行ってみよう!大多喜・遠見の滝
みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、風光明媚な房総半島の景勝地の1つをご紹介します。
冬になりましたね。
この前まで紅葉はこの辺りではまだそんなにないと思っていましたが、場所によってはだいぶ赤いです。
紅葉狩りツーリングをするならちょうど今でしょう。
紅葉は待ってくれません!
今回ご紹介するのは房総半島の中部に位置する大多喜町の北西部にある「遠見の滝」です。
比較的近い所に紅葉スポットとして有名な養老渓谷の「粟又(あわまた)の滝」があり、この遠見の滝も同じく養老川付近を流れる滝の1つです。
この遠見の滝は粟又の滝ほど紅葉があるわけではないのですが、養老渓谷の景勝地ということもありこの時期に来場者が増えるスポットです。
当方から行く場合、国道128号線を勝浦方面に出て勝浦から国道297号線に入って北上し、大多喜町北東部で分岐する国道465号線から君津方面に走っていくと県道178号線にぶつかりますので、そこを左折したらすぐの所にあります。
到着です。
当方から約40分で行けます。
駐車場も広く、各駐輪用スペースも広くとられていますのでバイク乗りにとってもありがたい所です。
この遠見の滝周辺は今年の6月に整備され、より過ごしやすく,滝に近付きやすくなりました。
遠見の滝は高低差がある大きな滝ではありませんが、層の重なりがはっきりと見える断層と、その左側に見える人工の洞窟が特徴的な所です。
ちなみに右側の断層の下には洞窟内の滝から流れてきた水が流れています。
段差を降りて洞窟に近付いてみましょう。
通路が設けられていますので、そこを通っていきます。
遠見の滝のメインポイントとなる所がこの洞窟の滝です。
前述の通りそんなに落差があるわけではありませんが、この洞窟から流れてきた水はここから向かって右の方に流れ、2枚目の写真の断層の下を流れていきます。
水が階段状の川を流れ落ちていくような感じです。
洞窟の奥はこの様な感じです。
元々この洞窟を掘ったのは新しい田んぼエリアの開発などの事業で川の流れるルートを変更する為だそうです。
そういった事業は江戸時代から明治時代までによく行われていたとのことです。
この遠見の滝の洞窟がいつ掘られたのか明確な時期はわかっていませんが、この洞窟はいうなれば「遺構」と呼べるものです。
ずいぶん昔はこの奥まで入っていったりする人もいたそうですが、現在は崩落等の危険性もあるのでこれ以上奥へは入らない様に言われています。
夏などの気温が高くて暑い時に来てもいいかもしれませんね。
涼しそう。
遠見の滝の駐車場には養老渓谷観光センターの「山の駅 養老渓谷 喜楽里」もあり、屋台や物販コーナーが設けられております。
屋台には地元の漁業組合が近隣で獲れたあゆの塩焼きを販売していたり、その他イノシシ肉を使ったジビエなジャーキーも販売されていました。
また、バイク乗りが集うことで有名な房総半島のカフェ「Club BIGONE」(大多喜)さんがやっている出店もあります。
私が行った時はこの「山の駅」自体が定休日で閉まっていたのですが、外の屋台は営業しておりました。
土日等であれば、いずれの施設もオープンしてより盛り上がることでしょう。
今回は養老渓谷のスポットの1つ「遠見の滝」をご紹介しました。
上記の様にバイク用駐輪場が広めにとられていたり、バイク乗りのカフェが出店を開いていたりとバイク乗りが手厚く歓迎されているスポットでもあります。
当方からもそんなに遠い所ではないので、皆さんもぜひ行ってみてください。
情報
遠見の滝
所在地:千葉県夷隅郡大多喜町小田代148-24(山の駅 養老渓谷 喜楽里)
※「山の駅 養老渓谷 喜楽里」は木曜日は定休日です