トンネルonトンネル⁉ 共栄・向山トンネル
みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、当方より比較的近場のツーリングスポットをご紹介します。
秋も暮れになり、当方周辺も気温がだいぶ落ちてきました。
暑い暑いと言っていた9月半ばが懐かしいです。
とはいえ、日差しが強ければ日によっては20度くらいの気温になったりします。
春夏用ジャケットに付属のインナーを付けていれば日中は十分でしょう。
今回ご紹介するのは、当方の北西部に位置する大多喜町にある「共栄・向山トンネル」です。
知る人ぞ知る「二階建て(?)のトンネル」です。
当方からはバイク・クルマでおよそ40分で行ける距離です(約30㎞)。
※県道81号線から入って出口側の写真です
具体的な場所としては、景勝地として知られる「養老渓谷」の近所です。
勝浦から伸びる国道297号線から国道465号線に入り、そこから県道81号線に入って北上していくと養老渓谷に到着します。
県道81号線から共栄・向山トンネルに入る道は、はっきり言ってわかりづらいです。
この「横断歩道あり」の標識とお食事処の看板が掛かっている柱を目印に左へ曲がります。
到着です。
こちらが県道81号線側からの入口です。
付近の立て看板には「二階建てトンネル」の記載があります。
県道81号線側から入っていったところです。
素掘りのトンネルなので、半ば洞窟のように見えます。
このトンネルは、車1台がようやく通れるくらいの幅しかありません。
そしてここが、トンネルの上にトンネルがあると言われる所以となっている箇所の写真です。
トンネルの通路の上に外が見える大きな穴が開いているというのは他では類を見ません。
そもそもなぜこんな姿になっているのでしょうか?
先ほどの写真に写っていた看板の説明によると、当初はこの上の穴がトンネルの出口として機能していたそうですが、昭和40年代に新しい道路を作って交通の便をよくする際に、このトンネルの途中から新しく下に掘り下げて新しい道に接続する為にこのような形になったそうです。
確かにこのトンネルを歩いているとわかると思いますが、途中までは上りの坂道ですがこの付近からは下り坂になっていきます。
新しい道がそのまま まっすぐ伸びていったら上の出口に当たりそうな感じになっており、明らかに下に向かって掘っていったというのがわかります。
(上の出口は現在 使われておりません)
共栄・向山トンネル付近には赤い欄干の風流な橋がかけられており、この反対側には遊歩道もあります。
車やバイクを置けそうなスペースがこの橋の先にありますので、そこに停めて自然の中を少しお散歩というのもいいでしょう。
もうじき紅葉の季節。
この付近の山々もきっと風情のある景色になるでしょう。
ぜひ皆さんも、この観光名所として名高い養老渓谷エリアに遊びに行ってみてください。
共栄・向山トンネル
所在地:千葉県夷隅郡大多喜町葛藤176