気になるバイクをピックアップ!in御宿 vol.00(プレオープン号) 前篇
みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
さて、今回は新コーナー「気になるバイクをピックアップ!in御宿」をお送りします。
当コーナーは、当方にやってこられたレッドバロンのお客様のバイクのうち、話題のニューモデルや、滅多に見ることがないような往年の名車などを我々スタッフの独断と偏見でピックアップし、特集を組んでご紹介するものです。
これは!と思うモデルが現れたら、スタッフがお声をかけさせていただくことがありますので、その時はご協力いただけると幸いです。
※レッドバロン以外で購入のバイク,重カスタム車,違法改造車,四輪は対象外とさせていただきます。
今回のプレオープン号でご紹介するのは、カワサキが放つ直4エンジン搭載の異色のアドベンチャーバイク「ヴェルシス1000SE」!
ヴェルシス1000は2012年からリリースされているヴェルシスシリーズの長兄にあたるもので、現行モデルは2019年から登場した3代目です。
レーサーレプリカ・スーパースポーツに次いで各バイクメーカーのハイテク化が著しいアドベンチャーカテゴリーにおいて、独自の世界を持ちながら他メーカーのハイテク化に追随する形で登場しました。
「SE」のグレードは、サスペンションに「KECS」と呼ばれるセミアクティブ電子制御サスペンションが搭載されるのが大きな特徴です。
過去のブログでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、4月下旬にトライアンフ・ロケットX(ロケットⅢロードスターの限定仕様車)から乗り換えた私の私物です。
それでは前置きが長くなってしまいましたが、本編に参りましょう。
前篇では外観的な特徴に触れていきます。
まずは正面からの写真です。
2019年以降のヴェルシス1000SEは、現行のニンジャ250・400・650と同じ「逆スラント」タイプのLEDヘッドライトを装着しております。
先代のヴェルシス1000も当時のニンジャシリーズと同じデザインの2灯ヘッドライトが特徴の精悍なデザインでしたが、3代目になってそれがさらに進化したと言えます。
とても大きなウインドスクリーンは、高さを約5cmの範囲で自由に変えることができますが、ウインドプロテクションは抜群で、正直夏はフルフェイスヘルメットで乗ると暑すぎるくらいです。
続いては右サイドの写真です。
ご覧の通り、特にフロント周りが非常にボリュームのあるデザインをしているのが特徴です。
これが前述の高いウインドプロテクション効果を生み出しており、長時間の連続高速走行も疲れにくいです。
まさにアドベンチャーバイクの要ともいえるものです。
左サイドの写真です。
全高がもう少し低ければ、ハーフカウルのスポーツツアラーと言い張ることもできそうな印象があります。
アドベンチャーバイクに分類されるバイクでありながら、ホイールは一般的な大型ネイキッドと同じく前後17インチ(前が120/70ZR17,リアが180/55ZR17)のものを装着しています。
この足回りが、このヴェルシス1000SEのキャラクターを生み出しているといっても過言ではありません。
日本仕様のヴェルシス1000SEのシート高は820mmですが、輸出仕様と同じ840mmのシート高にできるハイシートがオプションで販売されています。
続いてはリアビューです。
がっしりしたグラブバーとリアキャリアが標準装備されています。
カワサキから純正オプションで左右パニアケースセットとトップケースがリリースされており、これら合計3つのケースを同時に装着できるのは実はヴェルシス1000SEだけだったりします。
同じカワサキのツアラー・ニンジャ1000SXにもこれらのケースセットはリリースされていますが、ニンジャ1000SXは左右パニアケースまたはトップケースどちらかしか取り付けられません(H2 SX SE+は左右パニアケースのみオプション設定有)。
3つのケースに荷物を満載にして出かける機会というものはそうそうないとは思いますが、他のモデルが持っていない特徴というのは愉悦に浸れるものだったりします。
最後に、ハンドルとメーター周りの写真を載せておきます。
ヴェルシス1000SEのライダーが運転中 目にする光景は、おおよそこのような感じです。
メーター・左右ハンドルスイッチ共に非常に多機能で、実際のところ乗ってしばらくの間は思うように使いこなせない場合が多いと思います。
しかし慣れてくれば、一部の操作は信号待ちでも落ち着いてできるようになってきます。
メーターの液晶部分は2通りに変えることができ、それぞれ異なる項目を表示可能です。
その詳細は次回ご紹介します。
こちらはおまけ、過去に千葉の山間部をツーリングした時の写真です。
ヴェルシス1000SEは個人的にダートの上で写真を撮るよりも、こういったワインディングのシーンで写真を撮る方が似合っているのではと思っています。
前述の通りヴェルシス1000SEはアドベンチャーバイクに分類されるバイクではありますが、大型ネイキッドと同じ前後17インチのオンロード用タイヤを装着している為、実際のところ未舗装地を走るのはそれほど得意ではありません。
頑張ってフラットダートくらいです。
しかしその反面、舗装道路であれば路面が整備されずに多少荒れていても、大型ネイキッドよりもストロークの長い脚が適度に路面からの衝撃や凹凸をいなしてくれるので、とても快適に走れます。
さて、「気になるバイクをピックアップ!in御宿」プレオープン号の前篇はここまでです。
次回はエンジンや車体等にスポットを当てる後篇に参ります。
どうぞお楽しみに!