河津七滝ループ橋は建築されたのが1981年、つまり42才のベテラン道です。
全長はなんとおよそ1km。
この直径80mという狭い範囲に1kmの道が押し込まれています。
高低差45mループ角720度でこの道の中で2回転することになります。
橋ですので停車して撮影が出来ず橋の上からの景色をお見せ出来ないのですが、かなり長い間バイクをバンクさせて走る面白い道です。
ちなみに正式名称は「七滝高架橋」といい、通称より正式名称の方が短いというちょっと珍しい橋でもあります。
ループ橋の下には町営の無料駐車場があり、バイクと一緒に写真を撮る事が出来ます。
現在河津七滝ループ橋は天城峠から下田河津方面へのルートの大動脈の一つですが、河津下田道路の延線やまだ計画段階の新しい自動車道「天城峠道路」の影響で河津七滝ループ橋は旧道化あるいは交通制限が設けられるという話も出てきています。
建築からもう40年以上経っていますので仕方のないことかもしれませんが、なんだかさみしい気持ちになってしまいますね。
すぐにそれが現実化する事はありませんが、今のうちに走っておいてもいいかもしれません。
みなさんもぜひ走ってみてください。
七滝高架橋(河津七滝ループ橋)
住所:静岡県賀茂郡河津町梨本