秘境の離れ小島？ 鴨川・仁右衛門島
みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、鴨川市にある海辺の景勝地をご紹介します。
今回ご紹介するのは、鴨川市の南部の海にある「仁右衛門島（にえもんじま）」です。
その名の通り海岸から少し離れた所にある小さな島で、その周辺の景色は良く 名勝として知られるスポットでもあります。
仁右衛門島という名はかつての島主（所有者）の名前「平野仁右衛門」から取られたそうで、現在もこの仁右衛門島は個人の所有する土地であり、島主にあたる人物は代々「平野仁右衛門」を名乗っているそうです。
上記の様に個人の所有する土地ではありますが、千葉県指定名勝や新日本百景にも選出されているとのことです。
その為、国道の道路案内にも「仁右衛門島」の名前が出ており、アクセスもしやすいのが特徴です。
外房の国道128号線から海岸側に伸びる県道89号線に入り、そこからさらに県道247号線を通っていけばたどり着けます。
当方からであれば所要時間はおよそ50分といったところです。
ただし仁右衛門島の近辺には駐車場が無く、付近の看板にはレジャー施設「太海（ふとみ）フラワー磯釣りセンター」の駐車場に車を停めて仁右衛門島方面へは徒歩でお越しくださいとの案内がありました。
ここが太海フラワー磯釣りセンターの駐車場です。
今回は無料で停められましたが、夏など時期によっては有料になることがあるそうですのでご留意ください。
ちなみに太海フラワー磯釣りセンターはメインである植物園やおみやげ・レストランの建物が数年前より閉鎖されており、現在は釣り堀（魚はリリースする形式）のみの営業となっています。
太海フラワー磯釣りセンターの駐車場を出て東へ歩いていくと、10分ほどで仁右衛門島が見られるポイントまでたどり着けます。
周辺は漁港設備が立ち並び、釣りのスポットとしても知られている為か釣り人もたくさんいました。
海岸付近は防波堤が建てられているのですが、そこから身を乗り出して眺めてみると結構良い景色が目に飛び込んできます。
この周辺の水も青くてきれいで、水面付近を泳ぐ小さな魚がよく見えるくらいです。
仁右衛門島へは渡しの船があり、大人は1人往復1500円ほどで利用できます。
漁港関係者と思われる方のモーターボートに引っ張られる小舟で仁右衛門島の港に向かいます。
陸地の間隔が最も近い所で100ｍも離れていないのですが、仁右衛門島には橋も何もかかっていないので、これが唯一の仁右衛門島へのアクセス手段となります。
今回は行きませんでしたが仁右衛門島には源頼朝や日蓮など鎌倉時代の著名人にまつわるエピソードが多数残されており、それにちなんだ史跡も存在するとのことです。
また、対岸から釣りをする人の姿が見られたので 仁右衛門島は釣り人にもよく知られたスポットであるということが窺えます。
今回は鴨川の離れ小島の景勝地「仁右衛門島」をご紹介しました。
仁右衛門島は千葉県に属する島の中で最も大きい島だったりします。
知る人ぞ知る秘境ともいえるこの仁右衛門島、海を眺めながら周辺をお散歩したりするだけでも楽しいので、ぜひ皆さんも訪れてみてください。
観光情報
仁右衛門島
所在地：千葉県鴨川市太海浜466
太海フラワー磯釣りセンター
所在地：千葉県鴨川市太海浜67
