南房総の心霊スポット⁉ ~君津・奥米隧道篇~
みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、先日出かけた、暑い夏に訪れたらとても気持ちいいスポットをご紹介します。
最近は本当に暑いですね。
暑いだけならまだしも、日差しが強くてまぶしいので 昼過ぎはまともに空を見上げるのも難儀なくらいです。
海沿いを走るのは?
水遊びするなど以外の目的では近寄らない方がいいでしょう。
海沿いの道路は混んでいますし、暑いだけです。
こういう時は全体的に気温が低く、木陰が涼しい山に行くべきです。
今回ご紹介するのは南房・千葉県君津市の山奥にある「奥米隧道(おくごめすいどう)」です。
「奥米トンネル」とも呼ばれているこのトンネルは、房総半島の山奥に点在する素掘りトンネルの中でも特に有名なもので、総延長が300mくらいあり 素掘りトンネルの中ではだいぶ長いものです。
当方からは国道128号線を鴨川市に向けて走り、鴨川市内で分岐する県道24号線(房総スカイライン)に入ります。
その途中で奥米トンネル方面に伸びる脇道に入る所がありますので、そこに入って直進していけば奥米トンネルまでたどり着けます。
房総スカイラインから曲がるポイントは、右手に「猟師工房ランド」と呼ばれる施設が見える所の近くにあります。
奥米トンネル方面に伸びる道はかなり細く、もはや舗装しているだけの林道と言っていいくらい細くて荒れています。
正直な話、重たいスポーツツアラーであるCBX1000で乗り込んだことを少し後悔しています(泣)
運が良ければ道中おサルさんを見かけられるかもしれません。
そういう道路です。
というわけで件の奥米トンネルに到着です。
房総スカイライン側から入ってきた場合、この奥米トンネルにたどり着くまでにいくつかトンネルがありますが、今回取り上げている有名な「奥米トンネル」は、入口に「おくごめすいどう 昭和三十年三月竣工」と表札(?)が掲げられたものです。
順番でいえば一番最後にあるものです。
ここにたどり着くまでのトンネルも「奥米〇〇隧道」という名前だったりするので、ややこしいです。
中はとてもひんやり!
雨は降っていないのですが内部はにじみ出た地下水(おそらく)が流れており、常に濡れた状態になっています。
上から落ちてくる水もあるので注意してください。
入口はコンクリートで補強されていますが、奥は素掘りの地肌が固められているだけです。
もはや洞窟!
黄色い照明とも相まってとてもいい雰囲気の場所です。
余談ですが、「奥米トンネル」で検索すると「奥米トンネル 心霊スポット」と検索候補がみつかります。
確かに、夜間こんな所に入ると肝試しムードは抜群でしょう。
空気も冷たいですし、夏の夜に入りたくなる気持ちもわからなくはないです。
むしろ、夜にこんなところに入ったら心底怖いでしょう。
奥米トンネルは直線ではなくカーブあります。
ちなみに横に開けられた穴は、道の脇を流れる水を抜くためのものだとかなんとか。
こちらは出口、もとい西側の入口です。
奥米トンネルは途中で一度外に出る構造になっており、その後またトンネルに入って出た先がここです。
この道の反対側には貸しボート屋さんがあります。
奥米トンネル途中の一度外に出た所にある空き地はこの貸しボート屋さんの駐車場なので、そこで休憩等をしないようにしてください。
奥米トンネルの西詰を出た先には三島ダムによってできた三島湖があり、そこでは釣り人がボートを借りて釣りにいそしんでいます。
山中の湖でのレジャーは海と違い、日陰になる部分も多いので涼しく楽しめそうですね。
今回の「奥米隧道(奥米トンネル)」特集はいかがでしたか。
標高の高い山間部にあるということで海の近くよりも気温は低く、さらにトンネルの中もひんやりとして涼しいです。
暑い夏に訪れるにはうってつけの所ですね。
細い道の割にはクルマの往来があるので、トンネル内で写真を撮ったりする際は気をつけてください。
また、ここへ来るまでの道は前述の通りかなり狭くて曲がりくねっているので、特に大型アメリカン等に乗っている方は避けた方がいいかもしれません。
セローやハンターカブに乗っている方なら、まさにここを走るためのバイクと言わんばかりにすいすい走れるでしょう。
道中の自然も見ものですが、脇見運転で事故をしないように気をつけてください。
奥米トンネル
場所:千葉県君津市奥米391-1
※迷わずに行くにはスマホナビの活用が便利ですが、道中の一部では電波が入らないので気をつけてください。