戸隠神社五社参拝(後編)
お久しぶりとなります。カイザーベルク穂高 松永です。
今回は前回に引き続き、戸隠神社五社のうち残り二社を参拝した模様を紹介します。
中社を後にして向ったのは、戸隠神社の本社となる奥社です。
祭神は天手力雄命(あめのたじからおのみこと)となり、お社自体は中社が一番大きいのですが、「本社(奥社)に参拝に行かずしてこのまま帰れない!」と思い、長い道のりを覚悟して参拝に向かいました。
奥社入口にある大鳥居。今までとは違い、入口からお社は見えません。
入口より約1km程歩くと、随神門が姿を現します。
数字で見ると大した距離に感じませんが、バイクではなく自分の足で歩くとなると意外に大変でした。
門を潜ると…これは凄い!
杉並木!しかも一本一本が立派なんです!
遠い昔に植樹されて出来た並木参道なのですが、これは圧巻でした。
途中までは常にキョロキョロと周りを観察しながら歩いていました。
しかし、杉並木を過ぎる頃には傾斜の付いた石段が現れ、そこからは軽い山登り感覚でした。
距離は大した事が無いのですが、多少足元が悪く不等感覚で石が並んでいる為運動不足の私には周りを観察する余裕もありませんでした。
そして、遂に奥社に到着!
頑張って山中を登って来たせいか、今まで見てきたお社の中でも一番神秘的な佇まいに見えました。
また奥社の左隣にある九頭龍社です。祭神は九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)です。
奥社に着く手前にお社はあるのですが、私はとにかく真っ先に奥社に向かった次第です。
参拝を無事終え帰路に着くのですが、距離感が付いたせいか、帰りは軽快に入口まで帰って来ることができました。
これで五社全ての参拝は終了。ご利益がある事を願いつつお蕎麦を食べに行こうと思った矢先、私の目に飛び込んできたのは「忍者からくり屋敷」の文字。
伊賀流・甲賀流は有名ですが、併設する建物として「戸隠流忍法資料館」もあるようで、早速入場してしまいました。
からくり屋敷は迷路のような感じで、大人でも意外と楽しめ、私が入場した時も大学生グループがワイワイと楽しみながら謎を考えていました。
併設する忍法資料館は、忍法について実演の写真や武具が展示されており、なかなか目にできない物だとおもいます。
そして、もう1つ「戸隠民族館」も併設されており、この日は戸隠を知り尽くしたかのような錯覚を覚えながら退場してきました。
さて、皆様もお気づきかもしれませんが、飛び込みで「からくり屋敷」等を散策しているうちに、時間は16時半を回っており、目的としていた「うずらや」さんのお蕎麦を食べる事が不可能となってしまいました。
お蕎麦を食べる事ができずに残念ではありましたが、歴史的な建造物・自然・知識と普段あまり触れる事の無い経験をする事ができ有意義な一日でした。
皆様も長野市方面へ向かわれる際は、ぜひ戸隠神社の参拝も計画に入れてみてはいかがでしょうか。