誰が呼んだか「東洋のドーバー」! ~銚子・屛風ヶ浦篇~
みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、勇壮な自然の風景を楽しめる銚子市の景勝地をご紹介します。
いつの間にか梅雨が明け、気温は30℃オーバーという日も珍しくなくなってきました。
これぞ夏という感じがしますね。
こんな日は都会の喧騒を抜けて颯爽とバイクを走らせて、自然の風に当たれる観光スポットに行きたいですよね。
今回ご紹介するのは、そのようなツーリングにうってつけの景勝地「屛風ヶ浦(びょうぶがうら)」です。
断層がくっきりと浮かぶ立派な崖を海岸沿いの下から眺められる、迫力のあるスポットです。
その光景はイギリスとフランスの間にあるドーバー海峡の「白い壁」と呼ばれる崖を連想させることから、屛風ヶ浦は「東洋のドーバー」とも呼ばれているそうです。
屛風ヶ浦は千葉県最東端の灯台「犬吠埼灯台」でおなじみ、千葉県の東の果ての銚子市にあります。
当方から行く場合、国道128号線を北上して一宮町から九十九里ビーチラインをひた走って行けばたどり着けます。
途中の「九十九里有料道路(220円)」を利用すれば2時間ほどで行けます。
というわけで出発です。
最近の私のツーリングのトレンドは「朝早い時間に出て昼過ぎぐらいまでに帰ってくる」というものです。
千葉県は日本の東の果てにある為この時期は日の出の時間が早く、午前5時ごろには明るくなっているので早朝出発もさほど苦にはなりません。
早い目に出て早い目に帰ってくれば、カンカン照りで気温が非常に高くなる午後1時から3時までの間、渋滞で汗をダラダラかいてバイクに乗ることもなくなります。
早起きは三文の得です。
というわけで今回は午前7時くらいに出発しました。
途中で休憩をしたり道を確認したり道に迷ったりしながら、9時半くらいに屛風ヶ浦の駐車場に到着しました。
屛風ヶ浦の駐車場の周辺には近隣にある「千葉科学大学」や「銚子マリーナ」の駐車場もありますが、そちらには停めないようにしてください。
駐車場エリアの奥の方にある、トイレやシャワーのある建物の周辺が一般用の駐車場です。
この写真でいえば右側の方に屛風ヶ浦が広がっており、その下には遊歩道が設けられています。
バイク・クルマは乗り入れ不可です。
歩きましょう!
屛風ヶ浦が見える方面へ歩いていくと、防波堤のブロックが置かれて屛風ヶ浦の案内の看板が立てられている所に着きますが、ここが遊歩道の東詰の起点となっています。
右端に見える崖が屛風ヶ浦の一部です。
この案内看板によると、「屛風ヶ浦は二度も同じ光景を見ることが無い」とのことです。
これは、訪れる時間や天候・日の差し方によって様々な表情を見せてくれるということを著しているそうです。
遠目から見ていた屛風ヶ浦の真下の遊歩道まで来ました。
左は海、右は屛風ヶ浦の崖です。
この様な光景が、上の写真の中央左側の白いものが写っている所までずっと続いています。
聞くところによると、この屛風ヶ浦の崖はおよそ10㎞続いているそうです。
できる限りは歩いていくようにします。
崖はご覧の通りいくつもの地層の重なりが確認でき、それらがこの地域の大地の歴史を物語っているほか、ところどころに穴が開いています。
ここの場合、下は波の影響でできた穴らしいですが、上は人工的に掘られたものらしいです。
上の穴が人工的に掘られた理由は(少なくとも私には)わかりませんでした。
ご存じの方がいらっしゃれば、ぜひ教えてください。
遊歩道をずっと歩いていると、道の真ん中に防波ブロックが置かれている所にたどり着きました。
近くの看板に「立入禁止」と書かれているあたり、もうこれ以上は先へは進まない方がいいと(勝手に)判断して引き返すことにしました。
遊歩道東詰の出発地点からここまで、歩いてかかった時間はおよそ30分です。
振り返ってみると、バイクを置いた駐車場がある所が随分遠く見えます(だいたい矢印のある辺り)。
※屛風ヶ浦はこの立入禁止看板の先もずっと続いています。
屛風ヶ浦周辺には広い砂浜もあり、多くの方がサーフィンにいそしんでいます。
今回の千葉の景勝地「屛風ヶ浦」の紹介はいかがでしたか?
千葉県にはいい意味で日本らしくない(=日本とは思えない風景が楽しめる)景勝地が点在しております。
そういったスポットを見つけたら、また行ってみようと思います。
千葉県の景勝地を他にも知っているという方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
どうぞよろしくお願いします。
観光情報
屛風ヶ浦
所在地:千葉県銚子市三崎町1丁目
(屛風ヶ浦遊歩道東詰の起点は銚子市潮見町)