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君は「勝浦タンタンメン」を食べたか ~大勝軒nextさん篇~

みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、寒さが増すこの冬の時期にぴったりの房総半島グルメをご紹介します。
 
皆さんは「勝浦タンタンメン」をご存じでしょうか?
 
「なんとなく聞いたことはある(けれど、どういうものかは知らない)」という方も多いと思います。
 
日本で一般的なタンタンメン(担々麺・タンタン麺)といえば、練りごま,ラー油,豆板醤そしてガラスープやしょうゆなどで味付けされた、ごまの風味がまろやかでほどほどの辛さを持つ物がよく知られています。
 
それに対して、勝浦タンタンメンはしょうゆ味ベースのスープに多めのラー油や香辛料・調味料で味付けをしているのが大きな特徴です。
 
一般的なタンタンメンで使われているごまは使われておらず、あっさりしたしょうゆ味に大量に投入されたラー油の辛さが直撃するパンチの効いた味わいがあります。
 
真っ赤な見た目通り、冬でも体を芯から熱くしてくれる辛ウマい逸品です。
 
勝浦タンタンメンは、この地域で働く漁師さんたちが厳寒の冬の海で冷えきった体を温める料理として広まり、定着しました。
 

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現在勝浦タンタンメンには協賛店のグループ「熱血!!勝浦タンタンメン船団」が設けられており、「勝浦タンタンメン」という名前は同グループを擁する「ONE勝浦企業組合」によって商標登録もされている為、勝手に「勝浦タンタンメン」を名乗っての販売はできなくなっています。
 
厳正なコンセプト管理の下、グループに協賛加入しているお店のみが「勝浦タンタンメン」の名を使っての提供が許されているのです。
 
ちなみに、同グループでは勝浦タンタンメンに関するグッズも多数発売しています。
 
勝浦タンタンメンの味が家庭で楽しめる生麺セットの他、勝浦タンタンメンの味をイメージしたメンマやスナック菓子など実に多彩にラインナップされています。
 
 
 
味だけでなくブランド管理も徹底して行われている勝浦タンタンメンを早速食べに行きましょう。
 
今回勝浦タンタンメンを食べにお邪魔したのは、勝浦市東部にある「大勝軒next」さんです。
 

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当方からごく近く、国道128号線に出て勝浦方面にバイクで走って行けば10分もせずに到着できます。
 
非常にわかりやすい上、景色も良い所にあるので「勝浦タンタンメンを食べてみたい!」というお客さまがいらしたら、私は必ずこちらをご紹介しています。
 
「大勝軒」といえば「ラーメンの神様」「つけ麺の生みの親」としてよく知られる故山岸一雄氏が始められたラーメン屋としてよく知られており、その大勝軒の味をこの房総半島南東部でも楽しめます。
 
私はここの「もりそば」(つけ麺)が大好きで、2週間に1回くらいの割合で食べに行っています。
 
こちらの大勝軒nextさんでも勝浦タンタンメンを提供しており、今回はそちらをいただきました。
 
もちろん大勝軒nextさんも「熱血!!勝浦タンタンメン船団」のメンバーです。
 

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こちらが大勝軒nextさんの勝浦タンタンメンです。
 
スープの上部が特製のラー油だれで真っ赤になっているのがお判りいただけると思います。
 
お値段は980円(税込み)で、麺の量を「並盛」ないしは「中盛(並盛よりやや量が多い)」から選択できます。
 
写真は「中盛」、普通のラーメンよりだいぶ多く麺が入っています。
 
たくさん食べたい方はどうぞ!
 
勝浦タンタンメンは上記の組合やグループの取り組みによってコンセプトの管理がしっかりと行われています。
 
しかし、ベースとなるしょうゆ味スープの味付けやトッピング、使用する麺は各お店毎に若干の差異があり、それによりお店毎の勝浦タンタンメンに個性を出しています。
 
こちらの大勝軒nextさんの勝浦タンタンメンは、同店の他の麺メニューでも使われている秘伝のしょうゆ味スープをベースに、勝浦タンタンメンの味付け用のラー油だれ,よく煮込まれたたまねぎ,ひき肉などを加えて作られ、麺は特製の自家製麺を使用しているのが特徴です。
 
それではいただきます!
 

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かーっ!辛い!!
 
熱々の麺・スープをすするたびに体の中がカーッと熱くなってくるのがわかります。
 
そして、噴き出ている様子がわかるくらい頭から汗が出てきます!
 
これは本当にホットなラーメン!
 
勝浦タンタンメンは確かに辛いですが、それだけではなくしっかりとした味わいがあります。
 
スープには くたくたになるまで煮込まれたたまねぎとひき肉のうまみがしっかり溶け込んでおり、麺をよくスープにくぐらせながらすすり、そしてれんげで底の方に沈殿しているたまねぎとひき肉をスープごとすくい上げて口の中に入れると、そのうま味・甘味がしっかり感じられます。
 
これが勝浦タンタンメンのおいしいところ。
 
ちなみにスープを味わう際は、スープがまだ熱ければれんげにすくい 熱いお茶を飲むような感じですすりましょう。
 
どんぶりを掲げて勢いよくスープを飲み込むと、十中八九むせます(私も むせました)。
 

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ごちそうさまでした!
 
スープも完食!
 
この日は気温が7度前後というこの地域にしては随分な冷え込みだったにもかかわらず、勝浦タンタンメンを食べたおかげで体が終日ポカポカしていました。
 
冬にこそ うまいだけではなく体を芯から温められるメニューが食べたい。
 
そんなあなたに勝浦タンタンメン!
 
皆さんもぜひ一度、この冬に勝浦タンタンメンを食べてみてください。
 
 
 
今回お邪魔させていただいた大勝軒nextさんでは、上記の勝浦タンタンメンの他 大勝軒おなじみのもりそばやラーメン、そしてもりそばのスープを勝浦タンタンメン仕様にアレンジした独自の「勝浦タンタンつけ麺」等、多様なラインナップをご提供されています。
 
当方へ来られたお客さまも、ぜひ一度足を運んでみてください。
 
 
 
大勝軒next
 
店舗情報
 
住所:千葉県勝浦市部原1951-3
 
TEL:0470-62-5737
 
営業時間:平日-11:00~15:00/17:00~22:00
 
     土日祝-11:00~22:00
 
定休日:毎週火曜日(7/20~8/31は無休)

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