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崖の間のトンネル? 燈籠坂大師の切通しトンネル

みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、南房のツーリングスポットをご紹介いたします。
 
海岸線を走るのは房総半島ツーリングの鉄板ルートですが、房総半島の内陸部は平地が少なく山が多いので、色々なトンネルがあります。
 
トンネル巡りは特に意識して行っているわけではありませんが、独特の光景が見られてツーリングスポットとしても最適ということで、ここのところ房総半島のトンネル景勝地の紹介をしております。
 
今回ご紹介するのは、南房の西側にある「燈籠坂大師」というお寺の近くにある切通しトンネルです。
 

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岩盤を切り開いて作られているのですが、訳あって縦に長い台形の様な形をしているのが特徴です。
 
場所は房総半島の南西部に位置する富津市にあります。
 
当方から行くなら、以前ご紹介した「養老渓谷」付近に伸びる国道465号線をひたすら西側に向かって走っていくのが早いです。
 
この国道465号線を走って行けば内房の海岸沿いを走る国道127号線に出られます。
 
その国道127号線を南に下っていくと燈籠坂大師の入口に辿りつきます。
 
迷わなければ2時間もかからずに到着できるでしょう。
 

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付近に到着です。
 
国道127号線を南下していくと とても目立つ大きな赤い門(鳥居?)が見えてきますので、そこから入っていきます。
 
駐車場はこの赤い門をくぐってすぐ右にあります。
 
そこから先はバイク・車を置くスペースは無いので気を付けてください。
 

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その駐車場から少し上ると、これまた素掘りのトンネルが出迎えてくれます。
 
幅は車1台がようやく通れるくらいです。
 
歩いて通る参拝客や付近の住民が車で通ることもあるので、気を付けて通行しましょう。
 

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入口の素掘りのトンネルを抜けると、その右側に例の切通しトンネルが存在します。
 
土を掘ったのではなく大きな岩盤を削って切り崩して作られており、壁にある断層の様な縞模様がその苦労を物語っております。
 
入口のトンネルよりは広いですが、それでも車はすれ違うのは無理というくらいの幅しかありません。
 

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しかし高さだけは普通のトンネルと同等なので、ひときわ天井が高く見えます。
 
そもそもなぜこんな縦に長い形状のトンネルになったかというと、元々は上側約1/3くらいの部分が明治から大正あたりに開通して通行路として機能していましたが、その後昭和初期にさらに下2/3を石切りの技術をもって切り開き、現在のような形となったということです。
 
このトンネル自体の総延長はおよそ100mで、天井の高さは約10mとのことです。
 
このトンネルを作る前は、坂が急で険しい山を登っていかないと反対側に行けませんでしたが、この切通しトンネル開通により山越えの苦労は大幅に解消されました。
 
わざわざ2回もここの岩盤を切り崩してトンネルを掘り、通路の位置を低くしているのにはこういった歴史があった為ではないかと思います。
 

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ちなみに反対側に抜けると「燈籠坂大師」があります。
 
この鳥居をくぐり、階段を上っていくとお寺にたどり着けます。
 

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お寺に到着です。
 
先ほどの切通しトンネルより高い所にあると思われ、とても見晴らしが良いです。
 
この切通しトンネルに来たのなら、ぜひこのお寺にもお参りしてください。
 
 
 
さて、今回の「燈籠坂大師の切通しトンネル」の特集はいかがでしたか?
 
今回は秋の後半に来ましたが、夏は他の山の中のスポットと同じく涼をとるための場所としても知られているそうです。
 
訪れて写真を撮るライダーも多いそうですが、バイクとともに写真を撮る場合は他の通行者の往来の妨げとなる場合があるので、十分な注意と配慮をした上で自己責任で行ってください。
 
 
 
燈籠坂大師の切通しトンネル
 
住所:千葉県富津市萩生8-2

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