山の上の大本山 鴨川・清澄寺 ～その1～
みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、鴨川市西部の山の上にあるお寺をご紹介します。
千葉県の房総半島には、仏教の日蓮宗の創始である日蓮の生家跡に建てられた「誕生寺（鴨川市）」をはじめとした寺院が数多く存在します。
それらは房総半島の海や山に建てられ、連日多くの方がお参りしています。
今回ご紹介する「清澄寺（せいちょうじ）」は上記の誕生寺同様日蓮ゆかりの寺院であり、海に面したところに建てられた誕生寺とは対照的に山の上に建てられた大きなお寺です。
清澄寺はとりわけ境内に存在する大木「千年杉」が有名で、この木は大正時代に国の天然記念物に指定されたり、「房総の魅力500選」に数えられたりするなどエピソードの枚挙にいとまがありません。
今回はそんな清澄寺に行ってみました。
現在 私は房総半島内の紅葉の状況を確認したり新しい紅葉スポットを探すためにバイクを走らせていますが、山の上に行くのならついでに前々から名前を聞いたことがある清澄寺に行ってみようと思ったのがそもそものきっかけです。
清澄寺は前回ご紹介した「清澄山道ループ橋」からもう少し上っていった所にあります。
当方からですと国道128号線を鴨川・勝浦方面に走っていった後鴨川市の西部で県道81号線に入り、そこから北上していけばここまでたどり着けます。
清澄山道ループ橋ができたおかげで、急で曲がりくねった道も通らなくて済むようになったのでだいぶ楽に行ける様になりました。
当方からの距離は国道128号線経由のルートでおよそ30㎞、到着までの所要時間は約45分です。
到着です。
県道81号線に面したところにこの大きな鳥居（？）があり、この道を上っていくと清澄寺まで行けます。
ただし清澄寺周辺は駐車場が無いので、この鳥居（？）周辺の駐車場かあるいはここから約200ｍ上ったところにある市営駐車場にバイクや車を止めなければなりません。
厳密に言うと清澄寺付近のドライブイン（おみやげ屋さん）が清澄寺に近い所に有料駐車場を展開していますので、歩いて登りたくない・お金を払っても近くに停めたいという方はそちらに相談されるのがよろしいと思います。
私は市営駐車場の方にバイクを停めて、運動もかねて清澄寺までの道を上っていくことにしました。
運動はしないといけません！
市営駐車場から清澄寺までは400ｍほど歩く必要はありますが、清澄寺は山の上の高い所にあるため途中の景色もよく、足を止めて眺めながら歩くとさほど苦にはなりません。
むしろこの周辺の景色をスルーしていくのはもったいないものがあります。
でもパッと見たところ、この周辺の木々は紅葉している所は少ないですね。
途中背の高いもみじの木がありました。
でもそんなに真っ赤っかというわけではありません。
この様子でしたら房総半島のもみじもまだそんなに赤くはなってないのかもしれません（希望的観測）。
これから房総半島へ紅葉を見にツーリングをするという方は、ぜひ今のうちに計画を練ってベストなタイミングを逃さない様にしてください。
しかしここでなんと紅葉よりも珍しいものが！
何とこの時期に咲いている桜の木です！
ウソではありません！
本当です！信じてください！
実は伊豆にいた頃に「秋に咲く桜」の存在は知っていたのですが、正直な話千葉県でも見られるとは思ってもいませんでした。
調べてみたところ厳密には「冬桜」と呼ばれるものだそうで、秋の暮れから冬の始まりくらいに咲く桜だそうです。
余談ですが、ちゃんと「秋」の内に咲く「十月桜」というのもあるそうです。
さらに余談ですが、漢字で「秋桜」と書くと「コスモス」を指すことになるそうです。
最初の方で触れた、ドライブインおみやげ屋さんの有料駐車場付近での写真です。
清澄寺はここから100ｍほど歩いたところにあります。
ここも景色がいいので休憩にはもってこいです。
もっと遠くを眺めると海の水平線も見えます。
清澄寺の境内等の様子は次回お送りします。
どうぞお楽しみに！
