御宿だより! 2024年9月篇
みなさんこんにちは。
カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
8月は特にお盆に多くのお客さんにお越しいただき、当方は大賑わいとなっていました。
で、8月終盤は台風やらなんやらで天気が悪くなり来られるお客さんの数も減ったのですが、そんな8月終盤のとある定休日の館内の様子をお伝えします。
8月!
暑かったですが皆さんはバイクには乗られてましたでしょうか⁉
私は7月終盤の例の一件以来ちょっと懲りました(ブログ「暑い日は蓮を見て涼もう!」参照)。
とはいえ、暑い日に乗るのはもう勘弁と思ったのは相棒(CBX1000)の方で、相方(CT125)は8月でも普通に乗っていました。
とはいえそんなに遠くや新しい観光スポットにも行ってたりはしてないのですけどね。
で、8月最後の定休日に施設の1階で何をしていたかというと、
相方を連れ込んでカスタムしていました。
というのも最近ようやく念願のマイ工具セット(KTC66点工具セット)を手に入れまして、これで簡単な整備やカスタムくらいなら自分でできるという事で早速相方に手を入れてみることにしたのです。
で、今回カスタムのために用意したのはこちら!
モリワキ製マフラーとSP武川製フロントサブフレームです。
道具さえそろっていればそんなに交換は難しくない箇所です。
ちなみになぜこの2つかといえば、交換する箇所が近いと一部脱着の手間が省けれて楽になるからです。
というわけで早速組んでいきましょう。
まずはエンジンガードを外します。
マフラーを外すだけだったらエンジンガードまで外す必要は実際のところ無いのですが、外しておくと作業が楽になります。
で、次はマフラーを外します。
CT125の純正マフラーはいわゆる一体ものであり、サイレンサーもエキマニもくっついています。
そのため取り外しには若干のコツが要ったりします。
てか純正のマフラーってやはり結構重たいですね。
そしてここで先にモリワキのマフラーを組付けていきます。
完成!
このモリワキマフラーはいわゆる「モナカ管」で、モリワキマフラーの定番ともいえる艶消しのエキマニ+ヘアライン仕上げのモナカ合わせ構造サイレンサーを採用しています。
もちろん、排ガス浄化用の触媒付きで車検対応(というより保安基準適合品)です。
デザインもさることながら、純正マフラーよりも大幅に軽いというのがポイントです。
さて次はSP武川製サブフレームを組んでいきます。
SP武川製サブフレームはCT125純正とほぼ同デザインですが、パイプ径が純正の18㎜(だったと思う)から約25㎜と大幅に太くなり、黒いカラーとも相まって非常にいかつさが増します。
もちろん強度も高いでしょう。
なお、今回新たに組むSP武川製サブフレームに合わせてあらかじめ純正アンダーガードも半艶ブラックで塗装しておきました。
...なお、ご覧の通り塗装には失敗している模様
ラジコンのボディの塗装もそうですが、どうも私は塗装というものがへたくそな様です。
それはさておき、SP武川製サブフレームと塗装した純正アンダーガードを組み込んで完成!
いやー、黒い部分が増えたおかげで精悍さが増してカッコイイ!!(自画自賛)
ちなみにこの後外に出してエンジンをかけてみました。
このモリワキマフラーの音量はさすがに車検対応という事もあってそんなに大きいわけではないのですが歯切れのよい小気味良いエキゾーストノートを奏でてくれます。
スロットルを閉じた際のいわゆる「バブリング音」もよく聞こえる様になりました。
これは次から相方に乗るのが楽しみでなりませんなあ!(この日は午後が大雨の予報だったので乗らなかった模様)
さてカスタムは終わったのですが、せっかく相方を屋内に入れてカスタムしたのでついでに以前付けた内圧コントロールバルブ「T-REV」を清掃することにしました。
エンジンのクランクケースから伸びてエアクリーナーボックスに繋がるブリーザーパイプの間にかませることでブリーザーパイプ内で空気が流れる方向を一定にし、ピストンとクランクシャフトがより動きやすくなるエンジン内環境にするのがこの内圧コントロールバルブT-REVの役割なのですが、エンジンからオイル分を含んだブローバイガスが流れるという事もあってT-REVは定期的な清掃(だいたい年に1回)が推奨されています。
ちょうど組んでもらって1年になるという事で開けてみたのですが、
想像以上にどえらいことになっていました(茶色い物体は全て油汚れです)。
ちなみに装着後の走行距離は約5000㎞ですが、私は結構エンジンを回して郊外の道なども走るためこれほど汚れたのかもしれません。
しかしこれはヤバいと思い、単なる清掃ではなく分解して食器用中性洗剤やブレーキクリーナーで徹底的に洗い、よく拭いた後また組み直しました。
これで本来の性能を得られるでしょう。
しかし部品の1つのゴムパッキンがだいぶ傷んでいたので、次回もう1年後にはオーバーホールキット(約2000円)を使って内部パーツは全部交換ですね。
T-REVは決してメンテナンスフリーではないので、同じように装着されている方がいらっしゃったらご留意ください。
カブ乗りは巷では「カブ主(ぬし)」と呼ばれており、特にCT125は他のカブシリーズよりもカスタムパーツが豊富に出ており、CT125のオーナーはそれぞれ思い思いのカスタムを施しております。
当施設にもCT125に乗って来られるカブ主は多く、いずれもオーナーの好みが反映されております。
とりわけ私は「シック&スポーティーなアドベンチャーツアラー」をコンセプトに掲げ、この相方に手を入れております。
できるだけ銀色の部分を減らし、赤と黒の面積を増やしているのもその一環です。
余談ですが私は多くのCT125オーナーさんが付けている様なトップボックスは、少なくとも現在は付けない方向で進めています。
耐候性・防犯面においても有利で非常に便利なことは理解しているのですがリアが大きくなると見た目のトップヘビー感が増すということであえて避けている形です。
そんなこんなで次は小型のメーターバイザーとキタコ製のオイルクーラー、あとはZETAのハンドルガードを取り付けたいなんて思っています。
こちらをご覧のカブ主の皆さんもぜひ充実した「カブ沼」ライフをお楽しみください。
バイクに乗りやすい気温になる9月も、ぜひ皆さんで遊びに来てくださいね!