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カイザーベルク 穂高 BLOG

80年代のツーリング事情

皆さん、こんにちは。カイザーベルク穂高の竹内です。
穂高周辺では秋の気配!ライディングをするにも体に優しい風が感じられるようになりました。


今回のブログは80年代のツーリング事情を身近な経験からご紹介しようと思います。
スマホがない時代、ツーリング情報はバイク雑誌のツーレポからで、バイク屋さんの談話コーナーで一服しながらライダー間でやり取りされるのが普通でした。
「雑誌で紹介されてるここは良さそうだね!今度はここに行こうよ!」なんて会話から始まり常備されている地図をワイワイと広げて次回のツーリング先が絞られていきます。
ここからはマスツーリングを束ねるツーリングリーダーの発言の数々が当時の様子を語ってくれますのでご紹介していきます。

★「じゃ、今度下見に行ってくるわ」
初めてのツーリング先には事前の下見ツーリングなるものが存在していてリーダーとサブリーダーはよく出かけていました。昼食処やルートの吟味ですね。ミスコースなく美味しいものや雄大な景色や走りなどこの下見ツーリングで約束されていました。

★「竹内君たちは後ろね」
当時2サイクル小僧だった私たち若造はモクモク白煙を吐き、オイルを飛ばすものですから、ツーリングの列の後ろの方を走ることになるのがふつうでした。

★「無線で呼びかけてみるわ」
リーダーとサブリーダーのバイクには無線機が積んであり、小休憩中に「CQ CQ!こちらJxxxxx(コールサイン)、現在XX付近をツーリング中、近くに面白いところありますか?」などと発信するとその地域ののアマチュア無線家が答えてくれて役立つ情報を頂いていました。

★「ここに電話があるな」
携帯電話はおろかテレホンカードもなかった時代にリーダーは常に何十枚も十円玉と百円玉を公衆電話用にじゃらじゃらと持ち歩いていました。地方の峠の茶屋に置かれている公衆電話の存在を確認しておいて、いざ誰かがコケた!なんてことになったら一番近くの公衆電話に急行!家族やバイク店に連絡し、その後のピックアップの手配などする連絡のためでした。

★「竹内君、ガス満タンだよね?」
若気の至りで前夜興奮して眠れず集合場所に真っ赤な目をしてアタフタと駆けつける私たち2サイクル勢に必ず確認が入りました。パワーが出る分燃費が悪い2サイクルに合わせて給油ポイントを設定していました。

★「ここで小休憩、一服!!」
トイレ休憩の需要より当時は喫煙率が高かったのでそちらをメインに休憩タイミングを計っていました。喫煙所で話が盛り上がり二本目に火を付ける方が多く、出発が遅れがちになるものでした。

★「雨になっちゃったね」
雨でもツーリングは決行!カッパを着て走る!が当たり前でグリップよりも排水性重視のタイヤを装着したり、雨水がしみ込んでこないカッパの着方のノウハウ、シールドに曇り止め対策等の雨対策が出来ているライダーが尊敬されていました。

★「じゃ、来年はみんなでオフやるか!」
リーダーの一声で乗り換え、増車がバタバタと決まっていきます。そんなこんなで用品の買い替えや買い増しで、入ったばかりの給料を片手に月末にはバイク乗りでごった返す上野のバイク街に月一で足を運んでいました。リーダーはというとコソっと先行して車両やウエアーを手配、すでに河原で練習に明け暮れていたのは言うまでもありません。

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10代の頃の愛車RZ250Rです。最後は東名高速走行中に壊れました。

DSC_2344.JPG初代セローでコースを走る私です。この後数年どっぷりとオフ漬けとなります。いい経験をさせていただきました。 

今回もブログをご覧いただきありがとうございました。
次回をお楽しみに!

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