検証してみた~ウェットスーツは寒くないのか?~
みなさん、こんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠の梅津です。
今回は、私が疑問に思っていたことを検証してみました。
私が以前から疑問に思っていたこと。
「冬の海でサーフィンしている人は寒くないのか?」
冬の海の水を手のひらですくってみると、痛いと思うぐらいに海水温は下がっています。
それでも、サーフィンが好きな方は冬用のウェットスーツで海に入って波乗りを楽しまれています。
「海の中、冷たくないんですか?」と聞くと、
「全然、むしろ陸上で着替えている時が一番、寒いよ(笑)」というお話も伺いました。
そこで、「極寒の水中で冷たくないウェットスーツだったら、バイク用の防寒着にも使えるんじゃないか?」と思い、冬用のウェットスーツを買ってみました。
写真のファスナーがある方が背中側になります。
水が浸入しないように上下一体型となっており、内側は毛布のような素材で、外側は厚手のゴム素材でした。
これを装着します。
バッチリ着れたところで、いざ出発!!…とはいきません。
ここままバイクに乗って走行するのは、公共マナーとモラルに反するので、こちらのウェットスーツの上に
夏用の風通しの良いジャケットと薄手のジーンズを着用します。
夏用ジャケット着用理由は、あえて風通しを良くすることを目的としています。
そして、カブに乗りいざ出発。
気温は最高気温で約7℃、朝方は天候が良くても冷え込みが激しいです。
この時期は昼夜の寒暖差が激しいので、風邪など召されぬようご自愛ください。
さて、山道を走行していて約10分経過…
「寒くない!!」というのが、最初の印象です。
風圧を感じるだけで、寒さで体温が削られる感覚はありませんでした。
「すごい!大発見じゃないか!?」
と思い、しばらく走っていると
「つ…つめたい。」
腕の袖や脚の裾部分はピッチリしているので、すきま風が体の中に侵入することはありませんでしたが、体全体に感じていた風圧が徐々に寒さを増してゆき、30分後、体は冷たくなってしまいました。
寒いという感覚より、冷たい・痛いという感覚に近いモノがあります。
体が冷えた為、コンビニでトイレを借りようとしましたが、
このウェットスーツは上下がセパレートではなく、一体式。
ファスナーは背中上部にあるので、トイレに行くのも本当に時間がかかって、面倒でした。
【まとめ】
・ウェットスーツは、10分間くらいは保温できるが、その後、徐々に体温が下がり、身体が冷たくなる。
・トイレがすごぶる面倒くさい。
・冬の寒い中、ウェットスーツでツーリングするのは、コリゴリ。
以上のことを踏まえると、
【結論】
・冬のライディングは、冬用のジャケット、パンツ、インナーでしっかり保温!
・ウェットスーツはサーフィンなどのマリンスポーツで使うこと。
ムリに他のモノで代用するより、適材適所のモノを使った方が便利で効率が良いことがわかりました。
みなさんも寒い時は、あったかライディングギアを装着しましょう!!
カイザーベルク御宿・月の沙漠へのご来場、おまちしております!!