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高床式のお寺⁉ 長南・笠森観音

みなさんこんにちは。
カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、房総半島の中部にある特徴的な構造のお寺をご紹介します。


今回ご紹介するのは、茂原市のお隣・長南町にある「笠森観音」です。

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何がどう特徴的かといえば、お寺の本堂が大きな岩の上に柱で支えられた、とても高さのある形をしているというところです。
さながら弥生時代等にあった「高床式倉庫」を思わせる造りをしているのです。
私はこのお寺の存在をしばらく前に出ていたバイク雑誌の記事で知ったので今回行ってみようと思った次第です。
というわけで早速相方といっしょに行ってきました。

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ちなみに当方に来られるお客さんからよくおたずねされますが、私の相方のCT125は赤色の後期型(JA65)です。
当方の駐輪場で、バイクカバーをかけて保管されている方です。

笠森観音は当方から行く場合だと、国道128号線を走って茂原市中央部あたりで分岐する国道409号線を市原・木更津方面に向かって走っていけば付近にたどり着けます。
国道409号線の途中に笠森観音への案内看板が出ているので、初見でも見落とすことはそうないはずです。

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というわけで到着です。
当方からの所要時間でいえば、およそ1時間10分といったところでしょうか。
付近に町営の無料駐車場がありますので、そこに置かせてもらいます。
笠森観音の境内はちょっとした山の上にありますので、またここから石段を登っていく必要があります。
がんばって登りましょう。

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石段を登り終えるころには、左右の分岐路があります。
ここはこの写真でいえば鳥居のある方ではなく、穴の開いた木のある方に向かって歩いていくことで笠森観音の境内にたどり着けます。

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ちなみにこの穴の開いた木は霊木「子授楠」と呼ばれていて、この穴をくぐることができればその名の通り子宝に恵まれるというご利益があるそうです。
幸せ家族を築きたい方々は、ぜひチャレンジされてみては。

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余談ですが鳥居の方へ歩いて行くと、「笠森熊野神社」という小さめの神社があります。

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で、その子授楠の方へ歩いて行くとエントランス(二天門)が見えてきます。
この奥が笠森観音の境内です。

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境内はだだっ広い、というわけではありませんが異様に高い所にある本堂とそこまで伸びるやたら長い階段が抜群の存在感を示しております。

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近くで見ると、やっぱりその存在感は抜群です。
早速お堂にお参りしましょう。

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もちろん土禁です。
階段上り口にビニール袋が置いてありますので、靴はそれに入れましょう。
ビニール袋はポイ捨て厳禁です。
ちなみに、本堂の階段を上り終わった場所で拝観料300円が必要となります。

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本堂の中は例によって撮影禁止なのですが、その周りから見渡せる景色はOKとのことでしたので何枚か写真に収めてみました。

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高い所の高い所にあるお堂ですので、その景色は抜群です。
ちなみに撮影禁止の本堂の中にお賽銭箱がありますので、ぜひお参りしましょう。
お参りした先でいつも通り私は100円のお賽銭を投げようとしたのですが、拝観料300円を支払ったところで100円玉が尽きてしまっていました。
かといって財布に残っている10円玉全てを投げても100円に満たない状態だったので、私は今回腹をくくって1000円札を投げることにしました。
私が覚えている限り、神様仏様に対しての私の人生最高額のスパチャです。
ええいケチケチするんじゃねえ!
これでご利益がしこたまあるんなら安いもんだろうが!
もちろん祈願した内容は金運(≒ギャンブル運)向上です(オイコラ)

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境内にはおみやげ屋さんもあります。
お守りやその他のお寺グッズもありますので、ぜひご覧になってください。

今回は房総半島の中央部にある特徴的の構造のお寺「笠森観音」をご紹介しました。
かの有名な京都の「清水寺」のように、お堂の一部を柱で支える「懸造(かけづくり)」という構造をしたお寺は他にもありますが、お堂全体を柱で支えて作る「四方懸造」と呼ばれる構造をしているのはこの笠森観音だけと言われています。
そういう事もあってか、笠森観音は国の指定重要文化財となっております。
ちなみに笠森観音の歴史は奈良時代末期の784年から始まり、この形のお堂ができたのは平安時代後半の1028年とのことです。
非常に稀有な形をしたお堂を有する笠森観音、ぜひ皆様もお参りください。

笠森観音

情報
場所:千葉県長生郡長南町笠森302
開堂時間:8:00~16:30(10月から3月までは16:00)

あとがき:
私はこの後、せっかく茂原市の近くまで来たという事でレッドバロン茂原に行って相方用のキタコ製メーターバイザーとオイルクーラーを注文しました。
工具を手に入れて自分で相方に手を入れられるようになって以来、カスタムが楽しくてしょうがないです。

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