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【CT125】相方怪造計画! メーターバイザー・オイルクーラー篇

みなさんこんにちは。
カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、私の相方(CT125)のカスタムの様子をお伝えします。


ホンダ・CT125「ハンターカブ」と言えば現在原付二種バイクでトップクラスの新車登録台数を誇るマシンです。
そんな大人気のCT125はカスタムパーツも非常に多く、オーナーは思い思いのカスタムを施して「カブ主」ライフを楽しまれています。
私もそんなカブ主の1人で、マイ工具セットを入手して以来相方のCT125に手を入れるのが楽しくて仕方がないと言っていたのは既報の通りです(「御宿だより!2024年9月篇」参照)。
さて以前、レッドバロン茂原で注文していたキタコ製メーターバイザーとオイルクーラーが届いたとのことだったので今回取り付けに参るというものです。

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私は相方には利便性より機能性を求めるカスタムを施していますが、今回もその一環です。
さて早速取り付けていきましょう。
ちなみに作業開始時間は午前7時です(何)
早く取り付けて実走テストをしてみたいですからね、私の朝は早いのです。

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まずは取り付けに時間のかかりそうなオイルクーラーから着手していきます。
ちなみにこのキタコ製オイルクーラーキットはCT125の後期型(JA65)用です。
エンジンが違う前期型(JA55)には適合していないのでご留意ください。
で、このオイルクーラー、コンデンサー(オイルクーラー本体)が結構デカく、相棒(CBX1000)の純正オイルクーラーに匹敵するんじゃないかってくらいのサイズです。
オイルを通すコアの段数は違いますが...。
というわけで同梱の説明書に従い、まずはエンジンのシリンダーヘッド付近のインジェクターガードを外していきます。

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が、これが結構曲者でボルトを外すための工具が入りづらい場所にあり、結局インマニについていた謎のホースとその反対側のスロットルポジションセンサーを外すことでようやく工具を入れて取り外しができる様になりました。

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外れました。
オイルクーラー取付完了後に見て思ったのですが、このインジェクターガードは残しておいてもオイルクーラーの取り付けはできそうな感じでした。
しかしホースの取り回しによってはホースがインジェクターガードと干渉する恐れがあるのでやはり取り外したままにしておきました。
次にオイルクーラーのステーを取り付けていきます。

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サブフレーム上部にある取付ボルトの下側のボルトを外し、オイルクーラー同梱のボルトにかませる形でステーを取り付けます。
そしてその後、オイルクーラー本体をステーに取り付けます。IMG_2238.JPG

完成です。
私の相方のサブフレームは同形状ながら純正よりも径が太いSP武川製のものを装着しておりますが、特に干渉することなく取り付けられました。

次はオイルクーラーにオイルを流すシリンダーヘッドのタペットカバーの取り外しを行います。

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ノーマルのタペットカバーを外しました。
外した所の穴の中央に見えるのはインレットバルブです。

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ちなみにこれは外したタペットカバーの裏側です。
どうやら写真左下の、ゴムパッキンの内側にある穴からオイルが圧送され、その右にある斜め向きの穴からオイルがシリンダーヘッドに噴射されてエンジン内部を潤滑しているようです。
勉強になりますなあ。

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で、こちらはオイルクーラーキットに同梱されていたオイル取り出し口付きタペットカバーです。
おそらくアルミ削り出しの、なかなか高級感のある見た目です。
で、その裏側はこんな感じです。

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どうやら圧送されたオイルはノーマルのようにすぐにシリンダーヘッドに噴射されるのではなく、一度オイルクーラーに流し込んで冷却した後にシリンダーヘッドに送られるようです。
なるほどなるほど、シリンダーヘッドがエンジンで最も熱を持つ部分なのでそこに送るオイルを冷やせば効率よくエンジン全体を冷却できるというものです。
理にかなってますなあ。

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で、このタペットカバーを取り付けた後、付属のホース(オイルライン)を適当な長さに切ってネジ部に横穴の開いたバンジョーボルトを用いてオイルクーラーとタペットカバーを接続。オイルクーラー増加分のエンジンオイルを補充して完成!
ここまでの所要時間は約1時間20分でした。
では次に、同じくキタコ製のメーターバイザーを取り付けます。

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このメーターバイザーはスモークカラーという事で実は半透明なのですが、パッと見はほぼ黒です。
とはいえ、ウインドスクリーンではなくメーターバイザーなのでサイズも小さく視界を遮るレベルも極小です。
ちなみに取り付けは、ヘッドライトのブラケットの上部のボルト左右2本ずつを外してステーをかませる形です。
すぐにできます。

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完成!
私の相方は新車購入時にメーターをSP武川製のスーパーマルチTFTメーターに換装していたのですが、それとも干渉することなく取り付けできました。
オールオッケー!

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というわけで今回のプログラムは完了!
トータルの所要時間はおよそ2時間です。
今回取り付けたパーツのおかげで相方はさらにスポーティーさが増しました(自画自賛)。
この後は外に出してエンジンをかけてしばらく放置し、オイルをオイルクーラーまで循環させたのち各部に漏れが無いことを確認して実走です。

ここからは実走してのインプレッションですが、まずメーターバイザーに関してですが、これはあくまでスタイルを変えるためのものとして購入したので防風効果は正直たいして期待していなかったのですが、速度を上げて巡行した際にわずかながらお腹に当たる風が減った感じがしました。
そうではなく防風/防寒効果をもっと上げたいという方はハンドルバーマウントタイプのウインドスクリーンが社外品で多数出ておりますので、そちらの方がよろしいでしょう。
次にオイルクーラーですが、これを装着して気温30度前後の市街地や郊外の道を走りましたが、総じて油温が10℃前後低下するという効果をもたらしました。
※私のCT125には油温計が付いていますが、その計測場所はオイルパンのドレンボルトです
実体験上、巡行と停止を繰り返せば気温が30℃だと油温が90℃から100℃までの間を推移するのですが、それが80℃台で安定しているかたちです。
今は暑いのでまだいいですが、私のようにエンジン内部がノーマルの状態でオイルクーラーを取り付けると冬場はオーバークールになる可能性がありますね。
冷えすぎると今度はオイルがその役割を果たしづらくなるので、場合によっては冬場はオイルクーラーにガードをつけたりして塞ぐ必要があります。

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実際のところ空冷エンジンでも走行風が当たり続けていればエンジンオイルの温度はある程度上がったところで安定するのですが、カムの交換や燃調補正、さらには排気量アップなどでエンジン内部に手を入れられた状態だとエンジンそのものの発熱量が上がり走行風だけでは充分冷却しきれなくなるので、オイルクーラーはそれを補うために用意されているものです。
したがってほぼノーマルエンジンの私の相方にオイルクーラーは必要だったかどうかと言えば正直答えは「別に無くても問題ない」にはなるのですが、個人的にはあのいかにも「手を入れています」的な見た目とオイルクーラー装着がエンジンに及ぼす影響というものを知りたかったので個人的にはおおむね満足です。

さて今回の「相方怪造計画!」はいかがでしたでしょうか。
これを見てくださったカブ主の方々の参考になればと思います。
それでは皆様も良き「カブ主」ライフを!

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