御宿の風景~花とクマバチ~
みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠 支配人の梅津です。
5月になり、当施設の周辺は「暖かい」を通り越して、すでにジンワリと汗ばむくらいの季節になっています。
今回は、御宿周辺の風景や花をご紹介します。
気温も上がり、当施設の前に自生している植物の花が徐々に咲き始めてきました。
こんな可愛らしい花も咲き始めています。
キレイですね。
そして写真を撮っていると、「ブーーーーン」と後ろから羽音が聞こえてきました。
振り返るとクマバチが花の蜜を集めに、あわただしく飛び回っていました。
個人的にクマバチは大好きなので、おもわずたくさん写真を撮ってしまいました。
ずんぐりとした体型なのに、せせこましく蜜を集めている姿はとても癒されます。
クマバチは、大きな体、強烈な羽音、そして「クマバチ」という名前の為、スズメバチと同様にとても危ない昆虫に思われがちです。
実際はとても温厚な性質で、むやみに巣に近づいたり、いたずらしない限り刺すことはありません。
花の蜜を集めることに集中しており、人間にはほとんど関心を示さないので、見かけても過剰に警戒する必要はありません。
そして面白いことに、一昔前までクマバチは「航空力学的に飛べない体型をしているのに、なぜ、飛べるのか?」という大きな謎があり、学者は色んな説を唱えていました。
結局わからなかったので、
「(クマバチ自身が)飛べるって思い込んでいるから飛んでるんじゃない?」と冗談のような議論が大真面目に論じられていたそうです
(現在では、飛べるメカニズムが解明されています)
その為、「不可能を可能にする」象徴として色々な所のシンボルマークとなっているそうです。
そんな話を以前、私の先輩から教えていただいたことをふと振り返ってしまいました。
何かをする時に、「出来て当然」「当たり前」だと思い込む、信じ込む、ということはとても大事なことなんだなと思ってしまいます。
もし、クマバチを見かける機会があれば、「今日も頑張って花の蜜集めるんだよ」と心の中で応援していただければ幸いです。
最後にクマバチを眺めているネコでお別れです。
みなさまのご来場をスタッフ一同、心よりお待ちしております。