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山の上の大本山 鴨川・清澄寺 ~その2~

みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、鴨川市東部の山の上にある日蓮宗の大本山「清澄寺」をご紹介します。
 
前回は県道81号線南部を北上して、清澄寺の下にある駐車場にバイクを停めて清澄寺まで歩いて登っていくところをお伝えしました。
 
今回は、清澄寺の境内やその周辺の様子をご紹介します。
 

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清澄寺のルーツは約1200年前まで及び、実はもともと同じ仏教の違う宗派の寺院として建てられました。
 
現在の日蓮宗の寺院になったのは大正時代と、比較的近代のことです。
 
また、安房の国(今の南房一帯あたり)出身だった日蓮宗の開祖である日蓮が出家した寺院としても知られています。
 
今日では見晴らしのいい山の上にある大きなお寺として知られており、多くの参拝客が連日訪れています。
 
境内にある大木の通称「千年杉」は国の天然記念物に指定されており、そちらも有名です。
 

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清澄寺の敷地はとても広く、本堂がある境内よりもさらに高い所に通路や展望台があったりと歩き回るだけで結構な運動ができます。
 
通路はアップダウンも多くいい運動になりますが、足をくじかないように気を付けてください。
 
上の写真から見て右手(東向き)にはさらに高台が設けられており、ここから房総半島東部の海を眺められます。
 

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この高台の上にはこの清澄寺で出家した日蓮の銅像が建てられています。
 

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この高台は階段が多くて上るのが大変ですが、ここからの見晴らしはなかなかいいので清澄寺にお参りに訪れた際はぜひ上ってみてください。
 
私が訪れた時は、この高台にスロープを設ける工事が行われていました。
 
これが完成すれば階段より坂がなだらかになり、もう少し楽に登れる様になるでしょう。
 

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こちらが清澄寺のシンボルともいえる「千年杉」です。
 
前述の通り国の天然記念物に指定されているほか、「房総の魅力500選」にも選出されています。
 

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名前は「千年杉」ですが実は樹齢は800年ほどだと言われています(諸説あり)。
 
この隣にも同じくらいの大きな杉の木があったそうですが、そちらは1954年の台風の際に倒れてこの千年杉にぶつかり、さらにその時にこの千年杉の大きな枝が折れてしまい現在の形になったそうです。
 
さすがにだいぶ古い大木ということもあって内部はだいぶ傷んで空洞と化しているそうですが、この木自体はまだまだ大丈夫ということだそうです。
 
高さが50mくらいあり杉の木としては日本では9番目くらいに大きいというこの千年杉、清澄寺にお参りの際はぜひご覧ください。
 

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境内や周辺をぐるっと見て回った後は本堂にお参りです。
 
来年の初詣はここに訪れてみるのもいいかもしれません。
 
…そういえば掲示されている表を見たら、もうじき私の「厄年」でした。
 
お祓いをしてもらわなければ…。
 
 
 
2回にわたってお送りした鴨川の「清澄寺」の特集はいかがでしたか?
 
駐車場から少し歩く必要はありますが、こことその周辺からの景色はとてもよく、お寺も立派でお参りしての見どころはとてもたくさんある所です。
 
皆さんもぜひこの清澄寺にお参りしてみてください。
 
 
 
情報
 
清澄寺
 
所在地:千葉県鴨川市清澄322-1
 
当方からの距離・所要時間:約30㎞・およそ45分

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