田んぼの観光地 ~鴨川・大山千枚田~
みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、久々となってしまいましたがツーリングスポットのご紹介をします。
今回ご紹介するのは、当方より東に位置する鴨川市の山奥にある「大山千枚田」
その名の通りなだらかな山の斜面に、地形に合わせて作られた多数の田んぼが展開されている いわゆる棚田です。
稲作といえば、つい最近 約9年ぶりに最終章となる続編が公開されたことで有名なSFアニメ映画の序盤でキャラクターたちがのどかな田園で田植えに精を出すという、作品のイメージとかけ離れたシーンで話題になったり、しばらく前に出たゲームでは昔ながらの手法での稲作が非常にリアリティあふれるシミュレーションパートとして組み込まれ、その内容の奥深さに多くのプレイヤーが感動するなど、最近では話題になることが多いような気がします。
実際本物の稲作の田んぼをまじまじと見る機会はそんなに無いというのが実情だと思いますので、この大山千枚田に行って山々の風景に溶け込む田んぼを眺めるのも良いと思います。
早速 行ってみましょう。
余談ですが、今回から(また)私の相棒が替わります。
私とほぼ歳が同じバイクです。
外装その他は年式を感じさせますが、自慢のエンジンは十分好調です。
大山千枚田への行き方ですが、当方付近を走る国道128号線を南西方面に走ると鴨川市内で県道34号線にぶつかります。
県道34号線に入る目印となるのは「鴨川市横渚」という信号で、当方から国道128号線を南下してきた場合はその信号を右に曲がれば、県道34号線を経由して大山千枚田の所へつながる道にたどり着けます。
県道34号線から大山千枚田への道に曲がるポイントはここです。
看板が出ているのですが見落としやすいので気をつけましょう。
到着です。
大山千枚田への道およびのその周辺の道は細いので、対向車・歩行者に気をつけましょう。
指定の駐車場がありますので、バイク・クルマはそこに停めましょう。
ただし駐車場の地面はグラベル(砂利)なので転倒しないように気をつけてください。
バイクを停めた駐車場から少し上って見下ろしてみると、そこには斜面に敷き詰められた多数の細かい田んぼが!
初夏ということもあって現在稲作の田んぼは水田となっており、水が張られて苗が植えられた状態です。
残念ながらこの日は空が若干曇りがちでしたが、それでもこの風景を堪能するには十分でした。
稲作の田んぼは季節によりその趣を変えるので、水が無くなって葉が伸びる8月や穂が付いて収穫時期となる9月などに来てみると また違った景色が楽しめるでしょう。
この様に斜面に段々で組んでいくのは、水を張って育成する必要がある稲作の田んぼゆえのものと言えるでしょう。
樹木に実がなる果樹園であれば、少なくともここまで細かく段を作る必要はない様な気もします。
また、田んぼ1つ1つが細長く狭い特殊な形状なので、機械を乗り入れて作業するのも大変そうに思えました(実家がかつて田んぼで稲作をやっておりました)。
この大山千枚田の田んぼは、普通に農家さんが田んぼとして運用しているものです。
私が見に来ていた時も、農家の方が水田の間の畝などの草刈りをしてメンテナンスをされていました。
なお、大山千枚田は団体によって管理されており、無許可でのドローンなどによる空撮は禁止されています。
前述の通り、これらの田んぼは実際に水田として機能しているので保全・保護のためにも指定された歩道以外の所に侵入してはいけません。
田んぼに石を投げたりごみを捨てたりするのは絶対におやめください。
棚田の部分は保護するべき自然の一部だと思って、きれいな状態にして観光することを心掛けましょう。
近隣ではカフェや体験工房などのお店もある様です。
私はその付近にあるカフェで少し早い昼食を取ることにしました。
私がいただいたのは「おにぎり定食」。
この地産のお米の味がダイレクトに楽しめる、素朴で奥深い味わいの逸品でした。
今回の「大山千枚田」のご紹介はいかがでしたか?
千葉の房総半島は夏といえば海!という方は多いと思いますが、日光直撃で人も多くて暑い海ではなく こういった山奥にひっそりと存在する絶景スポットに行くのもおすすめです。
大山千枚田
場所:千葉県鴨川市平塚540