ダム巡りしませんか？ ～市原・高滝ダム篇～
みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、市原市の西部にある「高滝ダム」をご紹介します。
山奥にあるダムの施設といえば、規模が大きいものであれば周辺に公園や資料館が設置されるなどして整備され、自然と大規模人工物の織り成す光景が楽しめる観光スポットとして人気を博しています。
バイク乗りにとってもダムは都会の喧騒や渋滞を離れて自然を満喫したり、道中の山道を楽しんだりもできるのでツーリングスポットとしても人気です。
ダム観光記念定番のノベルティグッズ「ダムカード」を集める為にバイクを走らせる方も多いでしょう。
千葉県においても、ダムは多数存在します。
地域の住民の水利を安定したものにする，河川の氾濫などの災害を防ぐ為に千葉県の山々にはダムが設置されています。
今回私が訪れたのは、市原市と大多喜町の境目付近にある「高滝ダム」です。
主にもみじの観光名所として有名な「養老渓谷」の近くにあります。
当方からであれば国道128号線を勝浦方面に向かって走り、そこから国道297号線に入って北上し 圏央道「市原鶴舞」インターから少し進んだところにある「市原ぞうの国」の看板がある交差点を左折すれば、高滝ダムがある高滝湖に辿り着けます。
所要時間は1時間ほどです。
到着です。
と言ってもここは「高滝ダム憩いの家」という湖畔の駐車場兼休憩施設です。
高滝ダムはここから北西方面に約2km離れたところにあります。
高滝ダム周辺にも駐車場はあるのですが、せっかくここに停めたので歩きましょう。
たまには体を動かさないといけません（当方に赴任して体重が約10kg増えてしまったのは内緒です）。
高滝湖という名前自体は付近を通る圏央道のパーキングエリアの名称としても使われているので、聞いたことがあるという方は多いと思います。
高滝湖湖畔では釣りをしている人もちらほら見かけます。
ちなみに高滝湖での釣りは遊漁券を買う必要があります。
取り扱いを行っている「高滝湖観光企業組合」では、遊漁券の販売の他にレンタルボートも行っているとのことなので、興味がある方はぜひお調べください。
高滝湖の堤防上の沿線には歩道が設けられています（下方の水面に近い道は立ち入り禁止です）。
高滝湖はいわゆるダム湖で、高滝ダムの設置によってできた人工の貯水池の様なものです。
元々は養老川という川の下流寄りの上流でしたが、よく氾濫して周辺住民に被害を与えていたことと、前述の様に農業用や上水道の水利を確保する目的で高滝ダムは作られたと言います。
歩くこと約2km、高滝ダムが見えてきました。
高滝ダムの上には道路が設けられているので、バイクや車でも対岸への往来が可能です。
ただしそんなに広くはないので通行時は気をつけてください。
ダム設備の壁などには高滝ダムの概要や構造の説明が書かれています。
高滝ダムの計画が持ち上がったのは昭和33年（西暦1958年）あたりで、建設位置の選定やダム湖に沈むことになる集落の住民への説明などを経て昭和49年（1974年）建造が開始されたとのことです。
そして平成2年（1990年）にようやく完成し 日の目を見ることになりました。
高滝ダムと高滝湖周辺には公園が複数設けられており、地域住民の憩いの場としても活用されております。
また、高滝ダム西詰（上の写真を撮った場所の近く）にはダム管理事務所の他「高滝ダム記念館」が設けられており、高滝ダムとその周辺の歴史を案内する資料館や軽食が食べられるレストランがあったりします。
おなじみダムカードもこの記念館でもらえるのですが、現在は配布を停止しているとのことです。
残念！また再開される時を待ちましょう。
今回の高滝ダムのご紹介はいかがでしたか？
ダムは大自然と大規模人工物のダイナミックさを同時に楽しめるスポットなので、いろんな景色を求めるバイク乗りにも好まれる場所でもあります。
千葉県の房総半島にはこの他にも様々なダムが存在します。
景色を楽しむ観光スポットでもあったりしますので、またご紹介したいと思います。
ぜひお楽しみに！
高滝ダム観光情報
住所：千葉県市原市養老666
